5月19日に、古河大使の
樋口真嗣(ひぐちしんじ)さんの講演を聴く機会がありました。樋口氏は2006年に大ヒットした映画「日本沈没」(出演:草なぎ剛、柴崎コウ、豊川悦司、大地真央、他)の監督さんです。ほかにも「ローレライ」(2005)や「隠し砦の三悪人THE LAST PRINCESS」(2008)などのメガホンをとっておられます。このほかにも、「ガメラ」(1995,1996)、「エヴァンゲリオン」(1995-2009)など、さまざまな映画、アニメ作品にもかかわっていらっしゃいます。
この日はまず、樋口監督の高校時代の自主制作映画「BLASTER BLUES」の上映がなされ、続いて「映画と私、そしてフィルムコミッション」をテーマにしたトークショー、そのあと懇親会もありました。監督はNHKの「トップランナー」という番組にも出演なさったぐらい日本の特撮を代表するスゴイかたなのに、まったく気取ったところがなく映画業界の裏話など、気さくにユーモアたっぷりにお話してくださいました。
さて、この「フィルムコミッション」というのは、映画やドラマのロケを行うことにつき、役所が便宜を図るという制度です。古河では2年ほど前に立ちあがりまして、何本かのドラマや短編映画が撮影されているのは、以前ご報告したとおりです。ただ、ここを舞台にした本格的な映画はまだなので、ぜひ、樋口監督に撮っていただきたいですね。監督も前向きに考えてくださっているようで、期待が膨らみます。
それから、個人的なお話ですが、じつは私、監督の出身高校の後輩なんですよ。といっても、これまで直接お話させていただいたことはなかったのですが、映画は学校の文化祭で拝見していました。ですから、こういうご縁で、この日は、恩師や旧友たちに久しぶりに会うことができました。そういう意味でも、たいへん感謝をしています。