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テーマ:選挙!(840)
カテゴリ:古河市の発展
古河市では今度の日曜日10月4日に市長選挙が行われます。そこで9月24日夜、古河市長選挙に伴う公開討論会があり、立候補予定者3人全員が出席されました。ローカルマニフェスト型ということで、それぞれがめざす政治について語られました。それもおのおの言いたいことを自由に主張するのではなく、主催者の用意したアンケートにあらかじめ回答する形でした。マニフェスト(アンケート結果)は来場者に配られましたが、大きな字でたいへん読みやすいものでした。
具体的には、現状認識と将来像、すぐに行う重要政策3つ、4年間で行いたい政策3つ、そのほかの政策3つというものでした。順番に3分間ずつ発表されました。また、即興で主催者側からの質問(教育関係)3つに○×で、会場の皆さんからの質問1つに自由に答えていただきました。会場からの質問は、財政の数字をどのように改善していくのか?というものが採用されました。でも、それに対しては、マニフェストに十分に書いてあったように思います。すなわち、Hさんは工場誘致によって、KさんとSさんは大型事業をとりやめることによって、健全財政を実現するのだとおっしゃっています。なぜ、わかっていることを重ねて訊く必要があるのか、少し疑問に感じました。 私は、より高い見地から、未来において古河をどのように発展させたいと考えているかを、尋ねていただきたかったです。なぜなら、これからは、国から地方交付金をもらって、国の意向に従って…みたいな形は減っていくからです。自分たちのまちは自分らで発展させていかないといけないような流れになっている。国政で政権交代がありましたが、この流れは全く変わっていません。というか、加速しそうです。 それなのに、この流れを受けた今回の市長選が、従来の延長線上にあるかのように、考えられてしまうとしたら、いかがなものかと思います。各候補者はどうやったら市が豊かになれるのか、何をしたら繁栄するのか、来るべき道州制の中でこの市はどんな役割を果たすべきか、どう新しい時代に対応していくか、などのお考えがあるでしょうから、その戦略を競う部分があってしかるべきだと思います。 有権者は、ともすると、自分の周りのことしか見えません。生活がよくなって当たり前、少しでも悪くなった点があるとすぐ不満をぶつけがちです。だからといって、現在の住民の言いなりになってしまうと、未来への布石が打ちづらくなることは明らかです。そして、人間は夢をもっていないと、ますます堕落してしまうものです。ですので、市民の目線は大事にしていただきたいのですが、それだけではなく、明るく輝く古河市像を掲げて、みんなを引っ張って行ける人なのかどうかを知りたかったのです。 とはいえ、全体としては、たいへんすばらしかったです。各候補者の思いがよく伝わり、投票に大いに役立つのではないでしょうか。1800人の会場がよく埋まり、聴衆のマナーもよかったですね。驚いたのは、手話通訳の人がいらしたことです。また、託児もしてもらえたようです。ローカルケーブルテレビでも放映されて、さらに多くの人が市の未来を決める判断材料にできたことでしょう。こんなに立派な討論会を開いてくれた古河青年会議所に拍手を贈りたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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