私が住んでいるところは、もともとの古河市部です。合併前の古河市は、現在の古河市の約6分の1の面積で、そこに全体の40%近い人が住んでいます。ですから、旧古河市は茨城県の中で最も人口密度が高い市町村でした。しかも、駅の周辺はさらに人口密集地帯ですので、この地域に住んでいると、家のまわりに農業の環境があまりない状況です。
ところが先日、古河サティに11月20日に新しくできた福家書店に行ってみたところ、
『あなたにもできる農業起業のしくみ』という本が置かれていました。ビジネス鞄の中に野菜がいっぱいの表紙…ハッとしました。農業を会社と同じように、「起業する・経営する」という発想が私の中に乏しかったのです。そう言われてみると、工夫次第で高収入が見込めるならおもしろそうですね。
現在、不況で、失業率が高く、派遣切りなどが騒がれているご時世ですが、ちゃんと見てみると、働こうと思えばチャンスがあるものです。本で言うよりは大変かもしれないですが、みんなにおいしい、うれしいなどと喜ばれるというのは最高です。誰かに命令された仕事をこなして当たり前でミスして叱られたり、気に入らないことをやるストレスを耐え忍ぶ毎日より、独立して一国一城の主になったら楽しいかもしれません。
古河の野菜は、かぼちゃがイチオシですが、それだけではありません。
なす、きゃべつが県内1位、レタス、とうもろこしが2位、白菜、ニンジンが3位なんだそうです。ほかにも、ありとあらゆる作物の畑をみることができます。右の写真は、最近、お客さまからいただいた「ひらたけ」をうどんの汁にしたものです。たいへん、おいしかったです。