テーマ:復興にむけて(5)
カテゴリ:できごと
火曜日から昨日にかけては、台風6号の影響で、各地で大雨が降りました。私は火曜日に用事のため9時ごろに古河駅に向かったのですが、激しい雷雨で水があふれ、駅前の道路が川のようになっており、まいりました。水曜日の雨も時折はげしく、テレビのニュースで見ましたが、7月の最高降雨量を更新した地域のひとつに、古河も入ってしまったようです。
昨日になって雨が止んだので、渡良瀬川の様子を見に行ったところ、やはり、ゴルフ場が冠水していました。グリーンがまるで島のようで、係員が小さなモーターボートに乗って調査をしており、それを、たくさんの作業員たちが待ちうけていました。詳しいことはわかりませんが、水を抜いたり、ごみを取り除いたり、いろいろ大変だと思いますが、いち早く出て頑張っている姿に感動を覚えました。 それにしても台風直撃は免れてよかった。今年は災害はもうたくさんだというのが正直な気持ちですよね。ただ、災害を怖れすぎてもいけないというのが、今回よくわかりました。昨日は、国会中継で、原発の上にナマズがのっかている絵を示した議員さんがいましたが、こういうことをされると、私たちはすごく不安になってしまいます。そうすると、うまくいっていたものに急ブレーキがかかってしまうのです。 菅総理も原発輸出見直しを示唆しましたが、そうすると今までかけた膨大な開発費は水の泡になります。日本の技術力も、信頼も、得られるお金もすべて失われてしまいます。日本の高い技術の原発が建設できなくなれば世界にとっても損失です。今回の事故を教訓にさらに安全性を高めるという道を選ぶこともできるのですが、菅さんはそういう道はとりたくないようですね。かなりネガティブだと思います。 ネガティブなのが全面的に悪いわけではないのですが、良いわけでもありません。復旧するというメインの目的がないがしろになるからです。このままでは復旧のための議論ができず、復旧のためのお金も稼げないどころか、次の世代にツケを残す無責任なことになってしまうでしょう。私たち一人ひとりも考える必要があると思います。 リスク管理で一番のリスクは怖れることではないでしょうか。私たちは不安や悲しみに暮れることがないようにしなければなりません。心配し、嘆いてしまうと動けなくなるからです。あきらめに逃げて、将来が築けなくなるのです。他人のプロパガンダに踊らされてしまい、最終的には世をはかなんでしまうことになる。とても恐ろしいことですね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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