テーマ:高校野球(3682)
カテゴリ:できごと
7月24日、古河出身の元プロ野球選手、仁志敏久(にしとしひさ)さんが、新著『わが心の木内野球』の刊行を記念して、イオン古河店内の福家書店で、サイン会を行いました。この本は、仁志さんの高校時代の野球部の監督、木内幸男(きうちゆきお)さんのことを書いたものです。
これまで、甲子園には20回出場し、40勝17敗、優勝3回・準優勝2回を誇る名監督。試合運びは老獪で「木内マジック」とも称され、試合後インタビューでの朴訥とした、茶目っ気あふれるうけこたえはたいへん有名ですが、実際、どのような指導をしているのか、とても興味をもって読ませていただきました。 常総学院は、私立の強豪校でありながら、いわゆる選手集めをしていないのだそうです。そんな中で、どうやって選手を育て、チームを作り、勝ち進んでいくのか。木内監督は大変頭のいい方らしい。野球のことは知り尽くしているし、試合後にスコアブックを再現できるほどだそうです。でも、理想は、自分が棋士のようになるのではなく、才能がある選手が、自分で考えて動くことのようです。 もちろん、未熟な選手が勝手な判断でチームを無視した行動をとることは許しませんが、かといって、監督の指示をおとなしく待っているような消極的な人間はダメだということでしょう。いい結果を残すには、一人ひとりが自主的に最高のプレイをしなければならないということですね。「ごじゃっぺ言うな」、「しみじみやれ」この2つの言葉が強烈に心に残りました。 木内監督は現在でも常総学院を率いていますが、今年80歳になり、今季限りで勇退をお決めになりました。チームは昨日も勝利をおさめ、ベスト4に進みました。あと2つで甲子園です。少しでも長く、指揮を執っていてほしいと願わずにはいられません。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[できごと] カテゴリの最新記事
|
|