テーマ:政治について(20212)
カテゴリ:できごと
きょう、民主党の小沢元代表が「離党」という決断をされました。理由は「国民との約束を守るため」ということです。しかし、であるならば、なぜ野田首相に建設的な提案をなさってこられなかったのでしょうか。長年の実績を持った立場にあるのですから、協力してマニフェストを修正していけば分裂は避けられたはずです。
「消費税反対」、「原発再稼動反対」というのは、心情的には理解できます。が、日本が将来にわたって現在のようなレベルを維持したいのならば、いまここできちんと考えなければならない問題です。民主党の特長は、民衆の声を政治に取り入れるという理念にあると思いますが、それゆえに、衆愚政治に陥りやすい弱点があるように思います。 政治をやるためには、敵の勢力よりも多くの票数を得なければならない。だから耳が痛い話はせず、甘い大風呂敷を広げて選挙で勝とうとする。そして勝った者が正しく、わが世の春を謳歌するという考え方になってしまっているのです。でも、国民の中には、真実を知りたい、誠実さを買いたい、個人やグループの利益にとらわれず社会全体を良くしてほしいという願いも少なからずあると思います。 古河出身の柳田議員(比例北関東)は、今回離党されずによかった。これからも責任をもって国の繁栄を真剣に考え、ビジョンをもって行動していただきたいと思います。ちなみに私はどこの党支持というわけではありません。ただ、地域がよくなるためには、国がよくならないといけないし、逆もそうなのです。仲間を助け合いつつも、自分の考えもしっかり持っておくことが必要だと思います。 私たちは、うかうかしていると、真実を知らぬままプロパガンダに乗せられて、国や地域の未来をだめにしてしまうかもしれません。自分自身恥ずかしながら、雰囲気で選んだり、体裁のいい公約にだまされてしまったことが何回もあります。それは素直に反省し、常にこれでいいのかと自問自答し、できるかぎりの緊張感をもって、日本や地域のあるべき姿を考えていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[できごと] カテゴリの最新記事
|
|