昨夜は、古河の名物祭り「提灯竿もみ」でしたが、私は行きませんでした。今までブログを開設してから毎年レポートを書いてきましたので、楽しみに見に来て下さった方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ありません。がんばって祭りを運営している方々や、参加して楽しんでいる人たちのお顔を見られないのは寂しかったですが、今はそれどころではないのです。祭りは毎年ありますが、文化センターの建設を考えるのは今しかありませんから。
ほかにも、まちのようすや歴史博物館の展示など書きたいネタはあります。でも、古河の行く末を決める重大なときに注意散漫になってはいけないと思いました。自分も、お役に立つ内容を書かなければならないし、市民のみなさんもよい判断ができるように気をそらされてはいけないし、全国の人たちにも今後の地方自治をどのように考えていくべきかを考える参考実例になるかも…。だから書いては消し、書いては消しやっていました。
前回、「文化センター建設への懸念」と題し、文化センター反対の最大の理由であろう「お金がかかるから嫌」ということをとりあげたのに「そのとおりだ!」とか「いくらぐらいならいい」などのご意見がなかったのは意外でした。また、不満や不安だけではダメだというかなり辛口の意見も書いたのに、それに関して何のご感想も反論のご意見もありません。これでは、いいのか、悪いのか、何も考えていないのか、さっぱりわかりません。以前文化センター反対コメントをガンガン書いてこられた方、双方向の意見交換ができないのはおかしくないでしょうか。
「白戸市長は住民投票をやらないから民主的ではない」と聞かされると、もっともだと思ってしまいがちですが、市民に十分な判断材料が示されていない段階でいきなり「文化センター建設に反対です。推進する市長はリコールしよう」と署名を集めるほうが民主的なんですかね? いろいろ都合や思いはあると思いますが、ニュートラルな視点から、きちんと市議会で話をして、疑問点をぶつけて、論点を尽くしてから、市民に伺うのが順番、スジだと思います。とにかく絶対反対、賛成という態度で市民みんなが納得のいく明るい未来につなげられますか?
自分を含め、多くの人には、すべてが見通せているわけではありません。たいてい、自分の得になるのか?ならないのか?という視点でしか見ることができないでしょう。将来のあり方を決めるためには、胸襟を開いてさまざまな意見を聞かなければならないし、お互いに相手の立場に立って物事を見ることも必要だと思います。できるだけ多くの人をプロセスから参加させてみんな理解し、本当に必要なのかどうかを判断していくようにしないと、意見の押し付け合いになってしまいます。ハッキリ言って子供のケンカですよ。