テーマ:都市計画・まちづくり(105)
カテゴリ:古河市の発展
記事にたくさんコメントをいただきまして、紹介されたサイトをいろいろ拝見したところ、菅谷さんは文化センターに反対ではないとのことでビックリしました。反対ではないなら、なぜ出馬するのでしょう? 「文化センターはいらない」と思っていた市民の方はそれでいいのですか? すっきりしません。問題の争点がだいぶズレてきている気がします。
ところで、文化センター問題は、建設候補地の土地は質がよくないとか、市長に不正があるのではないかという論点から語られることがあります。それも大切かもしれません。ただ、その前に考えなくてはいけないことがあるように思います。 それは、そもそも「文化センターはどうして必要なのか」ということです。なぜ必要か→どんなものが必要か・どう活用したいか→いつ必要か→どこに必要か→いくらのものが必要か→不正はないのか…と筋道を立てて検討していかないと混乱し、良い決定ができないのではないでしょうか。 私は、この問題は「子供をいい学校にやるかどうか」という問題に、かなり似ているのではないかと感じています。それは、子供の人生を左右する大きな問題です。みなさんの家庭ではいかがでしょうか? いろいろな考えをまとめてみました。 A.自分の楽しみや老後の金がなくなるからイヤだ B.今、家計がひっ迫しているからダメだ C.お金がなくても子供のために、行かせよう D.私立は高いから、安い公立に行ってもらおう E.その学校の内容を見てから決めよう F.進学ではなく、就職のほうがいい 反対運動の趣旨はAまたはBに見えましたので、それならば、きちんと話し合えばわかると思っていました。しっかり教育をすることで、子供は社会に通用する人材になり、自分も幸せになれます。また、いま決断しないと後では遅いということもありますよね。こう聞いても反対という人も中にはいるかもしれませんが… 次に、なにがなんでも、内容はどうあれ、無条件で文化センターが欲しいという人はCということになりますが、身の丈に合わない学校を選べば、本人も家族も後から大変になってしまいますので、それも問題があるかもしれません。 その次、Dのようにするのは「妥協」と言います。よく、違う意見を足して二で割るようなことをしてしまいがちですが、これは双方に不満を残します。一方は夢見ていたものが実現できなかったと感じるし、他方は不必要な負担を背負いこんだと感じるからです。お金はもちろん大切ですが、お金の問題としてだけ見るのはいかがなものでしょうか。 ですので、順当な方策はEだと思います。学校のたとえで言うなら、入学後の姿を思い描き、これなら希望が持てそうという道を、よく話し合って決めるということです。それをせずに、いきなり多数決を迫ってもよくわかりません。よく調べ、話し合いを重ねるべきです。 ちなみに、Fも考えられるかもしれません。子育てに関しては、進学・就職の二者択一ですが、古河市の場合には、もっとよい発展策があれば、文化センターは後回しにするというシナリオも検討の余地があるでしょう。もともと合併特例債は市が自立した自治体として発展の道を模索するための支度金ですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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