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塾講師ママ中学受験サポート国語-合格だけでいいんですか-

小学校の国語と中学受験の国語は全くの別物

■小学校で習う国語と中学受験の国語

改めて、私の中学受験における国語という科目についての捉え方、指導の仕方について、まとめてみようと思います。


中学受験における国語の問題は、一般的に小学校で学ぶ国語のように「いろんな解釈が許されて、子どもたちの自由な表現がすべて正解」というものとは全くの別物です。

入学試験として、明確な採点基準があり、得点化する試験問題として、そこにはルールが存在します。

例えば、物語文の記述問題であれば、小学校では正解のものが中学受験の入試では不十分な解答として減点されることも多いのです。


 問―線部「子ども達は走り出した」とありますが、その理由を答えなさい。
という質問があったとします。

 解答例1 先生に会えてうれしかったから。
 解答例2 ずっと探していた先生にやっと会えたから。
 解答例3 もうあきらめかけていたときに会えたのがとってもうれしかったから。


 
多くの生徒達が書く解答は、だいたい以上の3つのようなものです。
これらは、すべて「△」となる可能性大です。(学校によって微妙に採点基準が違います。)

目指す答えは、
解答例4 「ずっと探していた先生がなかなか見つからずにあきらめかけたときに、
やっと見つけて安心し、うれしかったから。」

生徒がこの解答例4を試験時間内に書けるようになるためには、文章の種類ごとのルールを理解し、問題のときに応用することが必要です。これは、算数における公式の理解と活用で得点が伸びるのと同じ理屈です。

物語の場合は、「登場人物の性格と関係 ・ 気持ちの変化と ・ その理由(=状況)」という公式を覚えてもらいます。
これを軸に、読み進め、ポイントをつかんで文章中に書き込みをしていきます。

この作業が、算数でいうと「筆算」にあたります。そして、それを使って答えを導き出していきます。国語を苦手とする生徒さんや、成績にムラのある生徒さんの多くは、つい主人公にだけ感情移入をしがちです。ですから、別の登場人物からの視点での設問に失敗します。また、記号選択問題の場合につい「自分だったら…」と自分の場合で答えを選びがちです。

主人公だけでなく、登場人物全員の気持ちの変化、

またその人の言動からその人の性格を読み取り、

その人のそのタイミングでの気持ちや行動を探ることがポイントとなります。



先程の解答例を公式にあてはめてみましょう。


解答例1は「その理由(=状況)」が不足しています。
 解答例2は「気持ちの変化」が足りません。
 解答例3は「先生に」が抜けており、だれに会えたのか「登場人物の関係」を説明していないことが減点対象となると考えられます。

公式を理解できると、自分の解答を「採点者の目」で読み返すことが可能になります
そこで不十分な要素を付け加え、正解に自分で近づける力がつき、テスト終了間際の見直しの時間でさらに得点を伸ばせます。
過去に指導してきた中で、「一度目に文章を読み終わったときには、だいたい出題される設問の予想ができて、それがあたっていることが増えてきた。」と言う生徒もいました。

自分が正解と信じて書いた答えのどこが不十分なのか、次に何に気をつけて解けば正解となるのか、
知らなかったルールを学び、正確に著者の主張を読み取る力と、相手に自分の考えを適切に伝えるための文章の組み立て方についての技術を育てていきます。中学受験突破だけでなく、将来的にも役立つ力に結び付けていきたいと考えています。


先日、卒業生が教室に顔を出してくれました。1期生のRくん。
大手塾模擬テストで2100人中550位のときに、個別指導を依頼されて教え子くんになりました。

彼は国語の個別指導で「公式」使った国語の解き方を4回いっしょに勉強して2100人中225位に。
そこからまた4回受講して2100人中15位になり、灘中学に合格しています。

現在、「国語は大丈夫~。得意なはずの数学がヤバイ」って言っていました。
がんばれ!

…2013.7.1更新

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