主体的学習のススメ□ 主体的に・・・。「ある国で、健康管理について食事・運動・室温など徹底された施設内で生活した人達と、特に管理しない人達とを比較して調査した。 40年かけての調査の結果は、研究者達を驚かせた。、 予想に反し、病気になる確率が低いのは、管理されていない方の人達だった。 管理されすぎると、人間は全てに受動的になり、自らで考えることをしなくなる。 そのような生活の中では、本来の力を弱らせるということがわかった。 自らの意志により行動するとき、人は本来の力を発揮する。」 過去に入試問題に出題されたことのある論説文にこのような内容のものがありました。 * これは、受験勉強にも言えることだと思います。 塾の合宿では、4科目の授業が一通り終わるごとに、1コマ、 「自由学習・質問タイム」という時間がありました。 4科目の授業は、細かく成績別に分けられた自分のクラスで受けますが、 この時間は、 「算数教室」「国語教室」「理科教室」「社会教室」というように 科目ごとの教室配置となります。 生徒は、各自必要だと思う科目の教室に参加できます。 この時間内に教室間を移動することも可能です。 各教室には、その担当教科の講師がずらっと並び、 生徒の質問に個別にわかるまで指導します。 学習している生徒達の学習のやり方を見てまわり、アドバイスをしたり、励ましたりもします。 最初の質問タイムには、友達と一緒に移動していた子達も、 何度目かには、一人で動くようになります。 習ったばかりの重点項目を、時間をおかずに復習する機会を持つことで、 定着するのにも役立ちますが、それ以上に 自分で参加する教科を選択する。質問する講師も選べる。 曖昧だった問題を講師に質問しに行き、解決させる。 「自分で」というのが、大きな効果をもたらすようです。 終了間近になると「あと1問やらせて~」「先生、これだけ、これだけ終わるまで待って!」「もうちょっと~」 なんて言葉まで飛び出します。 「どの科目をやってもいいよ。自分で選んで、自分に必要な科目をやりなさい。」 「え~っと、どれにしようかな~?算数苦手だから算数にしよ。 その後、時間があれば理科にも行こう。」 うれしそうにも見えます。おやつやテレビやゲームという選択肢がないのに・・・。 ご家庭で、勉強のスケジュールを組むとき、 子ども自身にスケジュールを立てさせるというのも一つ。 また、ある程度のスケジュールを組んであげて、 この時間には、何を勉強したらいいと思う?科目は?単元は? 何をしたらもっと賢くなれると思う? と本人に任せる部分を作るというのはどうでしょう。 管理しすぎない。 本人の意志がはたらいてやっている(ようにしむける)と学習が効果は高いというのは、 実体験からもうなずく方は多いと思います。 宿題を出すときに、 「○ページ~○ページ以上。」 「□ページまでと、自分で考えて弱点単元対策。」 という出し方をすることがありました。 (多ければいいってもんじゃないというのも、もちろん注意して。) 次に、私の予想以上にがんばってやってきた生徒は、すかさず褒めちぎります。 数回やっていくうちに、がんばってくる子が多かったです。 「させられている」という勉強や、宿題など決められたことオンリーでは 成績維持はできても、上昇はなかなか難しいものです。 最初は、ほんの少しでも、生徒本人で考えた学習を10分でも取り入れられるといいなと思います。 ※このブログを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。 1日1クリックカウントされます。 <(_ _)>今後の更新がんばります。→ →続きを読む。 →TOPに戻る。 |