「ここ教えて」って質問にきたとき□「この問題がわからない~」って言ってきたとき。主に算数のことが多いと思います。 「この問題、わからない~。教えて~。」(>_<) って、言ってきたとき、「どこがわからない?」と聞いても、 「ここ」と問題を指差すだけで、その問題のどこがわからないかを上手く 言える子はほとんどいません。 わからないから、「わからない」。当然と言えば当然。 どういう「わからないか」によって、アドバイスは変わってきますよね。 【1】○難問だったり、本人が初めて出会うタイプの問題の場合。 【2】○途中までいい感じに進んでいて、その傾向の問題のポイントのところでつまずいている場合。 【3】○なんだか難しそうだと問題をさらっと見ただけで、半ばあきらめている場合・問題文をきちんと理解していない場合 【4】○本人の力で十分正解できるレベルの問題であるのに、集中力が切れてたり、昨日までの学習を生かせてない場合。 質問に来て、その場でいっしょに問題文を確認して、本人の理解を確かめながらヒントを与えるのは、私の場合、上記の【1】であると判断できるときだけです。 以前にも述べましたが「教えすぎ」は、クセになるばかりか、考える時間を短縮してしまい本人の伸び方率を下げてしまうこともあります。 答えが出る・出ないは別にして、じーっと考えている時間、脳はいろいろと働いています。 学力アップには「考えている時間」はとても貴重な要素。 「どんな問題か、問題文見ないで言える?」と聞いてみます。 また、 「え?そう?この問題なら、○○(子供の名前)ならヒントなしで解けるよ~!ほんとにヒント、要る?」 と言うと、もう一度問題文を読み返して案外さらっと自力で解けることがあります。 本人の力でできるかどうかは、ちょっと判断できない場合には、 「もう一度、よーくよーく問題読んで、考えて今よりも少しでも進んでおいで。それからでないとヒントはあげられない。」 と突っ返すことも多いです。 特に、何の式も書いてなかったり考えた後が見られないときはそう。 【2】の場合、「これはとてもいい質問!」と質問に来たことを誉めます。 そして、つぎの一歩を説明するのではなくて、 子供に問題文をどう理解して、途中までどう考えたか道筋を説明させます。 声に出して人に説明することで、 「あ!・・・ということは!・・・先生、わかりました。すみません~。」 と、ヒントをもらう前に自分で気がついて、席にもどること多いですよ。 たとえて言えば、迷子になっている子に、次の角を曲がるのよと説明するのもいいですが、 次にも迷わないようにするためには、自分で今いるところまで来た道筋を説明させる。 今地図上でどこにいるかを教えてあげるという方法をとるようにしています。 そうして、次のポイントを自分で気がつくようにもっていくことができるというのが理想です。 つまり、「わからない」と言った次の部分を説明する前に、本人が「わかっている」ところまでを再確認してあげること。 そうすると、自然に次の道が浮かび上がってくることも多いんです。 その問題を解くのに必要なポイントを利用して解いた前のページの問題を見せて、「これどんなふうに解いたか思い出したら、これも解けるよ。」 というのも有効です。 もちろんどうしても無理ってときには、問題文をいっしょに読んで、一つひとつポイントを整理しながら、図を描いたりしながら解いていくことも必要です。 でも、それは最後までとっておいてくださいね。 そこまでは必要ないんじゃないかな?とお子さんの力を期待して、何度か突っ返すこともプラスにはたらきます。 そうそう簡単には教えてくれないと初めからわかっていれば、少しずつ深く考える習慣へとつながっていくこともありますしね。 (ただし、これももちろん残された時間との兼ね合いもあります。時期によっては即座にヒント!解法を少しでも覚えこめ!ってこともあります。) たぶん、もう一度質問に来ることになるな・・・と思って突っ返したのに、 「先生、さっきの答えこれでいいですか?」と自力で解けちゃって持ってきたときには、 「おぉ!解きおったか~!!」とうれしくなっちゃいます。 「ね?自分で解けたでしょ?その方が意味あるでしょ?がんばったね。 今、力ついた瞬間やね!」 本人が根気よく問題に取り組み、正解までたどり着けたときは、 本人の中の「わかった喜び・考える楽しさ」を もうちょいふくらませてあげましょう。 いっしょに喜んであげる。それだけでOKです。 「じゃ、これは?」 調子に乗ってくれている間にもう一問挑戦してくれるとなおよし。笑 ※このブログを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。 1日1クリックカウントされます。 <(_ _)>今後の更新がんばります。→ →続きを読む。 →TOPに戻る。 |