エコへの意識■エコへの意識昨日、テレビを見ていて、考えさせられました。 韓国とフィンランドのエコへの意識の高さをとりあげていたVTR。 まず、韓国のソウル。 高速道路など車中心の街づくりの結果、地下においやられた川はぶくぶくと泡を立て悪臭を放つ。 それを改善するために、とられた方法は・・・高速道路の撤去と川の環境整備。 京都の加茂川・・・それよりももっと川を主役にして緑の多い空間と言えばイメージできるでしょうか。それが首都の真ん中に! 日本では決して選択されない方法だと思います。 高速道路という便利なものに慣れた生活をしていて、また発展のシンボルのような位置づけもされて、膨大な資金も使われて建設されたものを、『撤去』。 また、フィンランドの1家族が1週間に出すゴミの量は、日本人1人の約10分の1。 小学生のうちから徹底したゴミの分別の教育。 正しい分別で出されたゴミは、「出された」というよりも「提出された」印象でした。 95パーセントが、リサイクルへと活用されるそうです。 毎日の生ゴミも、専用のとうもろこしの繊維でできた袋(一見はビニールと変わらず。密封できるし、においも漏れない。)に入れて、町中にある収集ボックスに24時間いつでも入れられるシステムが国全体にできているそうです。 買い物をする際、包装のより少ないものを選択するというのに加え、 原産地のより近いものを選択して購入するという姿勢には驚きました。 原産地のより近いものは、その分、移送にかかるエネルギーが少なくて済むから。 そこまで考えて、買い物して疲れそうという感想を述べているタレントもいましたが、 小さい頃から地球レベルでものを考える習慣のついている人にとって自然なことであるそうです。 また、これは昨日のテレビの内容ではないのですが、ドイツでは、フロンガスがオゾン層破壊の原因だと発表された翌年には、国中のフロンガス使用の冷蔵庫を撤去し、税金でフロンガス不使用の冷蔵庫に交換したという記事を読んだこともあります。 日本は、メーカー側がフロンガスを使った製品を作ることは禁止されましたが、 各家庭が買い替え時に徐々にフロンガス不使用冷蔵庫に変わっていくのを『待つ』という程度です。買い換えていない家庭では、今でもフロンガス使用中です。 レジ袋を断ることすら少数派のこの国のエコ意識は低すぎると思います。 確かに文字を書けない人はこの国はほとんどいない。 就学率もかなり高い。世界的に見れば「かしこい」人が多いはずです。 就学率が高い分、勉強できない環境にいる人たちの分も学んで、世界レベルの視野で物事を考えていかなくちゃいけないんじゃないだろうか。 終戦当時に子どもだった人達は、この国をなんとか復活させようと必死にがんばって、 これだけ豊かな国を作り上げてきてくれたのだと思います。 そうして作り上げてくれた豊かさの中で生活する一方、環境破壊に対する課題も受け止め、 私達は、最大限解けるところまで解決の式を解いた状態で、 次の世代にその課題を受け継ぐ必要があると思います。 今の子ども達が親の世代になる頃、環境についての課題はさらに切迫したものになっているはず。 今の教育で、今程度の環境への意識で、私達の子ども達は、世界の中での地位を認めてもらえるんだろうか。 戦後から急速に発展したことで、現在ある程度日本という国は認められていると思うのですが、 これからの時代世界で認められていくのは、世界の自然環境や、世界全体レベルでの平和を考えていけるということが大切ではないか・・・と思うのですが。 小学生の英語授業必須の流れもありますが、(それも賛否両論ありますが、) そこで英会話の力を身につけたとして、 私達の子ども達が世界中の人から聞かされる言葉が 日本への非難の雨・・・ということにはならないのか、なんて考えたのでした。 エコの国となるか、エゴの国となるか。 それも、教育のさじかげんしだいじゃないのかな。 → ※このブログを応援してくださる方は、足跡代わりにぜひこちらをクリックしてくださいますようお願いします! 今後の更新がんばりますのでぜひお願いします! →次の記事を読む。 →TOP(FREE PAGE 記事一覧)にもどる。 |