~呪いをかけるか、魔法をかけるか■授業前のちょっとお話シリーズ~自分に呪いをかけるか、魔法をかけるか みんな、超能力って知ってる? 人間の中には、なんかすごーい魔法みたいな力を持つ人がいるって テレビで見たことあるでしょ? 遠くの物が見えるとか、 箱の中身を当てるとか、 人の未来がわかるとか・・・。 歴史の中でも、卑弥呼とかそういう力で政治したらしいし、 占い師とか、霊が見えるとかいう人もいるし。 みんながみんな真実かどうかはわからないけどね。 実は、子どものときってみんなほんの少しだけだけど そういう力を持っているんやってさ。 人間は、強く念じると自分の中のエネルギーを強めることができるんだって。 どうしたらいいかって、心の中で何度も何度も言葉にするといいらしい。 できれば、心の中だけじゃなくて、声に出して耳からもその言葉を入れるともっといいらしいよ。 超能力というよりも「自己暗示」と言う方が正確なんだけど、 言葉の力は昔から「言霊(ことだま)」と言って、 大きなエネルギーがあるって言うし。 実はさ、君らが自分の苦手科目はこれって言うときも 逆に悪い意味で自己暗示にかけてる可能性が高い。 本気でその科目を何時間も何時間も勉強してもどうしても覚えられないって いうのではなくて、 なんとな~く好きじゃない。 なんとな~く他の科目よりテストの結果が悪かった。 ってだけで「苦手」って決めつけてきたのとちがうかな? 宿題しながら「あー、わからん。」「あー、キライや。」と連発して 自分にそういう自己暗示、ある意味呪いをかけてきたわけ。 苦手科目の勉強のときに、いちばん「わからん」「できひん」と思って 心の中でそういう悪い言葉を自分に向かって言い続けてきた人は 自分で自分に、「苦手科目だー!!」と呪いをかけてきたということ。 今日から、自分のかけてきた呪いを解きましょう。 わからない問題に出会っても、「お!手ごたえがある!」とか 「わからない・・・から、わかるようになりたーい!!」と思おう。 「できひ~ん・・・のは、いやだから、できるようになりたーい!!」 と、できるだけ前向きの言葉を使うようにしていこう。 先生に質問に来るときも、 「先生、この問題わからないです。」と言うんじゃなくて 「先生、この問題を解けるようになりたいんです。」と言おうよ。 その方が、「合格物語」の主人公にふさわしいでしょ。 できなくても、わからなくても、それは現在の瞬間の自分。 そこから1時間しっかりくらいついてがんばれば、 2時間後の自分はできるようになる。 明日の自分ができるようになれば、入試で解ける。 できひ~ん。わから~ん。 で放置しておいて、勝手に解けるようになる日が来ると思うか? 絶対来ないよね。 できないまま入試が来たら・・・?後悔する前に、できることやっていこう。 先生もできるだけ君らの呪いを解けるよう いい授業をして、いい魔法をかけられるようにがんばる。 でも、そういう力が強いのは子どもの間らしいし、 入試に挑むのは君ら自身。 まず、できること、一生懸命やっていきましょう。 さ、今からの授業、「絶対に覚えて帰ろう!」「しっかり集中して聞こう!」とちゃんと心の中で言葉にしてね。 2時間後の自分は、今この瞬間の自分よりも賢くなってる。 必ずそうだと言い切れる時間にしましょう。 はい、じゃ、テキスト開いて。 → ※このブログを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。 1日1クリックカウントされます。今後の更新がんばります。 →次の記事を読む。 →TOP(記事一覧)に戻る。 |