カテゴリ:考え事
前回の万引きの件は、たくさんのアクセス、コメントいただきました。 わが子に大きな影響を与える可能性の高い部分で こんなことが見え隠れしていると思うと、本当に怖いですね。 「友達」「クラスメート」は、どの子にとっても大きな存在ですし、 選ぶこともできませんし。 以前小学校の先生をしていた先輩と話をしていて、 「子どもは、物事の善悪のレベルを周りの反応で覚えていくものだ」 ということを聞きました。 なるほどそうですね。 特に初めて経験することは、それがどのぐらいのいいこと・悪いことか 大人の反応で初めて知ることが多いですよね。 模擬テストの結果なども、本人はあまりよくわからずに 講師や親が喜んでいるから、これはなかなかいいものなんだなとか、 がっかりしているようだから、あまりよくないんだなとか思うものですし。 「悪いこと」だとなんとなく頭でわかっていても、 それが友達の陰口を言うぐらいの悪いことなのか、 約束をやむなく破ってしまうぐらいの悪いことなのか、 犯罪となる悪いことなのか、 感覚や実感として理解することは、まだ難しいのかもしれません。 そうだとしたら、万引きをしてしまった子には 今までの日常では考えられないレベルで叱りつけてあげる必要があると思いますし、 あるいは普段は決してしていなくてもこの場合は、手を出して怒鳴るとかも必要なんだろうし 普段はあまり口出ししないご家庭でも、父親に登場してもらうなど、 「これは尋常なことではないんだ」と心からわかってもらわないと。 万引きをした友達の話を、もしも普通の話題のように話していれば、 それも、さらりと流すだけじゃなく、 真剣にまじめに話す必要が出てくるのだと思います。 ですが、子どもの友達を非難することって親からすれば、いちばんしたくないことですよね。 行動を否定するつもりでも、仲良しのことを悪く言われることに嫌悪感を抱く子も いますし、・・・とても難しい問題ですね。 教材の中にこんな詩がありました。関西の小学3年生の作品です。 お子さんと話をするきっかけになってくれるかもしれません。 *************************************** せんせい おこらんとって せんせい おこらんとってね わたし ものすごくわるいことした わたし おみせやさんの チューインガムとってん 一年生の子とふたりで チューインガムとってしもてん すぐ みつかってしもた きっと だれかが おばさんにしらせたんや からだが おもちゃみたいに カタカタふるえるねん わたしが一年生の子に 「とり」いうてん 一年生の子が 「あんたもとり」いうたけど わたしはみつかったらいややから 「いやや」いうた 一年生の子がとった でも わたしがわるい その子の百ばいも千ばいもわるい わるい わるい わるい わたしがわるい おかあちゃんに わからへんとおもっとったのに やっぱり すぐ わかってしもた あんなこわいおかあちゃんのかお見たことない あんなかなしそうなおかあちゃんのかお見たことない しぬくらいたたかれて こんな子 うちの子ちがう 出ていき おかあちゃんはなきながら そないいうねん わたし ひとりで出ていってん いつでもいくこうえんにいったら よその国へいったみたいな気がしたよ せんせい どこかへ いってしまお とおもた でも なんぼあるいても どこへもいくとこあらへん なんぼかんがえても あしばっかりふるえて なんにもかんがえられへん おそうに うちへかえって さかなみたいにあやまってん けど おかあちゃんは わたしのかお見て ないてばかりいる わたしは どうして あんなわるいことしたんやろ もう二日もたっているのに おかあちゃんは まだ さみしそうにないている せんせい どないしょう **************************************** → ※このブログを応援してくださる方は、足跡代わりにぜひこちらをクリックしてくださいますようお願いします! 今後の更新がんばりますのでぜひお願いします! →TOP(FREE PAGE 記事一覧)にもどる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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