カテゴリ:中学受験・サポート
塾に通っていると、子ども同士でもそうですし、保護者の方の間でも、
各教科の講師についての評価が話題になることもあると思います。 いい講師とはどういうものか・・・。 答えはいろいろあると思いますが、中学受験生を担当する限り、 「合格に近づける=成績を上げる講師であること」がやはり優先順位では高いと思います。 成績を上げようと思うと、「やる気を引き出す講師」でなければなりません。 ですが、その方法は様々です。 講師のキャラクターというものもあります。 大きな声で怒鳴りつける。それもまぁ一つ。そればっかりじゃ薄っぺらいですけどね。 それで緊張感を持って次の問題を効率よく吸収できたのなら、にこにこと生徒の気の緩みを 黙認して、ずるずると成績が下がっていくのにも危機感を持たず、最終的に『生徒のせい』にするようなあまっちょろい気分でいる講師よりもずっとましです。 私は、どの生徒にも「こわい・厳しい」と言われましたが、そんなスタイルの授業を ずーっとしていたわけではありません。 別の教室のあるクラスでは、それはそれはニコニコと授業をし、 お説教も、インパクトのあるきつめの言葉は一切使わずに、穏やかに時間をかけて じっくりと話をして聞かせる方法をとっていました。 何かちがうかと言うと、チームを組んでいる講師の顔ぶれです。 責任者をしていた教室では、私が教室の緊張感を作り出す必要があります。 全教科を把握し、保護者の方の希望も課題も直接聞いていますし、 全学年を担当していますから、最長で5年間つきあっている子ども達ですから、 どのぐらいまで要求できるのか、どういう言葉で笑顔になるとか、 だいたいは理解していたつもりです。 おしゃれな女の子だったら、おニューのスカートを誉めるなんてこともありましたし、 スポーツをやっている男の子の試合の結果について話をふったりとか、 勉強に関係のない部分からも子どもとの距離を縮めるコミュニケーションははかれます。 ですが、別の校となると、そこまで長時間その教室の生徒と接することができていませんから、 判断材料は授業時間内のみとなります。 他教科の成績もおおまかには模擬テストの結果などで把握できても、 先週の確認テストレベルまでは無理があります。 そして、その教室の責任者が、その教室では厳格な基準を持っているべきですから、 私はサポートにまわります。 厳しく叱られている声が聞こえてきたようであれば、 次の私の授業では、その講師がそこまで大きな声を出した意味や意図を わかりやすい言葉で語りかけます。 今、君達が変われば大きなチャンスがやってくると思うから、どうしても今、変わらなきゃいけないから、あれだけ真剣にしかってくれたんだよ。 という話をするのです。 私が、ここでも自分の教室でやっているような「オニモード」で授業を展開すれば、 子ども達は追い詰められてしまいますよね。 私が担当校でカリスマ的な位置にいられたのは、他教科の講師のアシストがすばらしいものだったからです。 この『チーム』ということがうまくいっていないと、 生徒の学習教科に偏りが生じます。 私の場合、私が厳しいだけでは、国語の成績しか上げられません。 それが全教科アップにもつながっていったのは、やはりチームの力です。 厳しい講師の後のフォローが上手であったり、根気よく生徒を見続けて、冷静に分析できる講師は目立たないため、保護者の方からは「頼りない・やさしすぎる」との厳しい評価を受けることもあります。 講師のチームワークって、本当に大切なんだなと最近よくそんな話になります。 みなさんのお家のお父さんとお母さんのチームワークはどうですか? → ※久々の更新、夏バテ気味に活を入れていきます!ぜひこちらをクリックしてくださいますようお願いします! 今後の更新がんばりますのでぜひお願いします。* →TOP(FREE PAGE 記事一覧)にもどる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月23日 19時08分05秒
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