テーマ:塾の先生のページ(7916)
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昨日は中2の国語の授業でした。 習ったという単元がちーっともポイントを抑えられていないようなので、 1つ1つ、それはもう「全員学校に通っていない子」というぐらいの気持ちで、 解説しました。 「そういうことなんかぁ。」「深いな!先生、深いなぁ!」といい反応を示してくれるので楽しく授業しました。 文法も含まれていたので、 「学校の先生と説明のしかたがちがうと混乱するかな? どんなふうに習った?」 とたずねたところ・・・ 返事に絶句しました。 文章のところは、朗読CDを流す。 先生はその間、後ろの壁にもたれて携帯電話をいじっている。 聞き終わったら数人に感想を聞く。 設問のプリント(業者作成のカラーのものです)を配布して、 友達と相談しあって完成させたらその単元終了。 ・・・結局のところ、国語が得意な子の解答を他の生徒が写す。 生徒がプリントを埋めている間、先生は携帯電話をいじっている。 先生による解説はなし。 漢字についても宿題が出たことはない。 文法は、プリント配布。先生が前に書いた解答をひたすら写す。 「覚えるしかないから覚えてなー。」と。 だからと言って、問題が宿題に出ることはない。 とのことでした・・・。 いくらなんでもひどすぎませんか? 私の友人にも公立中学の教師は複数いますし、その仕事量を聞けば、 本当に大変なお仕事ですから、尊敬もしています。 しかし、こういう教師が混ざっていることも事実。 生徒も、「あの先生も1年の頃はけっこうがんばってたけどなー。 注意しても聞かへんヤツ多くて、やる気なくしたんやろなー。 先生って、がんばってもがんばらんでも給料いっしょなんやろ?」 と同情気味。 ・・・。 公立中学に通う生徒への塾の授業は、 ○学校の内容では物足りない生徒に入試を意識したハイレベルな問題に慣れさせて、 実力に磨きをかける。 ○学校の内容についていけない生徒に、別の説明のしかたで理解を深めて、練習量を確保し 知識を定着させる。 というのが目的だと思っておりました。 しかし、学校の授業の全くそのレベルをやらなきゃいけないのはどうしてなんだろう。 義務教育でしょう。 そのレベル・その内容は、国が責任持って生徒に伝えきらないと。 せめて、伝えようというする姿勢は見せて欲しいと思います。 なんだか、がっかりしてしまいました。 そりゃ、こんな状況では多少経済的にはぎりぎりでも私立へと思う家庭が増えるのは当然だなぁと。 地域による公立教育の充実度はさらに広がっているということでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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