テーマ:小学生ママの日記(28742)
カテゴリ:作文・文章能力・表現力
【読書感想文 苦手な人でも書けるコツ】小学生の夏休みの宿題、読書感想文に困ったら…
■コツ1■インタビューシートを作成してからそれを見ながら書いていくと、比較的進めていきやすくなりますよ。保護者の方が、↓下の質問を参考に、アンケートのような紙を一枚作成してあげてください。 ■コツ2■途中からは本のことではなく、自分の話にしちゃうと、内容も個性的になりますし、字数も多く書けますよ。 物語を読んでいて、自分もこういう気持ち感じたことあるなーとか、物語の主人公のこの行動力、見習いたいな―そういえばこの間さーというような感じで、物語をきっかけに自分の話をしていきます。まとめのときにもう一度物語の話と自分の話とリンクさせるとかっこいいまとめになります。 コツ1のインタビューシートというのは、たくさんの質問に答えを書き込んでいく、 アンケートのようなものですが、とっかかりになり、またたくさん言葉が浮かんだところを中心の段落にすることができます。 答えを書き込めたものを順番に写してもいいですが、つながりを見つけて、順序を自分なりに変更すると、段落構成や文章全体もまとまりのある作品に仕上がりやすくなります。 【質問例】 ・この本のタイトルや表紙からどんな印象を受けた?どんなお話を想像した? ・どんなお話だったか短く教えて。 ・どんな気持ちになるか、自分の言葉で説明してみて? ・特に自分の心にぐっときたのはどの場面? ・物語の前半と後半で何か変化したかな。変化した理由・きっかけは何かな。 ・主人公にとって大切な人、影響を与えた人はだれかな。 ・どうしてそういうつながりができたのかな。理由を考えて説明しよう。 ・一番印象に残ったシーンを説明してみてね。 どんな気持ちになった?どんな声をかけたくなった? ・共感したところはあった?あったら詳しく教えてね。思い出した自分の体験はある? ・疑問に思ったところはあった?あったらくわしく教えてね。 ・登場人物の中で、自分の身近に似ている人がいた?どんなところがだれに似ている? ・気に入ったセリフや、すごく伝わる表現だなぁと思った文はあった? どんなイメージがふくらんだかな。 ・この物語を通して、作者は何を伝えたかったのかな。 ・そのメッセージをいかして、自分の生活にいかそうとしたらどんなこと? ・見習いたいなと思ったところ、それを見習ったら自分はどう変わる? ・物語の続きを想像して書いてみよう。 ・登場人物に手紙を書くとしたら、どんなことを伝えたい? ・この本は、どんな人、どんなときに読んでもらいたい? 思いついたのだけでもかまいません。 最初は文章にしなくて、メモ程度でも十分です。 そして、そのメモを見つめて、文にします。 文にするとき、できるだけ詳しく書くのがポイントです。 「いいと思った」→「いいってどんなふうに?」 →「やさしいなって思った」→「やさしいってどんなふうに?」 →「小さい子の気持ちを考えて、そのときにぴったりな言葉をかけてあげていてやさしいと思った。」 →「ぴったりな言葉ってどんなふうに?」 →「迷子になった子にいっしょにママをさがそうねって言っていたところ。」 こんな感じで、言葉を広げていくようにメモを作っていきます。 詳しく、詳しく、具体的に言葉を加えていくことで文章にしていきます。 「主人公の○○が、迷子になって泣いている小さい子に声をかける場面がありました。いっしょにママをさがそうねって声をかけていて、やさしいなって思いました。」 「私も、学校でこんなことがありました。…」と自分の重なる経験の話を書く。 この場合、「やさしい」と思ったことを広げて、自分がやさしくされた側の体験も書くと、 もう1つ段落が増えますね。 たとえ話や例や比喩を入れるのも文章がいきいきするコツです。 ■コツ3 読み返して説明を加えていく。手直ししていく。(推敲) 自分の想いをだだだだーっと思いつくまま書いていくと、「です・ます」調と「だ・である」 調とがまざってしまうことが多いです。 どちらかに統一するだけで、まとまりがでます。 「思いました」はできるだけ使わない。以前の記事でも書きましたが、「気づきました」「感じました」「考えました」「安心しました」など他の言葉に置き換えるか、削除しちゃってください。 1文が4行にわたったら、それは長すぎです。 だいたい3行までに1文が終わるように書きましょう。 ■どうしても字数が埋まらないときは、タイトルやテーマのキーワードから連想した自分の話をどんどん盛り上げましょう。いい例と、悪い例を出すとおもしろい段落になりますよ。 「探偵」「冒険」→「もし、ぼくが探偵だったら…」「僕の理想の冒険は…」 「友達」→「クラス替えのとき、いつもドキドキする。友達ができるかな、どの人と仲良くなれるかな、緊張する。私が友達になりたいと思ったら、できるだけ元気にあいさつをすることにしている。ちゃんと相手の目を見る。…」「友達になりたい人に絶対やってはいけないことは、3つあります。1つ目は…」 ■それでもどうしても書けない…っていう人は、本を変更しましょう。 書きにくい本ってあります。読みやすいし、書きやすいっていう本に気持ちを切り替えちゃいましょう。 映画になったものやベストセラーと言われる作品は、娯楽色が強くて、感想文に不向きなものがけっこうありますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月01日 22時28分57秒
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