2013/09/04(水)02:20
5年生 中だるみ防止に
夏休みも終わりました。
学校で秋に運動会や文化祭があるところだと、これからしばらく大変ですね…。
私も、気持ち宿題を少なめにしています。「正解・不正解はどっちでもいい、解答欄に字を書いてとにかく課題を終わらせたい」となると、特に国語は意味ないですから。意味ないどころか不正解への道を広げて変な癖ついてしまったら大変だ。
志望校決定をそろそろ…と言われる6年生は、さすがにある程度の真剣な気持ちで学習できると思うのですが、問題は5年生ですね。
中だるみしやすい時期です。反抗期始まる子も多いですしね。
国語は、比較的早い段階で入試問題に挑戦できますよね。
一度、過去の入試問題をコピーして挑戦させてみませんか。
志望校じゃないですけども、「○○中学入試問題」ってなると、練習試合みたいでワクワクしますよ。
志望校だと点数とれなくて落ち込んで余計に意欲ダウンするかもしれないので、
ちょっとそれはやめておいた方が無難でしょうね。
私は関西在住なので、関西の中学入試問題を思い浮かべてここから書きますので、お住まいの地域とちがったらすみません。
オススメなのは、男子校の国語の問題。
女子中は、国語の問題の難易度がけっこう高いことが多いです。大谷中学の入試問題とか、難関男子中学の入試問題以上に難しいです。(コースによりますが合格基準点もそれなりに低めではあるのですけどね)
今回は目的が「5年生の中だるみへの刺激」ですので、難しいものより、
「集中して習ったこと意識すれば、ある程度解けるやん!」という手応えを感じて欲しいですね。
基本に忠実で、解きやすいものだと、浪速中学・上宮中学・上宮太子中学でしょうか。
練習なので古いのでいいですから、塾や図書館で赤本など借りてコピーさせてもらうとか。
塾のサイトなどで、過去の入試問題がダウンロードできるところもあるようですので、そういうのを利用されたり、もしくは5年生用に編集された問題集を使うのもいいですね。
小5の時点である程度取り組めるだろう入試問題を単元別に集めた問題集も出版されています。
「小5の復習 近畿の中学入試問題 国語」
「小5の復習 近畿の中学入試問題 算数」
塾のテキストも、元は入試問題を集めてきて、その中から5年生用に編集されているので、毎日の勉強も実は十分入試問題演習ではあるのですけどね。子どもたちは、ちょっとした変化を楽しんで、意欲につながることが多いですので、解答用紙とか、時間を計るとかいう演出があった方が真剣に取り組んではくれますよね。
一度目は、時間を規定通りに守って。
それで採点した後、今度は時間無制限で自力で何点アップできるか挑戦します。
だいたいあと20分程延長してあげると、得点が15~30点アップするという生徒さんが多いです。
最初に取れた点数も、この時点ではなかなかいい点だよ、塾で勉強を頑張ってきた人でないと、この時点でなかなかとれないものだよ。頑張ったね、とまずは褒めること。
そして、その延長タイムにとれた得点も含めた点数が「本来の実力だ」と言ってあげてください。アドバイスや解説なしに、粘ったら正解できた問題がこれだけあるということ。
それを時間内に解けるようにすることが、日々の問題練習の意味であるということ。
毎日の学習をこれからも積み重ねていくことで、もっと難易度の高い問題でも高得点が取れるようになっていくと期待できるんだよということ。
この声かけがポイントです。テストはやりっぱなしでは意味がありません。
○今までの頑張りは、確かに意味のあるものであるという成果の実感。
○今後の目標をクリアしていく自分のイメージ。
○集中して取り組むこと、粘り強く取り組むことが大切。出し切れていない自分の実力がまだある。
○クリアしていくための具体的なこれからの頑張りをできれば自分で考えさせる。
という意欲の部分をくすぐっていくことも、大切なサポートですね。
ここ数日、急にアクセスが多くなったのですが、「読書感想文」で検索された方が多かったのかなぁ…?始業式に間に合ったかな。