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塾講師ママ中学受験サポート国語-合格だけでいいんですか-

2014年11月14日
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カテゴリ:国語
国語が壊滅的に苦手。

そういう生徒さんが、その後劇的に成績を上げた。
私の教え子達の中にも、偏差値29から62まで上がったというお子さんもいます。

偏差値29をとってしまったときから、62がとれた模擬テストまでは約半年。
数字上では半年で偏差値33上がったことになりますが、
それまでの取組が、ようやく模擬テストの結果として表面化したのがこの62の模擬テストであって、
「半年間の学習」でこれだけ上がったというわけではありません。

国語の学習は、じわりじわりと積み重ねていくものでその効果はぱっと見で分かるほどになるまでにはかなり時間がかかります。
降り積もる雪みたいな感じです。


苦手意識があるまま、文章を読んでも「文字を眺めている」「解答になりそうな箇所を探す」のであって、
「読み込む」ということがなかなかできません。

その苦手意識をどう取り除くかですが、まずは漢字や語句の問題に得意な単元を作りましょう。
こつこつやれば、必ず得意単元は作れます。
・ことわざ
・慣用句
・四字熟語
・文法
・漢字
・同意語
・反意語
・外来語と日本語訳
・故事成語
・少し大人っぽい言い回し


宿題のやり方も、苦手意識を持ったままだと「解答欄を汚す」だけに終わりがちです。
正解をはじめっからねらわないような宿題ならしない方がマシです。
「国語全般がキライ」であるのを「国語は苦手だけど、この単元は自信がある」という認識にスライドさせていくだけでも、授業の受け方が変わります。

文章題は、一題一題、丁寧な解説があるのが理想です。
文章との正しいつきあい方をしみこませていく必要がありますから。
以前から繰り返していますが、国語の力をつける方法としては、答え合わせ自体にはあまり効果はありません。
力の確認ではあります。実力アップさせる「てこ」の役割はありません。

私は文章に印や線を引かせるやり方で、生徒達がどの部分を重要に感じたのかという跡を残して課題をするように指導しています。ですから、例えば論説文だと、一段落にチェックした箇所を確認し、それが私のものと一致している場合その点について誉めます。
「大事だ」と感じてはいても、チェックをつけずにいた場合、読み返すのに時間がかかったり絶妙な選択肢にひっかかったります。
「大事だ」と感じて、その箇所にチェックを入れることは、算数の式が立てられるのと同じぐらい正解を出すのに有効な方法です。
どこに線を引くべきだったか。この文はどのようなニュアンスがこめられているのか。筆者の主張はどこにあるか。
ということのつかみ方を演習を重ねていくことが大切です。

記述問題はハードルが高いですし、選択肢の問題は非常に巧みに作られていていつもひっかかってしまう…という苦手意識を持つ生徒さんも、「この段落の中で大事なのはここだ」と線を引くことは、なんとか自分でもできそうなことです。
そして、その部分が授業で先生と一致したときに「お、ポイントつかめてる!いいね。」と言ってもらえると少しずつ意識も変わります。

そうして文章全文を読み終わったら、文章のあちこちに印や線があり、「下ごしらえ完了。」という状態になります。
設問に対するヒントが書き込んであるのと同じですから、確信を持って答える問題が少しずつ増えてきます。


このように少しずつ、文章理解のための理想的な手順を授業で積み重ねていく中で、苦手組が苦労するのが語彙力不足です。苦手だったから読書もあまりしてきていない。だから読むのが遅い。加えて知らない言葉も多い。完全に理解するのがなかなか難しい。またイヤになる。

最初に申しました「漢字・語句の得意分野を作ることから始めよう。」というのは、ここでも活きてきます。
漢字を習ったときについでにその字を使う語句に多く触れておく。
ことわざや慣用句の言い回しを正しく理解しておく。
こうやって、言葉のインプットの部分については得意な意識を持たせてあげられていると、中だるみしかけたとき、
もうワンランク上の文章題に挑戦するとき、必ず出会う未知の言葉でいちいち心が折れなくなります。
辞書を引こうとか、先生に聞いてみようとかして、確かな一段を踏みしめて次に行けます。

最初にあげた偏差値20台から60台まであげた生徒さんも、最初は漢字テストは満点を取るところから始めました。
ことわざや慣用句を覚えるようになって、授業の受け方がイヤイヤではなくなり、
四字熟語150個書けるようになったぐらいには宿題の文章題は安定した正解率となってきました。
授業も別人のようににこにこ受けてくれています。

塾の授業で正しい読解のコツをつかみつつ、語彙力の強化を意識する。
結局のところ王道ですが、小さな得意単元を作って、積み重ねていきましょう。


そもそもこの国の人なのでこの国の言葉が苦手ってそんなことないと思うんですよ。
苦手なんじゃなくて、めんどくさくってテキトーにしているからまんまと間違ってしまっているってことでは?
変えないといけないのは「勉強法」というより「意識」かなと思います。
大学生見ているとほんとにそう思います。








最終更新日  2014年11月15日 18時50分29秒
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