カテゴリ:作文・文章能力・表現力
小学校の夏休みの宿題の中で、ハードルが高く感じる「読書感想文」
「もう結局親が横から言っているのを書かせている」 「中学生のお姉ちゃんが書いたのを写している」なんてのもよく聞きます。 サポートの仕方にもいくつかコツがあります。 ここでは、あくまでも「本人が書いた」と言える範囲でのサポートをご紹介します。 まずは、アンケートを作ってあげてください。 例えば、こんな感じです。↓ ************************** 1)主人公はどんな人? 性格は? 2)どんな話が短くして教えてくれる? 3)印象に残っているシーンはどこ? 4)それはどうして印象に残ったの?★ 5)他には、どこを覚えている? 6)そこを覚えているのはどうしてかな?理由は?★ 7)誰か気に入った人はいた? 8)その人はどんな人?★ 9)お話の中で「変化」したことってある?どんな変化だった?★ 10)どこか、自分の思い出と重なったところある?★ 11)どこか、自分とはちがうなぁって思ったところある?★ 12)お話読んでいて、何か考えたことある?★ 13)誰かのことを思い出したとか、誰かと似ているとかあった?★ 14)このお話読んで、もう少し詳しく知りたいって思ったことある?あったら何について詳しく知りたい?★ 15)14)があった人、じゃあ、ちょっとそれについて調べてみよう。★ 16)この話を読む前の自分と、読んだ後の自分と何か考え方は変わった?★ 17)登場人物のだれかに、何か声をかけるとしたら、誰にどんなこと?★ 18)お話の中で、どこかに「もしも~だったら」と仮定して、その続きを考えてみよう。 19)このお話のその後を考えて作ってみよう。★ 20)自分の未来をどうしたい?どんなふうにしたらもっといい未来になるかな?★ ※全てに答えなくてもかまいません。 **************************** 小4ぐらいまでなら、口頭でアンケートを取りながら、保護者の方がスマホ等で録音したり、 メモにとってあげる方が後々ラクチンです。録音や大人がメモをとる、これ、本当にオススメです。 幼い段階の生徒にアンケートだけを渡して書かせる形にすると、 数文字書いているうちにめんどくさくなってきたり、 丁寧な文字を書いているうちに、いい発想が消えてしまうからです。 アンケートを取るときには、とりあえずぽんぽん次にいってオーケーです。 次々に質問していくことで、物語をざっくりと復習できます。 深く掘り下げるのはその後でOK。 2段階目で、「詳しく具体的に」していきます。 とりあえず単語でもいいので、アンケートに答えたものを中心に、書けたものの中で★がついている質問に、 「詳しく言ってみて」「どういうところからそう思ったの?」と改めて聞いていきます。 「楽しそうだった」とか気持ち言葉が出てきたら、「それはどうして楽しそうだって思ったの?」 「鼻歌うたっていたし、スキップもしてたから。」とか「前はいやいやしていたのに、今度は自分からしたから」 とか、理由が出てきたら、それは作文の肉付けになりますから、メモメモ。 子どもの言葉には、主語や修飾語が抜けがちなので、それについても補えるように質問してあげてください。 それ見ながら書くとずいぶん楽に字数多く書けますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月30日 19時41分25秒
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