カテゴリ:作文・文章能力・表現力
説得力がある文章とない文章と、大きく差がつくポイントはいくつかありますが、
今日はそのうちのいくつかを。 ※ポイント1 具体的に述べる。例を出す。 ※ポイント2「気持ち・感想」で述べるのではなく、「事実・行動」で述べること。 (例A)〇私は料理が上手です。 〇子供が怪我をしていてかわいそうでした。優しくしてあげました。 (例B)〇私は毎朝お弁当を作っています。今日のメニューは蓮根と海老のはさみ揚げです。 〇公園で5歳ぐらいの男の子が膝から血を流して泣いていたので、傷口を洗い、保健室に連れていきました。不安そうにしていたので、いっしょに歌を歌い家族を探しました。 例Aの二つより、例Bの方が状況がわかりますし、本人の人柄も伝わってきますね。 気持ちや感想を書かないようにと言っているのではありません。 「事実・行動」を中心に書くということ、その後に感想というふうに。 もう少し例を出します。 「試合に負けて悔しかったです。」というのが下書きだったとします。 これを「事実」の書き方にしますね。 「サッカーの試合でスタメンで出場しました。途中まではパスがうまくつながり2-0で勝っていたのですが、途中でスタミナが切れたみたいにメンバーの動きが悪くなり、逆転されて2-3で負けてしまいました。」 こんな感じです。 そうしたら「悔しかったです」がなくても十分悔しいという気持ちが伝わってきますよね。 「うれしかった」「楽しかった」「悔しかった」というようなありきたりな気持ち言葉の部分は、事実を具体的に説明するとだいたいの場合必要なくなります。 それでも書きたければ、「悔しかった」というそれも「事実」での表現を意識してみてください。 「歯をくいしばって涙をこらえた。」 「監督がメンバーの肩をぽんぽんとしてくれたけれど、気持ちは晴れなかった。」 「友達と試合の反省点を確認しながら帰った。」 「次の日から早起きして自主練をしている。」 「悔しい気持ち」がどういう事実にあらわれたのか、よく思い出してみてください。 そこに個性や価値観が出てきますよね。 「楽しかった。」も 「何日も思い出してにやけました。」 「友達と写真を見返してまた大笑いしました。」 「その日はとてもいい夢を見ました。」 「あの景色を何度も思い出しています。」 いろんな表現ができますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月19日 00時48分39秒
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