テーマ:塾の先生のページ(7613)
カテゴリ:中学受験・サポート
同じ授業を受けていても、伸び方は十人十色。 やればやるだけ模試の数値に出てくる生徒さんは、本人もその上下する数字に納得しますし、メンタル的にも指導しやすいです。 模試の数値に出にくい生徒さんもいます。 幼い部分、時間が制限されると焦ってしまう、問題は解けるようになってきているけれど文章を読み込むのに時間がかかってしまうなど。 こつこつ取り組んできて、つながりはじめている手応えが少しずつ。 テキストの問題や授業内のやりとりでは光るものがあり、私達講師はその成長を実感として持っています。 が、模擬テストになると緊張してしまいなかなか得点につながらず、もどかしく、じれったく、はがゆくてしかたない。 塾長は「さなぎの時期」と言います。 外からは微動だにしていないように見えて、内側では革命が起こっている。時間はかかるけれど、飛び立つ前の段階。焦って追い詰めるのがいちばんダメ。 それでいい、その調子と、いいところを誉めて伝えて、飛び立つ勇気になるような、自信につながる言葉をかけて。 先日、入試の過去問を採点したとき「あれ?○○君この問題2回目だっけ?!」と尋ねてしまいました。 文字数制限のないどーんと枠だけの記述式の解答が、模範解答そっくり。 きた!そう!それ! その年の合格者平均点を突破!本文中のあちこちに散らばったキーワードを適切にまとめて解答できました。 こちらでは、語句の問題が全問正解。 そして私は解答欄のいくつかに★マークをいくつかつけました。 「○○君、これ落ち着いて設問読んで。この3問で12点まだ取れたはずよ。」 「□□君、こら、ここ。本文に君がつけた印に近いの選べばどうなる?そう、それそれ。あと16点はもらえるやん。本番までにはそれ注意したら80点越えるかもよ?」 次の段階の自分を自分自身が意識できたようで、とてもいい笑顔です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月26日 12時29分01秒
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