塾講師ママ中学受験サポート国語-合格だけでいいんですか-

2018/11/09(金)21:30

■記述問題の採点基準。

6年生は、それぞれ志望校の入試問題やその傾向に似ている学校の問題に取り組んでいます。 記述問題ですが、manaviの生徒は得意としている生徒さんが多いのです。 4年生から容赦なく記述問題に取り組んできています。 国語の記述問題においては、個人塾はかなり有利だなと実感しています。 以前は7校ぐらいある一つの校で指導していました。その頃よりも今の教室の方がより濃い指導ができていると言えます。 複数の教室がある塾だとカリキュラムが「〇日に〇ページまで」と厳密に決まっているのです。ですから、ほとんど抜き出し問題に「から。」「こと。」をつける程度の記述問題しか取り組めないのですね。その方が授業を速く進められるからですね。記号問題と抜き出し問題を主にすると、解答解説がシンプルで済みます。 記述問題の解き方の説明や採点基準に基づいて一人ずつ採点するのも、国語講師の中でも相当入試問題研究をしている人しか明確にできる人は少ないのです。 もちろん6年生の担当の先生なら当然ご存知だと思いますが、4年生5年生でそのトップクラスの先生の授業を受けられるかどうかは大きいですね。 (私が中学時代に通っていた塾では、模範解答どんぴしゃでないと正解にしてくれなかったなぁ。今思えば学生のアルバイトさんで、たぶん採点基準の理屈を知らなかったのだろうなぁ…。) 手前味噌ですが、manaviの国語講師は大学入試問題の作成の経験もあります。 大学の必須科目のテキストも作成している日本語のプロです。そのテキストを複数の大学で採用してもらっています。 模範解答がどうして作られているのか、どのパーツが不足すると減点されるのか、というロジックを生徒の書いた解答を見て一人ずつにアドバイスしています。 一般的には、入試の記述問題はほとんど「部分点ねらい」となるのですが、「満点正解」をねらえる生徒がうちの教室には複数います。というか今年はほぼ全員が満点ねらってトレーニング中です。 採点のときに「△」とつけたとき、生徒さんには、「何を足すと正解になるでしょうか?」と尋ねます。 「あ!!やってしもた!◇◇という言葉を入れないと!」と言えるようなると、次のときには正解がねらえるようになりますね。自分で採点基準者の目で見直しができるようにもなりつつあります。 記号選択問題は、記述問題が答えられるようになれば自然に正解率が上がります。 むしろ選択肢を読んで惑わされる前に「この問題が記述問題だったら」と答えをイメージさせて、それにそっくりなものを選ぶようにすると大人が作った絶妙なひっかけ選択肢にひっかからずに済むようになりますね。 そして、こういう指導をしていると、各中学の先生方が本当に良く似たポイントを毎年そっくりに設定して問題を作られていることにも気づきます。 志望校の入試問題を繰り返し解くことで、その求められるルールを徹底的に定着させて、入試本番で文章は変わっても同じルールで解けるようになる確率はぐっと上がります。 (中学受験進学教室manavi)

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