塾講師ママ中学受験サポート国語-合格だけでいいんですか-

[中学受験・サポート] カテゴリの記事

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  国語・語彙テスト1

  前回のＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ　「国語・語彙力」を１週間で勉強すると想定して、小テストを作りました。７回分のうち、今日は１回目です。書き写す方が記憶に残りやすいと思うので、記号問題にはしていません。適当な勘に頼ってまちがった言葉の意味を覚えてしまうぐらいなら、最初は、一覧を見つつ調べながら答えを埋めていくのでもいいと思います。【語彙力アッププリント・その１】　■次の意味にあうことばを　後から選び書き入れなさい。　　１) にげごしになること。２) 運が悪いこと。３) 予想通り。４) どこにでもある。５) りっぱで人を近づけないようす。６) 心だて。気だて。７) むじゃきで悪気がない。８) ちょうど。まるで。９) 見たときや聞いたときに、心に刻まれ、後まで残っている感じ。10) 思いのほか。案外。11) 精を出してはげむこと。12) ものごとを丸のみすること。13) 人のかくれた一面を知らせる話。エピソード。14) ものごとをしようとする心。　　15) だまってものを言わないこと。『 うのみにする　　　　　浮き足立つ　　　　　印象　逸話（いつわ）　　　　いそしむ　　　　　　意志　意気　　　　　　　　　いかめしい　　　　　意外　暗黙（あんもく）　　　案の定　　　　　　　ありきたり　あどけない　　　　　　あたかも　　　　　　あいにく　 』１（　　　　　　　） ２（　　　　　　　）　３（　　　　　　　）４（　　　　　　　） ５（　　　　　　　）　６（　　　　　　　）７（　　　　　　　） ８（　　　　　　　）　９（　　　　　　　）10（　　　　　　　） 11（　　　　　　　）　12（　　　　　　　）13（　　　　　　　） 14（　　　　　　　）　15（　　　　　　　）→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、足跡代わりにぜひこちらをクリックしてくださいますようお願いします！今後の更新がんばりますのでぜひお願いします！→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年05月09日

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  国語・語彙力対策

  ■語彙力アップが、国語力アップの一つ。国語の問題って、設問のパターンはある程度決まっています。このことについては、以前にも書きましたが、（ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ参照。）学年が上がって、急に国語が難しくなったと感じている生徒がいるのならそれは、語彙力がついていけていないことが大きな原因だと思われます。わかったふりしないで、設問さえ埋めればいいや～なんて流してしまわないで、であった言葉はきちんと自分の中に消化していく学習をしていかないと入試当日、ちんぷんかんぷんになってしまいます。面倒がらずに辞書を引いて、行間にメモを残しておきましょう。辞書を読んで、「わかった」とすぐに閉じてしまうと、同じ語を何度も引くことにもなったりまた時間が経てば曖昧になりますから、短くでいいので書き込むことを勧めます。国語の得点は、文章の内容によって点数が揺れますよね。面白く読めればある程度得点できますが、難しくて何がなんだかわからなかったとか、全く興味のない話だったりしたら得点するのは難しい･･･。それで、できるだけ早い段階から自分の興味の持てる範囲を広げておくことはもちろん大切ということになるのですが、英単語を知らないままに英語の長文読解ができないように日本語ですけど、言葉の意味がわからないものがいっぱい出てきた～(>_

  2006年05月07日

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  高校は・・・？

  私立の中学を受験するとなると、どうしても避けては通れない偏差値でのランキング。もちろん今までお話してきたように、これだけでは学校の価値は決まりませんが、無視も決してできません。お子さんにあった難易度・スピードの授業を受けることができるのは私学の大きな利点。そして、やっぱりランキングそのものは気になるものですね。その中学の偏差値だけではなく、高校の偏差値もご存知ですか？私のいた塾には、公立中学から高校受験をする生徒達を指導する部門もありましたのでその資料はなんなく手に入ったのですが、初めて見たときには驚きました。中学での位置と高校での位置が全くちがうところもあるんです。中学からはとても入りやすい中学が、高校では難関になっていたり、またその逆も。失礼ですが、「え！○中って、高校になるとここと肩を並べるの～？」「○中って中学こんなに難関なのに、高校からならこんな感じなの？」高校から入学組の生徒と中学からの6ヵ年の生徒と、混ぜる学校もあれば分けている学校もありますから、いっしょには言えないという点もありますが。中学だけのランキングのイメージだけでは見えないものが見えてきますよ。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、足跡代わりにぜひこちらをクリックしてくださいますようお願いします！今後の更新がんばりますのでぜひお願いします！→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年04月19日

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  失敗

  ある保護者の方から、懇談会でこんな話をされました。算数の授業中、先生（　「塾物語」の中で"山下先生"として登場している講師です。）が「逆」という漢字をまちがえて板書していた。それにＳ（娘さん）が気がついて、ノートを写すよう指示された時間に、挙手をして先生を呼び、「先生、あの『逆』っていう漢字、一画足ないですけど･･･」と伝えた。すると、先生は、「え？本当？･･･あれ？正しく書くのどうだっけ？」生徒みんなが、それぞれ空中に指で「逆」の文字を書いて、足りない一画を伝えた。（５画目）･･･ここまで聞いて、私は内心焦りました。申し訳ないと思いました。Ｓさんは、全教室でもトップを何度もとる生徒ですし、そのお母さんから、「小学生ぐらいの漢字をまちがえて板書するなんて、講師としての資質を疑う」と厳しいお叱りを受けると思いました。お母さんは、話を続けました。「あ、ここか、そうか。そうか。」と恥ずかしそうに一画書き足した先生はその後、「いつも略して雑に書いているうちに、きちんとした形を忘れてたみたいや。　いつの間にかこう書くくせがついてて、このままこの形で書き続けるところだった。　ごめんな。本当に申し訳ない。　Ｓ、まちがいを教えてくれてありがとう。みんなもありがとう。　もし、またまちがってたら教えてくれるかな。　」と言った。家について、この件をすぐに私（お母さん）に言いました。「算数の先生が、私みたいな小学生にまちがいを指摘されて、それを「ありがとう」と言わはってん。私は、まちがったとこ人に言われたら、かちんとくるけどな、先生は、「教えてくれてありがとう」って言わはってん。なんか、もっと先生好きになったわ。私も注意を素直に聞こうと思ってん。」学校でも割と一目置かれることに慣れてきた娘が、少し勝気というか、プライドが高いというか、親の言葉や友達のなにげない言葉にきつい言葉で反論したりすることも出てきてちょっと気になっていたんです。今回、山下先生の件が、あの子にとって、人からまちがいを指摘されたとき素直に受け止めるってかっこ悪いことじゃなくて、すごくプラスなことだと教えてくれたようです。自分の言葉を子供の一言としてじゃなくて、一人前に受け止めてくれたのが大人として扱われたというか、そういうのもうれしかったようです。こんなふうにお話してくださいました。まちがいを指摘されたらカッとなるよりも、素直に受け止めた方が自分も成長になる。口ではこういいますが、大人でも実際何か言われたら、つい言い訳したり、かちんと来たりするものです。ちゃんと、大人が姿勢で見せていくことって大事なんだなと思いました。子ども達は、単に授業で学習法やテクニックだけを吸収しているだけではなく、その講師を一人の人間として、どんな行動をとり、どんな発言をするのかしっかり見ているんだなと改めて思いました。各講師に、学習的な部分を伝えるだけじゃなくて、小学生を指導する大人として行動して欲しい。子どもの目はすごくシビアで、対等に話をできる大人かどうか、その人の注意を聞くに値するかどうか、生徒は生徒なりに講師を評価してるよ。口だけの先生か、心から言ってくれているか、普段言っていることと態度に矛盾はないか、見抜く力を持っていることを忘れないで。と改めて伝えました。虚勢を張るように先生ぶってみせたり、常にがんばり続けることを強要するよりも、人間として、ときどき子どもに弱音を吐いたり、未熟な部分を見せてもそこを認めて謝ったり、そこから努力をしてさらに成長する姿勢を見せることの方がこれから伸びる子ども達にとっては、必要なのかもしれないなと思いました。それから、私自身の過去の努力不足に後悔した話や、失敗談、そしてそこから学んだことも、授業前のお話に混ぜるようにしました。がんばれ！がんばれ！という話よりも、ずっと子ども達は真剣に聞いてくれました。先生も失敗したんや～。先生も後悔したことあるんや～。だから、ぼくらにがんばった方がいいよって言ってくれるんか～。親近感がわくのかもしれません。Ｓさんのお父さんは、ご自分の大学受験の失敗の話をされたようです。Ｓさんもすごく真剣に聞いてたっておっしゃっていました。お父さんも、ご自身の失敗を話すことは、子どもから見て威厳がなくなるんじゃないかと思っていたのに、それは全く逆で、普段口うるさく思って聞いていた言葉の裏には、そういう苦い経験があったと知り、Ｓさんの口答えは少し減ったそうです。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、足跡代わりにぜひこちらをクリックしてくださいますようお願いします！今後の更新がんばりますのでぜひお願いします！→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年04月12日

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  親がどこまで勉強を見るか･･･つづき

  前回の記事の続きです。（→前回の記事を読む。）□　講師に質問にいくのが大切！「わからないときに質問する」ということは、とても大切なことです。結局ヒントはもらえなかったとしても、講師側には「この生徒は、この問題につまずいている」というデータが残ります。それによって、次の授業で意図的に、その生徒に今回と近い問題を発問したり、理解したかどうか確認することができます。一人ずつ表情を見ながら、１つのヒントでいいのか、２つのヒントが必要なのか、それとも根本から理解していないのか、生徒を個別に指導していくことで、講師は正確な習熟度の管理ができます。それにより、クラス授業の解説の仕方にも変化が生まれることもあります。私は、説明しているときに誰の顔を見、誰のノートをチェックするとかということも考えて授業をしていました。正解しているにちがいない子の顔と手の挙げ方で、自信があるようであれば、わざわざ指名して答えを聞くまでもありません。アイコンタクトで十分です。あえてまちがいやすいポイントをまちがえている生徒を指名して一度まちがいを発言させて、そこから落とし穴のポイントを整理し、正解へと誘導していくようにするなど、まちがえた生徒がいるからこそ、最重要ポイントを印象強く伝える授業ができることもあります。質問に来たのと同レベルや同タイプの問題が授業内に出てきたとき、その生徒に答えさせ、正解したとしたら、「できるようになってるね！努力のかいがあったね！」と誉めるポイントが生まれます。子ども自身も、自信がつくと思います。「質問に行く→自分はそこができないバカだと知られる→恥ずかしい→わかったフリをした方がマシだ。」と誤解している子どもは多いです。私は、塾を病院に例えてよく話をしますが、どこが悪いかわからなければ、薬の出しようがないし、治療もできない。ということです。「質問に行く→弱点をさらす→治療してもらえる→改善したら誉めてもらえる→ステップアップできる」ということを教えてあげてください。同様に、宿題でご家族にヒントをもらいまくって全問正解して来られるよりも、本人の考えた道筋がわかるまちがえだらけの状態で授業を受けてもらった方が、本人にとって教育効果が高くなると言えると思います。親御さんが上手に教えれば教えるほど、塾では「家で教えてもらえるし」、家では、「先生に聞くよ」とどっちも集中しなくなる可能性もあります。　道筋を考えていく単元・問題（主に算数・国語）に関しては、極力本人に任せて、つまずきは講師に相談するようにした方が効果は高いでしょう。相当繰り返し説明した基礎的な内容でない限り、「まちがえた」ことに関して講師が、叱ることはないはずです。家で、「わからない」というときには、どこを復習してから取り組めばできるかということを教えるにとどめて、考えるのは本人にさせるようにするといいでしょう。だれも教えてくれないとなれば、自分で考えて、案外さらりと解けたりすることも多いのです。それでも解けないときは講師に質問するように促してください。せっかく塾へ行っているのですから、講師をおおいに利用しましょう。まちがえた状態で授業を受ける方が、解説を真剣に聞くでしょう。予習の段階よりも、×がたくさんついて弱点がはっきりした方が親御さんもアドバイスを上手にできると思います。□　保護者が全面協力するならここ！主に理科・社会では、まず身につけるべき知識があり、それを使って問題を解くという流れになっています。この、知識を身につける「暗記」という部分については、コーチとして保護者の方には、全面的に協力していただきたいと思います。知識をたくさん知ることは、たくさんの武器を持つことです。子ども達は、武器を手に入れた後、この武器の使い方を習い、練習し、テストで生かせなくてはなりません。その第一歩でつまずいては話しになりません。理科・社会ともにだいたいどこの塾でも確認テストのようなものがあると思います。子ども達なりには机に向かい、覚えよう覚えようと努力はしています。けれども、なかなか思うように点がとれない、そのときは取れていても、すぐさま忘れて模試ではまったく･･･。でも、子ども達は本当に記憶力が悪いのでしょうか。ややこしいアニメのキャラクターの名前は覚えているのではないですか？ポケモンの数より、都道府県名はずっと少ないですよね。要は興味があるかないか、ということですが、興味を持てないものに持てと言っても無理があります。では、せめてその覚える過程に面白味を加えてあげてください。時には、お母さんやお兄さん相手に圧勝気分を味わわせてやるのも一つです。そのときには、「すごい！」「天才！」とおおげさにほめてあげることも大切です。お母さんが問題を出して、「ピンポーン」「ブブー」と、まちがった問題はしつこく何度も質問してあげるなど楽しくつきあってくれれば、きっと確認テストが苦痛ではなくなるでしょう。また、授業中にも「あ、これお父さんに問題出してみよ」と思ったり、楽しく感じることが増えるのではないでしょうか。ここでの注意は、あくまでも「楽しく」つきあうことです。何度まちがえても「何回言ったらわかるのよ！」となるのをぐっとくらえてください。本人だって「覚えたい」と思っているのですから。「ブブーッ。３回まちがえたから罰ゲームとして、お母さんの肩もみ20回ね。」など、ゲーム感覚にしてその時間を楽しい記憶にすること。そうすれば、知識がしっかりと記憶されます。好きなアニメのキャラや芸能人を覚えなくてもいいのに覚えるのと同じようにするのです。家族といっしょに楽しく学習するという経験がある生徒は、「いっしょにがんばってくれている」と感じていますからストレスを感じにくくなりますよ。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、足跡代わりにぜひこちらをクリックしてくださいますようお願いします！今後の更新がんばりますのでぜひお願いします！→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。もうすぐ、息子が１歳の誕生日を迎えるのですが･･･いまだに、夜中３時間おきに授乳をねだられます。(>_

  2006年04月05日

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  親がどこまで勉強をみるといいのか

  □教えれば教えるほどできなくなることもある。親は勉強をどの程度見るのがいいのか･･･この点はとても難しいところです。通われている塾によって、求められる親のサポートの項目がちがいますから、以下のことが参考にならないケースもありますことをご了承ください。あくまで、私がいた塾では、このようにお伝えして参りました。私のいた塾の場合は、生徒の性格、現時点での力と目標校との差を考えてアドバイスしてきました。例えば、同じ問題を質問にきても、ある生徒にはヒントを与えますが、ある生徒にはヒントを与えずに返します。本人が来ても何のヒントも与えずに返すと「冷たい」と思われるかもしれません。なぜそういうことをするのか。『教えすぎ』が最も本人の伸びるチャンスを奪うことだからです。授業中や宿題の出来から見て、授業の内容をもう一度ふまえればできるはずであったり、この生徒が自力でなんとか解答できうる問題だ、また、志望校から考えると自力で解けないといけないレベルの問題だと判断したときに、ヒントは与えないようにしています。ですから、本人の志望校が高ければ高いほど、早い段階でヒントを与えることが少なくなります。（この点については、ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ「ここ教えてって質問にきたとき」に詳しく記しています。）講師にヒントをたくさんもらって、テキストを早く○にすることで先に進めると思っている生徒がいます。しかし、あくまでもヒントをもらっての○は、本人の力では解けなかった問題であり、テキストの問題がいくら○となっても、講師の言葉を理解しているからの正解ではありますが、自分で解けるようになってはいないということなのです。しかし、生徒は「○」がついたことで解けると安心してしまいがちです。　　最重要なのは「考える」ということです。多少時間がかかっても自力で解くことが大切です。最終的に正解にたどりつかなかったとしても、自分で何度も何度も問題を読み返し、粘り強く考える姿勢というものを育てることができれば、練習問題1問の○より価値のあることなのです。ある程度の時期がくれば、やり直しやり直しで全問を正解にしてから次に進むことよりも、初見で正解させることを優先させなくてはなりません。当然のことですが、入試ではやり直して正解しても何の意味もないからです。ある時期までは、いいかげんな取り組みを許さないためにも、答えまでの道筋を定着させるためにもやり直しは必ずするべきです。しかし、入試が近づいてくれば、初回で正解にする力、つまり自力で最後まで考える力がとても重要だとわかっていただけると思います。入試当日、問題を読んで答える際、講師のアドバイスはありません。難しいからといって誰かに頼り、一つ一つ噛み砕いてもらい、ヒントを与えられて解くという癖をつけてしまってはいけません。最も講師が注意しなくてはならない一つが、「甘え癖をつけない」ことなのです。そして、アドバイスをして正解まで誘導したときには、必ず似たような問題を用意し、ノーヒントで自力で解答できるかどうか確認する作業が必要不可欠です。同じことを学習面でのサポートをしている保護者の方にも注意していただきたいと考えています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回に続きます。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年04月04日

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• 「中学受験は親の受験」

  よく言われる「中学受験は親の受験」。本当にそうだなと思う反面、そういう意味ではないと思う･･･という親子にも出会ってきています。ほんとに、私個人の考え方ですし、通われている塾によってはあてはまらない部分もあるだとは思いますが、このブログ開設当初の記事に少し加筆して更新いたしました。長くなりましたので、↓こちらからどうぞ。→ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ　■中学受験は親の受験　を読む。親御さんが、受験一色になってお子さんを見失わずに少し距離を置いて、（ごく普通に）お子さんの全体像を見ていてくれるからこそ、塾講師は、「受験・学習」という角度からのアドバイスだけに専念できるということを知っていていただきたいなと思います。

  2006年04月01日

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  叱った後に差がでます

  この間、叱られたり、注意を上手に受け止めて上手くそれを消化し次につなげられる子はよく伸びるという話をしました。甘やかされてきていて、ストレスに弱いとか、我慢ができないとか過干渉・過保護というケースは、今回は横においておきます。通常、ご家庭でも、子どもに対して注意されていると思います。「どうしても感情的になってしまって･･･」と保護者会で相談されることもありましたが、私は感情的に叱る部分もあっていいと思っています。いつも冷静に諭すように･･･では、子どもはその注意のレベルがわかりません。また、育児についての考え方の中に、感情的に叱ったり、手を出してしまったり･･･まずいと思ったのなら子どもに対して親の自分もちゃんと謝ったり。親の未熟さを見せることで子どもは安心して親の前で失敗をさらけ出せるというのもあるそうです。できれば直した方がいいクセ。という程度のものと人として絶対にだめ！今すぐ直さなきゃだめ！という程度のものと、そのレベルを子どもは、周りの大人の反応で初めて知ります。受験生として、ほとんどの子が多かれ少なかれ講師なり親なりに強く叱られるという場面に出会うでしょう。ただ、子ども達の話を聞いていると、注意した後、その点が改善されたことについてきちんと誉めてあげることのできているご家庭は少ないように感じました。叱りつけたり、注意したりしても、しっぱなしで終わってはそのエネルギーがもったいないです。また同じことを繰りかえす子に、また、キーッとなりますよね。できれば、注意した項目をご夫婦で共有していただけたらと思います。お子さんがその点の改善が見られたら、ちゃんと、「できてたね！えらいね。」と声に出して、表情に出して、認めてあげることが本当に子どものやる気につながります。お母さんに注意されたことを、意識してがんばったらお父さんが誉めてくれたというようなことは、本当にうれしいようです。算数のテストがよかったことを国語の先生からも誉められた。社会で不合格連発していることを理科の講師に心配された。など、別の角度からの誉め言葉や注意、心配の言葉は、いつもに増して響くようです。私は、「いちばん叱る講師」と生徒達に言われていましたが、同時に「いちばん叱られたい講師」でもあったようなんです。どこを直せば自分が合格に近づくか、いい大人に近づくか教えてもらえる。そこがよくなったら必ず誉めてもらえる。そういうことが大前提として浸透すれば、おのずと授業はある程度の緊張感に包まれますし、毎日、以前の自分よりもいいところを見てもらおうと生徒達も自分の持っている最大限の力で吸収しようとしてくれます。叱った後、また、塾から改善点を伝えられたとき、できれば、メモにとっておいてみてください。しばらくして、そこが改善されたかどうか注意して見てください。よくわからないところでしたら、本人にその話題を振って、自分ではどう思う？直せた？と聞くのでもいいんです。「覚えてるよ」「見ているよ」というのが伝わることが大事。受験しない友達たちが、旅行の話とかテレビの話とかする中で、自分は春休み塾ばっかり･･･つまらないな～とか、一人ぼっちだな～とか思ってしまいそうなときに自分の親がちゃんと自分のがんばりを見てくれている。この間、叱られたけどそこを直したことに気がついてちゃんと誉めてくれる。それって、まだ長い受験までの道のりをがんばる子どもさんにとっては大きな意味があると思います。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月28日

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  授業のテンションが残るノート作り

  昨日のつけたしみたいなんですが、運動会シーズンなど、生徒達が疲れてて、普段どおりの授業ではなかなか集中力が続かないときは関西弁で板書したりもしていました。（私が授業していたのは、京都・大阪です。）国語の授業なのに、関西弁というのでウケてくれて、なんとかがんばってついてきてくれたのを覚えています。「ここポイント、絶対に覚えること！」と書かれるよりも、「←ここ、めっちゃ大事やで、覚えなあかんでー！」と赤字で大きく書かれた方が大事な気がしてくる。と言う生徒もいましたし、家でおうちの人とその話になり、もう一度ノートを見たくなったので自然と復習になったようだと言ってくれた保護者の方もおられました。ノートをとるとき、子どもなりに先生の話から大切だと思うことをメモするというのは割とされていると思います。できれば、その重要度を字の大きさで差をつけるともっといいですね。授業のテンションが伝わってくるノートなりテキストにする。怒鳴られたなら怒鳴られたのが後で見てわかるような、書き込み。ずっと記憶に残るいいノートだと思います。また、私が宿題や小テストの採点をするときには、必ずポイントとなる問題や、正解者の少ない問題の○、もしくはその子の苦手としてきたタイプの問題が今回は正解だとかいうとき他と区別していました。二重丸にしたり、「よっしゃ！」「やるなぁ！」「えらいっ！」と言葉を書き込んだり、できるだけその子の１段階アップした瞬間を本人にも感じてもらえるように配慮していたつもりです。同様に、「これは難問。」と先生が言った問題が正解だったときなど単にいつもどおりに○するんじゃなくって、花丸にしたり、「これ正解するってすごいらしい！」とか「オレ、天才！」と書き込むようにするといいと思いますよ。１度誉められた経験が、ノートに残ることで繰り返し味わえて自信につながっていくなんてことも期待できると思います。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月24日

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  「のび太くんが転んだ地点を求めなさい。」

  昨日は、新６年生に向けて書いたので、今日は、受験まで少し時間のある学年のお話を。私が授業をしていたときに、「え？たったこれだけのことで、そんなに積極的に問題に取り組むの？」と思ったこと。生徒がつまずいた問題や授業で解説した応用問題など、もう一度同レベルの問題を数問取り組ませて、定着させたい。集中力が切れないようにもうひとがんばりさせたい。だけど、一度まちがった問題や難しく感じたを二度目解くのって、億劫がりますね。ある算数の講師が配る定着目的の自作プリントは子ども達に人気があったんです。宿題のプリントが「人気」っていうのも変な話なんですが。文章題の登場人物を、その子達が担当している講師の名前にしてあったんです。例えば、こんなふう。■立夏先生は、いつも時速4kmのスピードで歩いています。駅から教室までは2kmです。1）立夏先生が、駅から教室に来るのに何分かかりますか。2)　ある日、立夏先生は、駅前のコンビニで10分買い物をして赤ペンを買いました。　それでも、いつもと同じ時間に教室につきました。時速何kmで来たことになりますか。3）また別の日、いつもどおりに歩いてきた立夏先生は、700m歩いたところで　転んでケガをしてしまいました。　そのため時速2kmのスピードでしか歩けませんでした。　駅から教室までかかった時間を求めなさい。学年にもよりますが、他にもアニメキャラで、ドラえもんとかピカチューが･･･とか、プリキュアの二人が･･･とか、織田信長と豊臣秀吉が･･･とか、小泉純一郎くんが･･･とか。春休み、教材の中から数問ピックアップして、自作プリントを作って復習させるなら、全問じゃなくても、ちょこっとこういうのを混ぜてあげてみてはいかがでしょうか。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月22日

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  関西にもありました

  少し前に、仕事体験型テーマパーク　キッザニアがこの秋、東京にできるって書きましたが、関西にもすでに似た感じのものがあったんですね。遊びの要素もふんだんに取り入れられたキッザニアと比べるともっと本格的で対象年齢も高めですが、「私のしごと館」　40種類の職業の中から興味のある仕事を本物の設備を使って、その道のプロに教わり、ものづくりや仕事の大変さを知ってもらう目的でつくられた施設です。例えば、印刷業だと、自分で表紙を作製したノートを作る。製本や裁断の機械も印刷所で実際に使われているものだそうです。職業の選択ということももちろんそうですが、今自分が生きている社会に様々な職業があり、自分がなにげなく使っている物が大勢の人々によって作られたもので、こんな過程で作られているんだと知る。それはきっととても楽しいことで、いい刺激を受けられますよね。興味がないことでも、その過程を体験してみることで、愛着がわいたり、作業が意外と楽しかったり、難しかったり、なかなか貴重な体験ができそうです。私も、一度行って来ようと思ってます。義務教育の中学校の修学旅行や遠足、ディズニーランドとか遊園地ってところも増えているそうですが、それもいいですけど、こういうところへ行って、子ども達の将来へなにかしらのアプローチをしてもいいんじゃないかな。と個人的には思うのですが･･･。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月20日

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  勉強ばかりでかわいそう･･･？

  以前は、学校の帰り道、寄り道して友達やちがう学年の子どもといっしょに遊んだり、裏山みたいなところや川で自然と触れ、遊びながら学ぶことができていた。知的好奇心をくすぐるものがたくさん生活の中にあったし、おじいちゃん、おばあちゃん、近所のおじさんが口うるさく礼儀作法を教えてくれた。子ども同士の中でも、少し上の学年の人にはちょっと遠慮したり、年下の子にも子どもなりに世話をしたり、近所づきあいが活発な分、接する人の数も多くて、ちょっとしたいざこざなどの事件を通しても人間関係を学んだり、精神年齢が上がるような出来事と触れることはたくさんあったのかもしれません。どんどんと自然は遠ざかり、物騒な事件が続いて寄り道は禁止され、人とのふれあいもごく狭い範囲に限られて、学校の休日も増え、子ども達が社会に出るまでに自分の力を磨く経験をする機会は減っていますよね。とすると、余計に「勉強」という方法で鍛えることは意味があるようになってくるのではないかな。思う存分遊ぶことから学ぶ。そして、学校でも勉強をがんばる。これが子ども時代の理想なんだけど、それは今のこの世の中でどこまで期待できるんだろう。地域全体が遊び場であって、学ぶ場所であって、安心できる場所だった。そして、地域の人みんなが話し相手であり、教えてくれる人であり、叱ってくれる人であり、誉めてくれる人であり、子どもを守る人だったはずなのに、いまや、顔見知りでも警戒しなくちゃいけないなんて。危険は増えて、余計に子どもは考える力や判断力を身につけなくちゃいけないようになっているのに関わる大人は減っているから親が伝えなくちゃいけないことも増えていく。はぁ。ため息が出ます。再更新した記事です。→ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ　■　勉強ばかりでかわいそう･･･？→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月19日

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  食事って大事です。

  ちょっと事情があって、過去ログに入れていたものを公開できるようになりましたので、復活させました。（開始当初から読んでくださっている方、メールで取り寄せて頂いた方はすでに読まれた記事になると思います。）FREE　PAGE→　■食事の時間も学習時間？広島県のとある公立小の校長先生が、児童とその家族にあることを徹底するように指導したら、都道府県別の児童の学力テストの結果が広島県が第一位となり、その中でもその小学校の生徒の結果はだんとつ一位という結果になった。というのをテレビでやっていたそうですね。私はまた聞きなんですが･･･何を徹底したかというと、○早寝早起きの規則正しい習慣。　児童はみんな７時半には登校して、授業前にドッヂボールなどをして遊んでいる。○朝食にごはんを食べる。　栄養的にももちろんですが、しっかりかむことを期待して「ごはん」なんだそうです。また、三角形を描けない子どもというのも最近よく取り上げられていますね。しっかり睡眠時間をとらないでずるずると深夜まで起きてゲームをしたりテレビを見たりする子ども達は、物の形をしっかりと理解する力が弱く、例えば、「３本の直線で囲まれた三角形」というものを理解できずに角のない丸まった形を描いたり、かけはなれたものを描いてしまう。この分野の力が弱い子どもは、いわゆる「キレやすい子」になるとも。生活習慣をととのえるというのは、それ自体が脳のトレーニングになるんだそうです。中学受験の塾に通うと、この点はなかなか難しいことですよね･･･。塾の授業自体がけっこう夜遅いですし、だからといって学校をおろそかにしても心の成長とかにも影響がありそうだし･･･。実は、規則正しい生活習慣って、いちばん難しいサポートではないでしょうか。キムタツ先生のブログ、もう読まれました？灘の生徒をたくさん見てきた食堂のオヤジさんが２浪して京大に合格した生徒さんに言った言葉、重みがあります。ぜひ読んでくださいね。↓　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月15日

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  ＮＨＫ教育番組

  　塾講師として仕事をしていた頃は、ほとんどテレビを見る時間はありませんでした。連続ドラマなどゴールデンと言われる時間帯は授業中でしたし、帰宅してからも深夜までＰＣに向かってましたし。結婚してからもしばらくはそんな生活でしたが妊娠して９ヶ月で授業から離れて、予定日より２週間早くに出産、その４ヶ月ぐらいまでは、時間さえあれば横になっていたいという日々。ようやく時間的にゆとりを感じるようになってからテレビを見る時間が増えました。昼ドラやドラマの再放送にはまったりもして。そして、今さらながら、ＮＨＫの教育番組ってよくできてるなぁ～と感心して見ています。講師時代にもっとよく知っておけば、生徒達にも紹介したりできたのになぁ。先日、精神年齢の話（→こちら）で、ニュースや社会問題など答えの出ない難しい問題だと思っても子どもたちに与えてみる･･･というようなことも書きましたが、『道徳ドキュメント』という番組がありますね。例えば、１つはこんな話。松岡さんというカメラマンは、野生の猿をずっと追い続け、個々を見分け、名前もつけるぐらい詳しい。一方で、畑や人間を襲うようになった野生の猿を駆除したいという町の人達に協力を依頼される。駆除される猿には一定の基準がある。その基準にあう猿かどうかを見分けられるのは松岡さんしかいない。猿を殺す手助けとなる協力の依頼。困っている町の人の気持ちもわかる･･･。さて、君ならどうするか？自然と人間との共存というテーマ。キレイゴトだけではすまされない、番組を最後まで見ても結論が出ない、そんな複雑な問題も数多くテーマとして取り上げられている。「道徳」と言えば、「～するべきです。」「～というのが立派な人間のすることです。」「～を大切にしましょう。」というようなお説教というか、理想論中心のようなイメージがありましたが、これは現実をダークな部分も描いているのがいいなと思いました。子ども達を大人扱いというか、一人の人間として「君はこれをどう考える？」というように問題を問いかける相手として見ている。私もその中で偶然見ることができたいくつかしか見ていないのだけど、全部見たいと思っています。春休みに一挙に再放送されるようですよ。子ども達にもぜひ見てもらって、自分なりに考えてみてもらいたいですね。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月11日

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  アドバイスをたくさんもらえる生徒

  （お急ぎの方は、下の方の☆☆☆からお読み下さい。）先日、注意されたときに上手に受け止めることができるお子さんは伸びやすいというような話をしましたが、キムタツ先生の書き込みではっとしました。塾によっても、講師によっても、子どもへの注意・アドバイスの位置づけが全くちがうんですね。そのへんからお話するべきでした。私は非常勤もあわせると３つの塾にいたんですが、だいたい似たような雰囲気だったため、そういうものだと思っていたのですが、他塾での指導経験が長い先生や、他塾から転塾されて来られた保護者の方からのお話を聞くと、いろんなタイプがあることがわかります。極端なところだと、クレームや塾を辞められてしまうことを防ぐために生徒個人への注意を一切禁止しているところもあります。中には、生徒のことを思っての注意でも、機嫌を損ねて塾を辞めてしまうということがあるのでしょう。またそういう保護者にあることないこと悪評判をばらまかれては･･･という心配もあるのでしょう。塾も企業の一つ。大きくなっていくと難しいんだなぁと思います。授業中、生徒への発問は、正解しているはずの成績のよい子にだけ指名するようにマニュアル化されているというのも聞きました。指名した生徒がまちがえると、次の説明はそのまちがいへのアドバイスを話すことになる。そうなると、その授業の質がそのときそのときで変化することになる。一定の商品の質・決められたカリキュラムを通すためには、そうしないといけないのだそうです。授業を提供するのが塾。授業に集中しないのも自由。授業内容を理解しないのも消費者側の都合。そう割り切っているところもわりと多いんですね。目の前にいる生徒に関係なく授業が進んでいくので、予備校の雰囲気ですね。これは極端な例ですが、そういう塾もあるので、前回に私が話したようなことが全くあてはまらないケースもありますね。小学生のやる気を育み、単に受験だけをとらえるのではなくて、成長段階の子どもを育てる、受験を通して人として成長させたい･･･と考えている私は、やはり目の前の子どもが「？」という表情をすれば、説明を付け加えたいですし、人としてどうかと思うような発言や行動を見かければ注意もします。集中していないようであれば、励ますなり、指名するなり、顔を洗っておいでと言うなり、「やる気ないなら、帰れ！」と雷を落とすなり、その子の性格や目標を踏まえて、なんらかのアクションを起こしたくなります。前回注意したところができるようになっていれば、自然に笑顔になって「よくがんばったね！できるやん！」と誉めたくなります。それは、少人数だったからかな。と今は思います。平常授業は原則１クラス10～15人程度なので、ちょっと顔色悪いなとか、元気ないなぁとか、今日、スカート気にしているけど新品のお気に入りなんかな？とか、細かいことに気がつく人数なので、情がわく。他塾から来た講師には、「そんなんは塾の仕事とちがう。学校のすること。」と言われましたが、子どもに関わる大人という点では同じかと思います。子どもが今日の単元を理解してないまま帰るというのが許せないというか、理解させられない自分が許せないというか。どうしても１人２人がいつまでもつまずいているようなら、授業後に残したり次に早めに来いと指示出すこともできました。子ども自身も注意された後、そこを直せば必ず誉めてもらえるとわかれば、多少厳しくしてもついてきてくれます。でも、これがもしも、１クラス40人前後いたら、だれかが退屈しているのに気がつかないふりをしたり、だれかがイマイチ理解していないのを無視したりとか、そうせざるを得ない瞬間はやっぱりあるだろうなぁと思います。生徒と講師のコミュニケーション、叱咤激励でいけば、少人数が子どもにとってはいい環境だと思います。講師に自然に生徒への感情が生まれますから。また、不合格に不慣れな分、一つ一つの合格・不合格を大きく受け止めるということも言えると思います。ただし、中学受験専門で知識や情報、指導のノウハウの蓄積はどうか確認しないと不安ですね。年ごとに生徒の学力層がブレて、自分の子どもがその層に合っていないと効果的な授業とは言えないというデメリットがありますので、少人数だからいい塾だとは決して言えません、念のため。　　　　　　　　　　　　　　　　☆☆☆注意をしやすい生徒、しにくい生徒というのがいます。注意というのは、授業に集中させるように声をかけてもらえるとか、誤った勉強のしかたのときに「これじゃダメだよ。こうした方がいいよ。」というアドバイスも含みます。同じ塾へ行ってるならたくさんアドバイスをもらった方が、得ですよね。それは、保護者の方からの一言が大きいです。どの講師も、保護者の方に嫌われたくありません。注意するってけっこう勇気がいります。保護者の人からクレームきたらどうしよう。ちょっと頭をよぎります。過保護なお宅増えていますから･･･。保護者の方とお会いしたことない講師は、特にそのようです。校長である私が生徒に注意することが多いし、誉めるのも多いのは当然だったのですが、それは、親御さんの顔が浮かびますし、理解してもらえている確信があるからできたことなんですね。「先生、うちの子、びしばし鍛えたってくださいね！　悪かったら、どんどんしかってやってください。　誉められたら調子乗るところもあります。　おだててもらってもがんばります。」　「先生、この間注意してくれたそうで、あれから、本人気をつけてやってるみたいです。またお願いします～。」一度でも保護者の方からこう言われたことがあると、余計なことを考えずにお子さんにとってプラスと思えば注意しやすいです。送り迎えのときに、担当の講師と話す機会があれば、ちょこっと言ってみるといいと思います。↓キムタツ先生のブログ、いつも読ませてもらっているのですが、　今日のは絶対読んで欲しいです。クリックしてもらうと教育ブログランキングに飛びます。キムタツ先生のブログもこちらで読めます。→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月07日

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  教育効果の高い子とそうでない子

  塾で指導していて、個々の能力は横に置いておいて「伸び率」「成長具合」ということだけに注目した場合、よく伸びていると言える子にはある共通点があります。それは、注意の受け方が上手。注意・忠告を素直に受けて、それをすぐに自分の行動の改善への意識へ結びつけることができる生徒。注意を上手に受けられない子は、「自分を全否定された」と受け止めてしまい、イラつき、またその注意された内容ではなくて、注意されたこと自体を認めようとせず、講師をキライだと思ったりその科目をキライになったりすることが多い。これは、大きなチャンスを失っていることになります。注意されることは、決して×なことではないと話して聞かせてあげて欲しいと思います。特に受験をめざす子達は、学校では優等生や人気者であることが多く、学校で自分が注意されるという経験は少ないと言う子も多いです。「注意というのは悪い子がされるもの」だと思っている子も多いです。志望校が高ければ高いほど、その子に対して、早い段階で要求が高くなります。同じ程度の学力の子同士でも、志望校が高いほど、講師から注意を受けることも多くなることもあるわけです。75点でＯＫとされる子もいれば、「まだまだ！」と言われる子もいる。これは、塾ならではのことだと思います。「まだまだ！」と言われて、落ち込んでしまって終わりとか、スネてしまって終わりではもったいないです。少し、おうちでフォローして、次へのステップにつなげていって欲しいなと思います。注意されるということは、今、自分が伸びるチャンスを教えてもらえたということ。そして、そこを直せば、もっといい自分になれるということ。決して君自身を否定しているのではないこと。ほんの一部分の×であること。伸びるチャンスがあるからこそ、その弱点を教えてもらえるということ。目標が高ければ高いほど、乗り越えなくちゃいけないハードルはたくさんあること。その弱点を教えてもらうために塾に来ているようなものだということ。生徒にはどんなふうに話をしていたかも交えて、授業の前の少しお話シリーズで、またこの件についてはお話したいと思います。　かなりランキングが下がってきちゃいました･･･クリックお願いできませんかでしょうか？→　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。今後の更新がんばります。→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年03月02日

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  「ドラえもん」

  先日、ドラえもんの誕生秘話の番組がありましたね。育児の合間に少しだけ見ていたのですが、その中で、子ども達に夢と希望を･･･と願う作者のエピソードがいくつか紹介されました。ジャイ子の本名は何？という読者からの質問が寄せられ、他にもドラえもんの謎をいろいろと明かそうという企画が編集者から寄せられたとき、藤本氏は、少し考えた後、ジャイ子の本名の設定はしないことを決めたそうです。その理由は、ジャイ子というキャラの性質上、もしもその名前を設定し発表すれば、たまたま同じ名前の女の子がからかわれたり、いやな思いをするかもしれないからというものでした。ジャイアンが映画ではとっても優しい頼れる存在に描かれているのも、もしかしたら全国の「たけし」君への気持ちとか意図があったのかもしれませんね。この「ドラえもん」の話題が入試問題になったこともあるんですよ。高校の入試問題でしたが、ルビさえふれば小学生にも十分理解できる内容だったので、授業で使ったことがあります。おおまかな内容ですが、「ドラえもん」を文学的な要素で考えると、「ドラえもん」･･･科学技術「のび太」･･･人間のび太が安易にドラえもんに助けを借りて、道具の持つ特殊な力だけで解決しようとしたときには、必ず最後には失敗する。というのが多くの話の骨組みとなっている。科学技術だけに頼ろうとする人間では、だめなんだ。そこに本人の努力とか強い気持ちとか、友情とか、「心」がはたらきかけたときに、初めてドラえもんの道具の実力が発揮されるのではないか。「こらしめる」とか「痛い目」にあわせる目的で機械を使うと、必ず自分にも返ってくる。人の幸せのために使うとき、自分もとてもいい気分になれる。現代の昔話的教訓がそこにはあるような気がする。毎回、毎回、安易に機械に頼ろうとするのび太の失敗を描き続ける。それは、これから科学技術・機械あふれる世界の中で成長していく子ども達に向けての大きなメッセージではないだろうか･･･。コミカルな笑いの中にかくされた、警鐘なのでは･･･。というような内容でした。中学受験でも、「もののけ姫」の１シーンが引用されたり、スヌーピーの４コママンガが使われたり、手塚治虫作品の中に出てくる「ヒョータンツギ」についてなどの文章も出題されたことがあります。マンガではありませんが、手塚治虫さんの「ガラスの地球を救え」はいろんな部分が多くの中学で出題されていて、王道とも言える作品です。５・６年生なら時間のあるうちにぜひ読んでおいて欲しい作品です。プリクラがなぜヒットしたのかという説明文もありました。これは新聞のコラムからの出題でした。新聞のコラムも比較的易しい文章の時には子供にも触れさせてあげて欲しいですね。頭でっかちなだけでも、受験勉強とは言えないですね。普段の生活の子供達が大好きだと思う分野にも、教材はたくさんあるようです。　かなりランキングが下がってきちゃいました･･･クリックお願いできませんかでしょうか？※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年02月21日

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  言葉のいきるタイミング

  ことわざとか慣用句って、５・６年生になってからずら～っと羅列しているものを「覚えよう」として覚えると大変ですが、幼いのうちから絶妙のタイミングで周りの大人から言われて体験し、「知っている」となるとラクだし楽しいですよね。「知ってる四字熟語あげてみて？」と小４の授業で聞いたら、「一石二鳥」よりも「自業自得」が先に出てきて思わず笑っちゃったことがあります。ついでに彼には、どんな場面で言われたか説明してもらいました。言葉には使うタイミングが決まっていて、また独特のニュアンスを持っていて、それを意味として説明するのは難しいものがありますよね。辞書もかゆいところに手が届かないこともけっこうあります。例えば、「おもむろに」は辞書を引くと「ゆっくりと事を始めるさま。ゆったりしたさま。静かに。」と書いてありますが、（注*　辞書によってちがいます）これらだけでは、短文作りをさせるとへんてこなものもたくさん出てきます。「ぼくは、眠くて眠くておもむろに学校に行く準備をした。」など。もう一方がその動作を注目しているために動作をゆっくりと感じる様子･･･といったニュアンスも含まれる場面によく使われているように思います。第二者がいる場面が多い。今は「突然・急に」という意味だと誤解して使用する人も多いそうで、ますますややこしくなっているのでしょうか。「疑問」･･･「不思議」と完全に同意だと思っている子もおおいですが、どちらかというと否定的な意味を含みますね。　　　　　「信じられない・理解できることではない」というような非難の要素があります。「製造」･･･「作ること」だけじゃなくて「大がかりな工程で大量に」とかまで書いてくれているといいなぁと思うことがあります。こういう細かいことまで書いてくれている辞書は今度は、中学受験をする子達にとっては収録されている語が少ないし･･･。言葉は、特に書き言葉と話し言葉に差がある日本語は特にだと思いますが、時代によって意味は微妙に変化していく生き物です。やはりその生き物を生きているまま子供達に伝えることができたらなぁ～と思いますね。それには、周りの大人がたくさん意図的に言葉を使って話しかけたいですね。おじいちゃん、おばあちゃんからもたくさん話を聞いてほしいです。ことわざについて、そのことわざが生きるタイミングも知るのも大切な勉強です。単に言葉だけを覚えているだけで正確な意味を知らなかったり、使う場面で使えない子が意外に多かったんです。「井の中蛙」を「胃の中」と書いた子もいましたね･･･(^_^;)そんなところにいたら、そりゃ海も知らんわ。その前に「大海を知らず」というのが後に続くのを知らない子も･･･。漫画シリーズのものでことわざを覚えている子も多いですよね。そうやって興味を持ってたくさん覚えてくれるのはいいことです。ただ、漫画がことわざに関係ないダジャレとかになってしまってて、ことわざの使い方にそってないものも多いのがちょっと･･･。１冊、ちょっといいなと思えるものがあったのでご紹介します。「フレーベル館のことわざのお話100 」 １００のことわざと、そのことわざを使うのにふさわしい場面をおりこんだ物語が載っています。見開きで600～800文字程度の話が完結するのでとても読みやすいですし、たぬきなどの動物の絵本のようなストーリーから、語源となった中国の故事まで、ワンパターンではないので読み物としても十分楽しめますよ。なんとこの本、対象年齢５歳からとなっています！全ての漢字にルビつきですし、一つの話ごとに親しみやすいかわいらしい挿絵があるのも、読書苦手なお子さんにもとっつきやすいかと思います。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年02月14日

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  おいしいリンゴ

  ここしばらく精神年齢という部分について書いています。（→こちらから。）はっさくさんの書き込みでいくつか思い出しました。デパートで買ったカブトムシが動かなくなったから電池を交換してくれとクレームをつけた話、幼稚園児の絵で、青い小さな四角形をたくさん描いた子がいて、これは何？とたずねたところ「空」という返事だった。空がつながっているっていうイメージがなかったんですね･･･。私達親世代は、ぎりぎり自然の中で遊んだ世代ではないでしょうか。ザリガニもつかまえたし、いろんな野花の花びらでおままごとをしたし、木にも登っていました。小さな山の裏側に近所のお兄ちゃんお姉ちゃんとダンボールで「秘密の基地」も作って、中でお菓子を食べただけでワクワクしたものです。･･･田舎だったからかしら。今は、物騒ですから子供の冒険を微笑ましく見る余裕もないですよね。心配で。幼稚園とか学校とか家族旅行で意図してしないと自然に触れられる機会はずいぶん減りましたね。幼稚園や学校の取り組みの一つとして･･･という形では、増えているようです。私のいた塾（中学受験クラスではない部門ですが）でも、そのような催しがされていました。漁体験とか、昔の遊びとか。私もこの間一つ勉強になったな～と思ってみていたのですが、以下は、ＮＨＫの「ためしてがってん」から。りんごの見分け方の話だったのですが、同じぐらいの値段で、同じぐらいの大きさで、片方はまんべんなく赤く、片方はところどころ黄色っぽくてムラがある。どちらを買いますか？黄色っぽいムラは、りんごの葉の影によってできるものです。実が色づく時期に実の周辺の葉をむしり取るなどの作業をすればきれいに色づかせることができます。ただし、りんごの甘みを作ってくれるのは、日光を浴びた葉から送られてくる栄養分。味を追求すれば、実の周りの葉をとるわけにはいきません。ただし、食を目でも楽しむ文化のある日本人は、赤いリンゴに惹かれる。そのため、いかに赤いリンゴを作るかということに努力されている。事実、その方が売れるわけで･･･。リンゴを買うときにどっち買うか･･･なんてところも「賢い消費者」というか、なんというか、試されていたんだなぁ～なんて思いますね。『ドラゴン桜』でも、「世の中賢いやつがバカなヤツをだましてる。だまされたくなければ、賢くなれ！」なんてこと言ってましたが税のこととか安心できる食材とか、確かに知識を吸収する力は必要で、乱暴な言い方ではあるけれど、否定はできないと思いますね。リンゴの話に戻りますが、これとよく似た話が論説文で入試問題にもなっています。カナダ人が日本のリンゴ園を見学に来て、ショックを受けて非難するというものでした。おいしそうにムラのない真っ赤なリンゴは、日本の特産と言ってもいいぐらいのものらしく、高度な技術を使って、なぜ日本人はリンゴをまずくするのか？実をおいしくするのではなくて、最終的に食べないことの多い皮にこだわるのはどうしてなのか？なぜ、同じぐらいの大きさのリンゴがずらっと並ぶことに不気味さを感じないの？理解できない。というものでした。具体的においしそうに見えるためにしている「工夫」をいくつも説明してあって、こんなに一つ一つ大変な手間ひまをかけて赤くしているんだ･･･と感心しますが、結局は消費者のニーズ。膨大なコストをかけて、きれい（だけどおいしくない）リンゴを本当に消費者は求めているのか？消費者は、おいしい果物を食べたい。生産者は、おいしい果物を作りたい。大きさも色もふぞろいな果物だけど、安心して買える。市場で新聞紙にくるんでわたす。それじゃどうしてだめなんだろう。だいたいこのような話でした。生徒達、これを読んで「日本人はアホやなぁ。」と言ってましたけど、「かまぼこ、灰色のとピンクのとどっち食べたいと思う？」「ピンク･･･あ･･･」まあ、全体の大きな流れがこうなってしまっている中ではなかなか難しいですけれど、知識を吸収することに意欲的だということは、自分の生活を真の意味で豊かにすることにつながるわけで。単にテクニックとかだけにうずもれた受験勉強だけじゃなくてそれを土台に、心や人としての幅とかに応用できるようになって欲しいなぁ。なんて、キレイゴトかもしれません。でも、どうせたくさんの文章を読むのなら･･･とちょっとでもいろんな分野の文章を拾ってきたり、心に響くような物語を選んで授業に使うぐらいのことなら私にもできました。あ、今日しようと思っていた話じゃないところに･･･(^_^;)。それは、また今度に。･･･というわけで、次回に続きます。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年02月11日

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  例えば、自然をテーマの文章に触れる

  ここしばらく精神年齢という部分について書いています。（→こちらから。）塾生に指導していて、特に私は国語担当ということもあって、子ども達の考え方や常識的な知識の差を感じていました。私は子供それぞれに成長のペースやタイミングがあるので一概に全員にとって早いスタートが受験にとって必ず有利だとは思いませんが、塾の国語の授業で出会う物語文や論説文、説明文などの教材を通して、一般的な考え方、常識、賛否両論双方の立場というようなことを学んでいくのを見て、精神年齢ってこういうふうに育っていくのかなと感じることがよくありました。例えば、小４の頃だと「工業」と「農業」では、子ども達に聞くと「工業がかっこいい。」「農業は地味。」「土はきたないもの。」「工業は発展し続けているけど農業はちがう。」というようなイメージを持っていることが多いです。それが、環境や公害について、植物や昆虫などの小さな命の世界ついての文章を読んでいくうちに、高学年では、「土は命の原点となる大切なもの」「農業は命・大自然を扱うとてもデリケートで高度な技術」「工業は公害などの大きな問題も含めて考えないといけない」「果たして人間はこのまま自分たちの利便性を優先させていっていいのか」といったような意見がごく自然に出てくるようになります。中学受験をめざす勉強をしていると、環境問題についての文章はかなりたくさん取り組みます。おさえておくべきテーマの一つです。各学年、語彙のレベルはちがいますが、こういう文章に数多く触れます。そうして価値観などが大人の持っているそれに近づいていくということが言えますね。今日は例として、「環境」「自然」というテーマでお話しましたが、その一つ「社会」というテーマだと、先日に出しましたニュースの話題で会話するというの。他にもいろんなテーマを意識して触れるようにしてあげるとどんどんと視野が広がっていくんだろうなと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　･･･次回につづく。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年02月09日

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  ニュースの話

  ここのところは、精神年齢が上がるような試みについて書いていますが、ニュースなどの話題を家族でするというのは、てっとり早い方法だと思います。社会の時事問題に直接結びつくとか、面接で最近気になったニュースとその感想を尋ねられたりとか、国語で新聞記事が出題されるケースも･･･ということも言えますが、それだけじゃなくて社会とか世の中の流れに興味を持つことは、それだけ視野も広がりますし、いずれ理解していかなくちゃいけないことです。その際、（性的な事件や子供に不安を与えるようなものは別にして、）国際問題だとか政治的な問題だとかちょっと難しすぎるという理由では選別しなくていいと思っています。与えずに０のままより、100与えてみて２でも３でもなにかひっかかることがあればよし。その種がどこかで芽を出すかもしれません。全てを完全に理解させるのは無理だけど、それでもあえて投げかけてみる。触れさせてみるということ。赤ちゃんのときは、みんなそうやって話しかけてましたよね？理解できるとかできないとかじゃなくて、たくさん話しかけて、絵本を見せたり、おもちゃを持たせてみていたと思うんです。例を出すと、私は過去に「死刑制度、すでに廃止にしている国もある。日本は現在死刑は行われている。死刑があることで犯罪が減るという考えもあるし、人を殺すのはよくないのに、国が死刑を認めたら人の命を奪うこと認めたことにならないかという人もいる。みんなはどう思う？」とか「自衛隊について」とか、アメリカでの同時テロの事件の際には、「命を捨ててまであんなひどいことをした理由は何だろう。それで何かを得たのかな。」とか、「暴力って何を指して言うのかな？」など小６の生徒に投げかけたことがあります。私自身も明確には答えなど言えません。今、君達が生きているこの世界で現実に起きていることなんだよ。いずれ今のおっちゃん、おばちゃんたちが退いて、君達が日本という国を動かしていかなくちゃいけないときに、今、日本はどんな国かわからない、世界はどうなっているかわからない･･･では、せっかく勉強しても何か足りないよ。新聞のわかるとこだけ読んだり、ニュースを見ながらおうちの人と話してみたり、学校の先生に聞いてみたり、図書館で調べたりしてごらん。少しずつ自分の考えたことを言葉にしたり、友達の言葉をきっかけにけっこうするどいことをついてくる子がいて、驚くことが何度もありました。「できない・わからない」って決めつけちゃいけないんだなと思ったものです。今までニュースなら、ＣＭ並みにチャンネルを替えていた子が、少し手を止めてアナウンスに耳を傾けるとか「これ、どういうこと？」とおうちの人にたずねてきたとかそれだけでも意味はあると思います。ＮＨＫのこどもニュースや小学生新聞・ＹＡＨＯＯきっずなど、今は子供にもわかりやすい情報がありますしね。いずれ出て行くことになる社会を、柵の向こうからちょっとのぞいている感じであったとしても、その存在に気がつかない子よりも見えるものが増えると思います。低学年には、いくらなんでもまだちょっと早すぎますね。地域とかマナーとかルールの話が、その入門編になるかなと思います。市役所とかお店とか消防署とか図書館とか、そういうものの役割や働いている人々が自分の生活を支えてくれていて、自分ひとりが生きるのに信じられないぐらい多くの人が関わっているってなんとなくイメージできるといいなと思います。大人でも、自分は本来社会の一員であり、衣食住周りの物も何一つ自分一人の力で完成させたものはなくて、何千何万という人達に支えてもらって生活が成り立っているというのに、まるで社会は自分とは全く関係のない異次元の世界のような感覚になっている人が増えているようです。それって･･･問題ですよね。自由の意味を履き違えていると思うことも多いです。ただ、最近あまりにも悲しい事件や耳をふさぎたくなるニュースが多くて、気が滅入りますね。ニュースの時間の最後は、視聴者から募集した心あたたまる話や、心が洗われるような子供の作品とかそういうもので締めくくってくれないかしら･･･と思うのは私だけでしょうか。アニメも日本昔話こそ復活しましたが、名作と言われるようなゆっくりと主人公が成長し、登場人物だれ一人死なない安心して見られるものが少ないような･･･。これだけ命を軽視した事件や、法の目をかいくぐって･･･とか金が全てみたいな報道が続くと、社会、国、世界に絶望してしまう子供がたくさん出てくるんじゃないかと思ってしまいます。しかしそれは、時代の流れの中でそんな社会を作り出してきた大人の責任。だからこそ、そんな社会で生き抜く力、そんな社会を変える力、しっかりと考え判断する力、困難に立ち向かう力、失敗から学ぶ力、人と人とを結ぶ力、世界を見る広い視野･･･今の子ども達には必要だし、大人たちが真剣にそういう力を子ども達につけてあげることを考えていかなくちゃいけないんじゃないか･･･と思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　･･･次回に続きます。　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。　　　　　　　　　　　　　　　

  2006年02月02日

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  自分に厳しくなれる？のつづき

  前回のつづきです。（→前回の記事を読む。）　　　　　　　　　　　　　＊＊＊＊合宿終了時のアンケートで、もう一つ、興味深い項目があったんです。『　○この合宿で、プラスになったと思う項目全てに○をつけてください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（複数回答可の中から抜粋。）　・弱点を発見できた。　　　　　　Ａクラス　95％　　Ｂクラス　80％　･･･　Ｅクラス　78％　・弱点を克服できた。　　　　　　　Ａクラス　42％　　Ｂクラス　55％　･･･　Ｅクラス　78％　』　　　　　　　　　　　　　　　　　下位クラスになるのにしたがって、「弱点を克服できた。」という回答が多いのに比べて、上位クラスの子は「弱点を発見できた。」としている回答の方が多いのです。客観的に見て、上位クラスの子の方が学力が高く、理解も早いです。それなのに、「弱点を克服できた」には○をつけずに、「弱点を発見できた」にとどまっています。つまり、まだもう少し取り組む必要がある。克服できたとまでは言い切れない。と自分に対して厳しい評価をしています。下位クラスを見ると、「弱点を発見した」というのに○をつけている子がそのまま「克服できた」にも○をつけています。本当にそのとおりなら、成績が逆転するはずですよね･･･。これは、自分に甘い評価をしていると見るべきかと思います。もちろん、下位の生徒なりに、相当やる気が上がった。そして、苦手科目に対しての苦手意識は克服できた。明日から苦手と思って逃げずにがんばろう！という気持ちの表れでありますから、そこは評価してあげるべきです。ですが、比較した場合、自己評価が甘めである子が下位クラスに割合として多く、自己評価が辛めである子が上位クラスに多いというこの結果は、何かのヒントになっていそうです。私は、模擬テスト後の生徒懇談で、テスト結果を見てアドバイスをする際、必ず先に子ども達に「自分ではどう思う？」と聞くようにしていました。（『塾物語』の中にもその場面がありました。）自己分析をさせるということ。これだけでも一つの訓練になっていたようです。テスト結果が出るたびにしていくうちに、自分の課題を自分で見つけられるようになる子も多いですし、指示された課題よりも自分で見つけた課題の方が積極的になりやすいこともあって、学習意欲・教育効果は高まると思います。自分に辛い点をつけることができる･･･精神年齢のアップにもつながっていますよね。最初からそううまくはいかないですが、例えば、本人からはうまく引き出せなくても、ある程度の誘導やヒントを与えてあげて、できるだけ自分で気がついたようにしてあげることは難しくありません。ちょっと成績が上がっているけど、まだまだ志望校にはとどかないとか、結果はそこそこよかったけど、それまでの取り組み方には疑問があったとか、成績が下がったり、納得のいくものではないのに本人が自覚していないときには、「この結果は、自分の中で最高だと思う？」「これがあなたの可能性のある中でいちばんいい成績かな？」（こういう聞き方をすれば、ＮＯとしかいいようがないですよね。）「じゃ、どういう点を変えれば、次のテストで自分のとれるいちばんいい成績に近づけるかな？反省点は思い浮かぶ？」と反省点を考えさせます。本人が一つでも言えば、「他にも、･･･ってことも言えると思うよ。」とか「先生から見て、･･･というところが気になる。直していかないと君の志望校は遠ざかるよ。」と補います。「今回、○○はすごくよくできているよね。どういうことがよかったと思う？」良かったところをさらに伸ばすために、必ずいいところも見つけて、本人に確認してあげることも忘れずに。次のテストまでにして欲しい学習の仕方の改善点を伝えるとき、「先生は、○○を毎日の勉強の最初の10分に必ずやるっていう方法を提案するけど、やってみる？」と最初からは「やりなさい」と言わずに、やるかやらないかは本人に決めさせたようにもっていき、「やります。」と本人が言ってから「じゃ、決めた以上は必ずやりなさい。約束。先生の授業の日に、これだけやったよってノート見せにおいで。きちんとできていたら、先生、誉めるね～。絶対、この単元克服しようね。今の時期に弱点一つつぶせたら、志望校に一歩近づくよね。」本人が「やります。」と言った後に、わざわざ「～やりなさい。」と上から命令口調に言うのは、「自分がやるって言ったんだし、やらなくてもやってもいいんだから、やらなくたって別にいいんだ」と後々に甘えが出てくることも子供ならよくあるから。「約束」「～やりなさい。」という言葉で、義務感を与えることを意識してのことです。「忘れないように今、このテスト結果のところに今の約束を書き込みなさい。」ということもあります。自分が取り組むことによって、その延長線にどんなプラスがあるかを伝えてあげることも、効果があります。テスト結果は、いわば子供の学力のカルテ。それを「やったー！」「がっくり」だけで終わらせるのはもったいないです。弱点単元や得意単元の発見ももちろんそうですが、子供自身に自分の学習を省みさせ、次の一歩を踏み出すための課題を考えさせるいいチャンスとして利用しましょう。テスト面談を毎回するようになってから、格段に授業への集中、講師への質問、次回テストに向けての意識は高まっていきました。他教室と比べて平均点も上がっていきました。合宿などで、「立夏の校の生徒はみんな意識が高いな。」と言われることがたびたびありましたが、こういう試みを長期にわたってやってきたことが理由の一つだと考えています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→つづきを読む。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年02月01日

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  自分に厳しくなれる？

  中学受験をめざすにあたって、精神年齢が高いことは有利だと思います。幼いかわいらしさがあるからこそ、夢中になりやすいということも言えますが、長期的にこつこつと頑張れるためには、ある程度自分に対して強い気持ちを持つということが必要だと思います。あるとき実施したアンケートに興味深い結果が出ました。３泊４日の合宿最終日、このときには、レベル別で５クラスに分かれていたのですが、顕著にクラス順に比例している項目がいくつかありました。仮に学力の上位からＡクラス・Ｂクラス･･･とします。『○この合宿へ参加したのは自分の意志だ。　Ａクラス　92％　　Ｂクラス　85％　･･･　Ｅクラス　30％　　』合宿はその期間、親元を離れ、テレビやゲームやおやつとも離れ、長時間の授業時間がそのスケジュールのほとんどです。息抜きにちょっとしたゲーム大会や球技を楽しむ時間もありますが、４日間のうち２時間程。こういうところへ、小学生が自分から進んで参加するということは、私はあまり信じていませんでした。修学旅行かなにかと勘違いしていて、最初の一度はそうかもしれないけれど、次からは「絶対にイヤだ！」と思うにちがいないとさえ思っていました。配属１年目の最初の合宿で、私はそのスケジュールを見て「ひどい。ここまで勉強ばかりじゃかわいそう･･･。」と本気で思ったぐらいです。でも、それはちがいました。夏に申し込み書を配ったら、春の合宿に参加していた子達が受け取るとその場で申込用紙に名前などを記入しているのも見ました。春は参加していなかった生徒に「めっちゃ賢くなれるで！絶対行った方がいいよ。」「兄ちゃんが、合格したのはあの合宿で鍛えられたからって言ってた。でも、めっちゃキッツイらしいで。」と勧めている子まで。そして、合宿終了時のアンケートの最終項目「次の合宿に期待することや希望があれば書いてください。」には、「もっと期間を長くしてほしい」「毎月やってほしい」と言うのまで飛び出します。そして、「先生、熱い授業をありがとうございました。次も必ず来ます。よろしくお願いします。」なんてのも。確かに合宿に参加した生徒達は、帰ってきてからの授業への集中力が格段にアップします。授業に入ればどの子が参加した子であるか聞かなくてもわかるぐらい。４日間、一日起きている時間の大半を学習時間。親元を離れての集団生活の緊張感の中、さまざまな刺激を受ける環境から帰ってくれば、２時間程度の学習など「ありんこみたい。あっという間やな。。。（生徒談）」。自分から進んで、きついとわかっているところへ鍛えられに行く。普段の塾通いだって同じことが言えると思います。また、家庭での宿題や復習もそう。単に「終わらせるため」に作業と化している生徒もいれば、目的を持ってきちんと取り組んでいる生徒も。当然ながら、積極的に参加する子はその分吸収は早い。結果に結びつく。さらにやる気が増す。よい循環ができます。普段から、自分の行動の目的をきちんと理解して、前向きに取り組めるようにはたらきかけることは大切だと思います。そのためには、テストなどで結果が出るのを待つのではなく、行動できたこと自体も誉めてやることが大切だと思います。「今日、授業でどんなの習ったの？･･･よく覚えてるね。集中して授業を受けられてるんだね。」「昨日より今日の方が賢くなったね。」「そんなに難しいこと知ってるの～？すごいね。」「もう、塾行く準備できたの？やる気まんまんね！」とは言っても、「先生、うちの子勉強で誉めるところないですわ～」と保護者会で言われることも多かったです。確かに、直したいところばかり目につくんですよね･･･。すごくわかります。私はこんな方法を使っていました。どうでしょうか。宿題をさっさと済ませてしまって正答率が心配なとき、とりあえずは、「今日、宿題早く終わったねー。集中力アップしたんじゃない？」と誉めてあげて、それから「せっかく集中力上がってきたんだから、先生にもわかってもらいたいよね。×ばっかりだったらがっかりされるよ。あーこの字はキタナイわ。集中力上がってもこの字じゃ誉めてもらえないわ。ちょっとやり直そう。せっかく集中力ついてきたのにもったいない。もったいない･･･。」どう見ても、集中力が切れて本来なら10分程度でできる宿題をダラダラと長時間にかけてやっているようなときも･･･「今日、長い時間考えてたね～。じっくり取り組めるようになったね。　あきらめないで一問をじっくり考えられるようにならないといけないって　先生言っていた。今日、それができかけてたね。どんなふうに考えたの？　ちょっと見せて。説明してみて。これは？こっちの問題はどうするの？」一瞬『誉められている』と思わせておいて、本当はちがうんですけどね。あくまで顔は笑顔で。なんだかちょっと悪徳商法みたいですが。(^_^;)でも、ちょっぴり過大評価して、「集中力がついてきた」とか連呼してやると、本人が意識してできるようになってくるんですよ。本当に。イライラしたままの感情をぶつけて叱っても、それで子供がふくれっ面になったら、もう勉強ははかどらないですよね。誉められたことで、スイッチが入ってその後がんばれちゃうこと多いです。もう少し頑張ってもらうためにはどうしたらいいか、欲しい結果から逆に考えるとこういう方法も有効ですね。身近な人に誉められることで子供って本当にやる気になるものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　･･･次回に続きます。　※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年01月30日

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  わからないとき、「わかっているところ」を確認しよう。

  □「この問題がわからない～」って言ってきたとき。主に算数のことが多いとは思いますが、「この問題、わからない～。教えて～。」(>_

  2006年01月25日

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  そこはぐっと我慢

  子供の勉強をそばで見ているとき、問題を解いているのを見て、「あっ･･･そこ、まちがい。」「う～ん･･･ちょっとつまってるな･･･」と言うとき、つい声に出したくなりますが、そこはじっと我慢です。（私も、最近家庭教師を再開しまして、声に出したくなる気持ちはよくわかるのですが･･･）まちがった答えに気がつかずに次の問題を解いていたとしても、いったんそのページが終わるまでとか　めどがつくまではそっとしておいてあげてください。また、その逆で本人が答えを書くたびに「うん。あってるよ。」とか「正解。」と声をかけるのもひかえる方がいいでしょう。（低学年で、学習習慣をつける最初の時期であれば別です。）せっかく続いている集中力を切るのは、長い目で見たときによくないということと、横について「うん。正解。」と言ってもらって安心しないと次の問題へいけないという癖は困りものです。まちがえば、そこでブレーキをかけてもらえるという気持ちで問題を解いていては、依存する相手がいなくなったテストのときに大きな不安の課題を背負わせることになります。「私が横についていると結構できるのに、なぜテストになるとできないのかしら?」という場合の原因の一つになっている可能性もあります。お母さんといっしょに毎日買い物しているのに、ある日いきなり一人でおつかいに行くような感じでテストを受けることになります。最初から攻略本を見ながらゲームをするのと、自分なりにやっていって、つまずいたら攻略本を確かめるのと。どちらが次にやったときにいい結果になるか。目標が入試である場合、解く力をつけるのももちろんですが、最終的に、自分のミスを自分で見つける力もつけたいわけです。一度自分なりに答えを作らせ、（できれば『見直し』でミス発見できるかどうかも確かめて）、採点をする。まちがいの問題はここだとわかる。ここですぐに消しゴムで、ささっと消してしまう生徒もいますが、それもあまりよくありません。残しておいて、ノートなり余白なりに改めて１から解きなおします。ここで、正解した場合は、さっきの自分のどこがよくなかったのか比較させます。生徒それぞれのまちがいのクセを、見つけ、次に似た問題をする際の注意点を赤でしっかりと大きく書き込んでいくといいでしょう。カルテのようなノートが作れるといいですね。どこでまちがうのか、どうすれば間違わずにすんだのか、というアドバイスがたくさん書かれたノートは、いわば自分専用の参考書。ですから、宿題や練習問題はまちがうためにある。今日まちがえて、明日まちがえないようにするためにある。と本人にも理解させてあげられるといいなと思います。横から口出しして、正解ばかりにしてしまうと、弱点がぼやけてしまいます。だだし、×ばかりだとやる気をなくしてしまいやすいのも事実。ここまでは合っていたね。　』○　と合っているところまでに印をつけてあげるなどは必要かもしれません。長期的に見たとき、現時点では×ばっかりと言うのは、本人が力をつけてきたときや、集中力がついてきたときにぐっと○の数が増えて成績の伸びが目に見え、実感できる機会があるとも言えます。テキストが最初手助けしてもらって○ばかりでも、本人としては「できた」と思ってしまう。ですが、入試レベルで話をすると、ヒントをもらったり「そこ、ちがう」と教えてもらってやり直しての正解はあまり意味がありません。１回目が勝負ですし、数分おきに誰かの声が聞こえる環境に慣れては、50分の試験時間一人ぼっちで戦い抜くことが大きなハードルになってしまいます。テキスト×・△ばっかり→テキスト○が増えてきた→小テスト・確認テストで点数が取れるようになってきた→模擬テストでちょっと成績が上がった（入試まで時間がある学年であれば）そういう階段を昇らせてあげた方がやる気が持続することもありますよ。焦りは禁物、急がばまわれ　です。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年01月22日

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  受験校と進学先

  受験させたい学校と、実際に進学させたい学校･･･ズレていることもあるのではないでしょうか。私が進路指導しているときもそうでした。　　→続き〔ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ　■受験校と進学先　〕を読む。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2006年01月06日

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  集中力アップのおまじない

  いよいよ年末という雰囲気になってきましたね。６年生にとっては、今が最終調整のときですね。入試当日については、こちら（←ｸﾘｯｸ）も参考になさってくださいね。今日はそれに加えて、おまじないをいくつか。→ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ「入試当日までのおまじない」※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　→ＴＯＰ（FREE PAGE　記事一覧）にもどる。

  2005年12月29日

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  全体を見渡そう

  読書の経験が少ない子ほど、その割合も高くなるのですが、文章を楽しんで、「あ～おもしろかった！」で終わり。そうではなくて、そのテーマを考えて欲しいなと思います。（というか、自然に気がつくのが理想ですが）授業の中で、主題を問う質問に出会ったときに実に正解率が低くて、即興で発問した練習問題も、反応が鈍く驚きました。その練習問題とは、決して難しいものを出していません。次のようなものです。○「うさぎとかめ」のテーマは？（し～ん。）言い方変えるね。この話から何が大切って伝わってくる？（し～ん。）･･･漢字２文字で。やはりこういう質問に対して、即座に答えられる生徒は、物語の読み方をわかっているなと思います。○「金のおの、銀のおの」や「花咲かじいさん」は？　「正直」と答えて欲しいですが、こちらについては話を知らない子も多く、あらすじから説明することになりました。(^_^;)メジャーと思われる昔話を知らない子も最近とても多いですね。「かぐや姫」は「竹の中から生まれた女の子が月に帰る話」と、一行文しか知らない子の多いこと。「不思議の国のアリス」や「ピーターパン」にいたっては、ディズニーのキャラクターとしての認識で、物語があるの？！と驚く子すらいました。「一旦、結末を迎えたときに、ざっと全体を見渡してみる。」これは、説明文や論説文にだって役立ちますし、勉強そのものに対しても大切な姿勢だと思います。テーマとか、話の中心部をざっと流して「読んだ」「わかった」としてしまう生徒が算数や理科の授業のポイントをきちんとつかめているんだろうかと心配になることもあります。授業だと、文章問題とちがって読み返すことはできないですものね。読書を苦手としている子が少し読み始めたときには、感想を尋ねられるとより苦手意識を持つ場合もあるので禁句とのことですが、前向きに本を楽しめるようになったら「どう思った？」とか「どんなことを覚えておこうと思う？」作品によっては「作者はどんなことを伝えたかったのだと思う？」なんて尋ねてあげると、いいきっかけになると思います。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　　

  2005年12月28日

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  気持ち言葉

  今日は、学年問わずにそれぞれの段階で意識できることを一つ。国語の授業。単元は、物語の読解。文章中の表現から「ここはどんな気持ちを表していると思う？」と尋ねることが多いのですが、子ども達の答えのほとんどが○→「うれしい気持ち」×→「いやな気持ち」ほぼ２択と化しています。比較的国語を得意としている子であれば、○→うれしい・楽しい・感動する・おもしろい・わくわくする　　じーんとする・安心する・感激する・×→つらい・悲しい・さびしい・くやしい・はずかしい・つまらない　　がっかりする・不安な気持ち・ショック・腹立たしい・イライラするこのぐらいの言葉は使える。２択になってしまっている子も、「言われればそっちの方がいいな」と思っていますが、自分の中からは出てこない。日記を書く子も減っていますしね･･･。気持ちを表現する言葉を引き出すチャンスは、国語の授業と夕食の会話のときぐらいでしょうか。もう少しハイレベルになると「はにかむ」「はじらう」「もどかしい」「てれくさい」というような微妙な言葉を要求する文章問題もあります。また、その感情の「程度」を表現できるかどうかも大きく差がつきます。同じ「うれしい」という言葉を使ったとしても、例「会えないと思っていた母親に再会し、抱きしめられて主人公が涙を流す場面。　　主人公の気持ちを説明しなさい。」という問題だとして･･･○「すごくうれしい気持ち。」○「もう会えないと思っていた母親に会えてうれしい気持ち」○「もう会えないと思っていた母親に会うことができ、やっと　　全身で母のぬくもりを感じられてすごくうれしい気持ち」三つ目の解答が、主人公の気持ちに近づいたものだと言えると思います。単に気持ち言葉をぽんと書くだけでなく、「理由」と「どのくらい・どんなふうに」という要素を組み合わせて「気持ち言葉」で締めくくるとこのような答えを作ることができます。公式的に言えば、「理由」（＋「程度」）＋「気持ち」。普段から「どのぐらい」「どんなふうに」という部分も表現しようと意識することで改善していくことは可能ですが、物語の表現全てを理解してその世界を具体的にイメージできている生徒と、読み流してしまう生徒とでは大きな差が生じます。「感情移入」は国語のテストの得点ということに限って言えば、必要ないと考える人もいます（そういう書物もあります）。私の個人的な意見を言えば、しっかりと感情移入や場面をイメージする力をつけた後でないと、客観的に問題文を見ることは難しいと思います。物語文で表現された独自の世界を的確に想像し、その想定された世界の中にいる登場人物の気持ちを答える問題が中心にあるのですから、ある程度のレベルに達するまでは、感情移入をしっかりとすることがいい練習になると考えています。少しややこしい話になってきてしまいました。話を戻します。まず、気持ち言葉を多く使えるように心がけましょう。私は、４年生ぐらいまでは、気持ち言葉をできるだけ多く書き出してノートに書かせ、最初はそのページを見て、ぴったりなものを選択して使っていくという形をとらせていました。たくさんの言葉を使える人の方が、思い出もリアルに記憶されるそうです。例えば、花屋さんをのぞいたとします。花の名前をたくさん知っている人は、名前を知っている花はその花びらや香り、葉の形も他の花とちがうように記憶されます。花の名前をほとんど知らない人は、並んでいた数々の花が全て同じような花の形・大きさで記憶され、ピントがズレた写真のような記憶になりますよね。物語の文章で練習していくうちに、自分の気持ちをぴったりの言葉で表現できれば、人間関係を構築していくのにだって役立ってくると思います。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　

  2005年12月25日

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  入試間近

  ６年生は、残りわずか。ふと急に緊張がおそってきたり、肩に力が入ってきたり、情緒不安定になってしまうお子さんも多いかと思います。弱点に向かい合うことももちろん大切ですが、煮詰まるときは、得意科目の得意分野の勉強をはさむようにしましょう。この時期にまでなると、得意科目を勉強することが「気分転換」「息抜き」と感じられる子も少なくありません。「できるところをやってもムダ」と言わずに精神的な勢いをつけるためにも時間を決めてやるといいですよ。スピードアップできれば、入試当日の限られた時間の中で、苦手な問題にかける時間を確保することもできます。また、分厚い参考書。単元別に薄く分解してしまうのもお勧めです。マラソンなどでもそうですが、先が長いと思うとなかなか集中力が持ちませんがゴールが見えてくると加速しますよね。今までやってきた大量のテキストやプリントの一部を積んで目に見えるようにしてあげてみて「こんなにたくさんあるけど、これは○ヶ月分。　全部かき集めたら、これの○倍はあるよ！　こんなにいっぱいの勉強をしてきたんだねー！　それだけの問題全てがあなたの頭の中で待機してるんだね。」できるだけよいイメージを具体化できるようにしてあげられるといいですね。『人間の「勘」は、実は過去の経験の中から潜在意識的に計算されたものである。』らしいです。大学のときに行動心理学の本に書いてあったのですが、（テレビでも似たような実験をしているのを見たことがあります。）そう考えると、今までの学習に対して、一つひとつきちんと取り組んできて、まじめに向かい合ってきた子であればあるほど、当日の「勘」の正解率は高いと言えるのではないでしょうか。今まで大量の問題数、まちがえた問題、それの修正のためのアドバイス･･･その経験達が導き出した「勘」によって生まれた答え。当日以外なら、「勘」による答えの場合、正解であったとしても参考書などで確認しておきたいですが、入試当日は、今までの自分の経験値を信じて答えましょう。少なくとも、絶対に記号問題は空欄のままにはしちゃだめですよ。勘が鈍らないように、体調管理、睡眠気をつけてくださいね。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　

  2005年12月22日

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  主体的。

  「ある国で、健康管理について食事・運動・室温など徹底された施設内で生活した人達と、特に管理しない人達とを比較して調査した。40年かけての調査の結果は、研究者達を驚かせた。、予想に反し、病気になる確率が低いのは、管理されていない方の人達だった。管理されすぎると、人間は全てに受動的になり、自らで考えることをしなくなる。そのような生活の中では、本来の力を弱らせるということがわかった。自らの意志により行動するとき、人は本来の力を発揮する。」過去に入試問題に出題されたことのある論説文にこのような内容のものがありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→　続きを読む。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　

  2005年12月13日

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  知識も整理整頓

  家庭教師をしていたことがあります。そのお子さんは、横についていっしょにやっているときは何の問題もなく進むのですが、家庭教師に行かない日の宿題はまちがいだらけ。学校での評価もなかなか上がりませんでした。私が横で教えて受けている印象よりもずっとずっと低い評価を受けていました。おかしいな。横についてやるときはほとんどノーヒントで答えられるのにな。家庭教師の授業のない日にやった宿題を見せてもらうと･･･字は乱れているし、集中力が切れるようで落書きしてある日もあり、ミスも多発。力は持っているのだけど、なかなか維持できていないよう･･･学校でも授業中におしゃべりしたりしているようです。授業がない日もしっかりやるようにお母さんからも私からも話ましたが、そのときだけは真剣に聞いてくれますが、なかなか改善された様子はありませんでした。集中力のコントロールがなかなか自分では難しいのかな。私が横につくことで、返って、私が横につかないと集中のスイッチが入らない･･･ということになっているのかも？一人でも自分の持っている力を使って勉強できるように･･･と今までずっと横について問題をやるのを見ていましたが、変えました。解説をするときだけ隣につくことにしました。勉強机の席についている生徒さんの後ろ、少し離れて、座卓に私は座ります。そこで次にやる課題を作ったり、他の教科の答え合わせをしたりしながら生徒さんの学習している姿勢を見て、姿勢が悪くなったら「背筋伸ばして！」と声をかけたり「はい、もう少しがんばれ」と励ましたりします。そうこうするうちに学年が一つ上がり、１月もしないうちに変化がありました。家庭教師の日以外の宿題の字が丁寧になっていることに気がつきました。○の数も増えています。落書きがなくなりました。背後から見ていても、はっきりと姿勢が変わったのがわかります。ぴんと背中が伸び、そーっと後ろからのぞいたら、字もとてもていねいです。今まで、端の方にくちゃくちゃ～と小さく書かれていた筆算も定規を使って大きめにしっかりと書かれています。必然的にミスも減って、いい加減な宿題のやり方ではなくなってきました。その秘密は、どうやら学校にあったようです。おうちの方に聞くと、学年が上がって、新しい担任の先生が最初の１月間、整理整頓について本当に細かいところまで子ども達に徹底されたのだそうです。引き出しの整理、学級文庫、自分の部屋、ランドセルの置き方から筆箱の中身までチェック。宿題などの提出物も、字が雑なものは全て再提出。文房具のキャラクターもすべて無地にするように指導されたそうです。集中力を乱すようなものは排除し、とにかくきちんとした環境に置き、きちんとなっていないと違和感を感じるようにしないとミスは減らないとのお考えのようでした。参観日に学校を訪れたおうちの方は、靴箱・ロッカーの中やランドセルの整列ぶりに驚いたとおっしゃっていました。なるほど、具体的なものを整理できないのに、知識というものを整理できるはずがありません。ミスを完璧になくすことは、おそらく不可能です。誰にでもあるので１つや２つは、責めても仕方ないのかも知れません。ですが、減らすことなら、できるはず。こういう方法も有効なんだなぁと思いました。いつも何にでもきちんとする･･･という緊張感。それに慣れて、自然にできるようになれば、本人もずっとラクですね。身のまわりの整理を自分できちんとできるように育ててあげるこんなことも学習につながるんだなと勉強になりました。やはり、生活面の改善は、学習にも大きく関係しているのですね。･･･私も帰宅後、パソコン周りを整理整頓してみました。(^_^)※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　　

  2005年12月09日

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  入試直前・子どもたちの不安

  入試を終えた子たちに話を聞いたら、だいたい入試当日試験開始前は、「今までいちばん緊張した。」「怖かった。」「ドキドキして、自分じゃないみたいだった。」という感想が多いです。これは大方予想通りですね。中には、「いよいよだ。この日が来るのが楽しみだった。」という強者もいますけど。「怖かった。」という子達に何がそんなに怖かったのかと尋ね詳しく聞くと、「不合格になること」そのものではないようでした。･･･→続きを読む。（ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ　■入試直前・子どもたちの不安）＊　ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥがごちゃごちゃしてきたので、今までの記事を少しだけ整理しました。＊※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　　

  2005年12月05日

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  「理由」を考える習慣

  「どうしてだろう。きっとこういう理由じゃないかな。」と考える習慣がついている子は、伸びます。「なんで？」「どうして？」って思うことは物事に積極的な姿勢であるということですものね。いろんなことになんとなく受け身であるのとは、同じ授業や経験から学ぶとしても、大きな差があるなと思います。台形の面積の公式（現小学校内容からは削除されていますが）にしても単純に　暗記するのと、「どうしてこんな公式になるんだろう･･･。」と疑問に思って授業を聞き、台形自体をそのまま面積を考えるのは難しいけど、二つのうち一つを上下さかさまにしてくっつけて、平行四辺形をいったん作る。底辺（上底＋下底）×高さで面積を求める。その面積は、求めたい台形２つ分だから、最後に÷２をする。だから、（上底＋下底）×高さ÷２　となるんだ。と理解し納得するのとでは、脳の中での居場所がちがいます。「へぇ～」「ふぅ～ん」とまるでテレビを見ているかのように授業を聞いていても、何ヶ月も先とか１年後とかの入試で使えるようになるのは難しいでしょうね。私達で言えば、「料理番組」とか「あるある･･･」や「裏技」を見ていて、「へぇ～」「ふ～ん」と思ってもただなんとなく見ている場合は、それ全部を生活に生かすなんてことしていないと思います。見ていたときは、「覚えておこう」と思う。でも、実際次の日、実践しているのは何％で、１年後にも使っているのは･･･？そういう意識と近い形で子ども達が授業を聞いていては、もったいない。長期記憶として結びつくのには最低限「どうして？」「そうか！」「わ！なるほど！」「疑問に思い、驚き、納得する。」の積み重ねが必要だと思います。本当に理解し、自分のものにしたいと思えば、ノートの取り方も変わります。講師が板書してないことでも、自分には必要だと思えば書き加えられるはず。「いつも理由を考えてごらん。」という話は、学年問わずよく生徒達にしていました。私が授業で使った問題（？）を例に出します。「レノアのＣＭには、どうして犬というキャラクターが使われているでしょう。」･･･「におい」というのがこの商品のポイントだから、においに敏感な犬ににおわないって言わせることで、印象を強めているんだろうね。「じゃあ、ＮＯＢＡうさぎはどうしてあのキャラクターなんでしょうか？」・・・「いっぱい聞けて」で聞くための耳が長いうさぎ　　　「いっぱいしゃべれる」で、ピーチクパーチクよくしゃべるという連想から口が小鳥になっているんだろうね。とか、結構面白がって考えてくれます。詩の表現技法の単元でも、単に表現技法を見つけて名前を言うだけじゃなくて、なぜ作者がここにこの技法を使いたかったのか、読者にどんなイメージを伝えたいためか。少し突っ込んで解説していました。説明文でも、なぜここに二つの例が必要なの？とか、物語でも、「死んだ」と書かずに「動かなかった」と書いたのはどうしてだと思う？とか「かさ」でいいのに、わざわざどうして「小さな黄色いかさ」と詳しく書いたのだと思う？とか。「いつもやさしい友達が今日はすごく冷たい言葉を言ってきた。どうしてだろう。」･･･腹をたててイヤな気分になる前に、少し考えよう。理由があるはず。家で何かイヤなことがあったのかも。って想像できたら、けんかにもならないでしょう。とか、人間関係にだって役立つときもあるよ～って話もします。こんなこともありました。国語の授業中でした。『砂漠のような過酷な状況の中、のどが渇ききってもうだめだと思ったとき友達が残り少ない貴重な水を分けてくれた。』･･･という場面だとします。「どうして友達は水を分けてくれたのか」ということを答える問題で、生徒の中に「自分は今はのどがかわいていないから」と答えた子がいました･･･。絶句しました。あまりに想像力が乏しいし、人間としてどうよ。こんな例もありました。『やんちゃなメンバーにもやしっ子だった転校生の主人公が、少しずつ仲間として扱ってもらえるようになりかけたかなというとき、みんなでいたずらをしていて、見張りをさせられていた主人公だけが捕まりました。主人公はどれだけ責められても、他のメンバーの名前を決して言いませんでした。』「なぜ、いたずらした子達の名前を言わなかったのですか。」の質問に「とっさに名前を思い出せなかったから。」「叱る大人のことが嫌いで教えたくなかったから。」「友達の名前をまだ覚えていなかったから。」という解答。普段の様子から見て、特に性格が悪いとか意地悪とかそういう子達じゃないのに、短絡的思考というか、読み込みの浅さもですが、状況を考えるとか理由を想像するとか人の気持ちに寄り添うとか･･･たくさんの問題を抱えていると感じました。道徳のような授業をしたことも数知れず。やさしさとか親切とか、そういう心は、相手の立場を想像できて、さらにどうしてあげるべきか考えられる人に育つものなんだなぁ･･･と成績とかそういうのを越えて、なんだか考えさせられました。国語の良問のうちいくつかは、高度なテクニックよりも、素直にやさしい性格であれば簡単に答えが書けるというものも少なくありません。オウムとかの事件や17歳の犯罪が多く取りざたされた時期以来、友人関係のもつれや動物や人の死・命について描かれた物語文が題材になる割合も増えたように思います。理科や算数の角度から見れば、理由・原因を考えるというのは、ある事象についてその前の段階を想像することそれと同時に、原因と今ある状況から、次にどうなるか予想する力も必要です。与えられた点と点を使って線にし、その延長を描く力。すごく大切だと思います。今の状況をただぼんやりと見つめているだけの受身な姿勢である子どもたちが増えたなぁと感じます。なんだか焦点の定まらない文章になってしまいました。お許しください。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　　

  2005年12月02日

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  面接　/　自分の長所

  入試に面接があるところもあるので、希望者には、何度か練習をしていました。あんまりマニュアル化して、いかにも「しこんできました！」というのもあまり印象よくないだろうなと思いましたが、流れを知っているだけでも少しは緊張が和らぐだろうと思ってとりあえず、一般的なのを説明してから、別室でそれっぽくやってあげると･･･びっくりするぐらい緊張して、ほとんどの子が最初の１回目はガタガタです。姿勢もよくないですし、返事の声がとにかくすごく小さい。聞こえないぐらいで、ちょっと考え物。内容は、ともかく、姿勢をよくして、返事の声を大きく、とにかく大きく！「この中学に入りたいんです！」っていう気持ちが見えないよりは、見えた方がいいと思います。多少ひねられた質問は、「わかりません。」とか「緊張して今は思いつきません。」とか「これから考えていきたいと思います。」とかそういうのでもかまわないので、とにかくはっきりと相手の目を見て答えられるといい。子ども達が回答とっさに思い浮かばない質問で、わりとよく聞かれているようなのが、「あなたが小学校時代に読んでいちばん印象に残っている本は何ですか。理由も教えてください。」「最近ニュースで、印象に残ったものは何ですか？どんなふうに思いましたか？」この二つかなと思います。こう聞かれたら、こう答えよう･･･と何度か口にしておくといいですね。こういうときに、やっぱり普段の姿勢や言葉遣いって出てくるなぁと思います。放任されてきていたり、すごく甘やかされてきたりして自分の思い通りになってきたタイプほど、緊張に弱いようにも思います。緊張に慣れていないというのがすごくわかります。「わかりません。」でもはっきり言えばいい。と先ほど述べましたが、これが使えない質問だってあります。自分の氏名・受験番号・志望動機・家族構成・ここまでの交通手段など。と、ここまでは当然なのですが、子どもが「わかりません。」と練習のときに言って驚くのが「自分の性格の長所」を答える質問です。子どもなりに自分のいいところを自分で言うことに照れるというのもあるかと思いますが、短所はいくつも言えるのに長所は言えない･･･けっこう多いんです。自分の長所・短所は、人から指摘されて初めて気がつくものかもしれません。それも何度も指摘されていくうちに、自分でも自覚するものなのかも。長所を指摘されて、それを自覚して、そうやって自信をつけていき、目標に頑張るエネルギーがわいてくるもの。私もテスト面談のたびに、必ず生徒の長所をまず伝えるように心がけるようになったきっかけにもなりました。おうちでも、たびたび、お子さんの長所を言葉でしっかり伝えてあげたいですね。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　　

  2005年11月29日

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  ママが口うるさくて何が悪い。

  フロイトは、人の「良心」は、社会のあり方や考え方を周りの人間から見て学び、経験していく中で芽生えるものだと言った。「良心」が人の心にあらかじめあるものではなくて、環境や学習の中で育つとものいう。確かに、長期間の日々の生活って、それそのものが学習時間なんだなぁ･･･とたくさんの子どもたちを見てきて、何度もそれを実感することがあった。昨日書きかけたＴＰＯとか、躾の点も、その一つ。講師に対しての言葉遣いとか、使ったものを元の場所に戻すとか、開けた扉を閉めるとか、その場その場に応じて、「こうした方がいい」と言われてきたことを、習慣のように自然にする動作でも、やっぱり脳はそこでピピッと命令を出しているわけで。そういう生活に慣れていれば、「しかし」が入るべきところに、「だから」が使われていれば違和感を感じるだろうし、必要なときに必要な公式を思い出すこともできるんだろう。言いにくいことを友達に言うときに言葉を選ぶとか、場の空気を読んでもりあげるとか･･･。おもしろくないことがあったときには、気持ちを上手く切り替えるとか。そんなことにもつながっていくのかも。普段、生活の中で注意されているポイントが多いということは、それだけ、脳に命令がいく回数が多いということ･･･と考えると、「口うるさいお母さん」は、すごく大きな意味があるんじゃないかな。・朝何時に自分で起きる。・家族に「おはよう」「おやすみ」など最低限の挨拶をする。・時間割りを自分で確認して、準備する。・朝ごはんの後、食器は自分で流し台に運ぶ。・自分で洋服を選ぶ。・くつはきちんとそろえる。・帰ってきたら、手を洗う。・風呂掃除など自分の担当のお手伝いがある。・洗濯物は裏返しにしない。・宿題をきちんとする。・字をていねいに書く。・出された食べ物はできるだけ残さない。・親に口答えはしない。・おじいちゃん、おばあちゃんに対する態度。・妹・弟への態度。全てに注意されている子もいれば、全く一つもされていない子もいる。生徒達に話を聞いていたら、「夕食のメニューは毎日僕がリクエストしたとおり」と言う子もいれば、「おじいちゃんは何でも買ってくれる。」とか、中には、お手伝いというのは物語の中の貧乏な子たちがするものだと思っていたとかいう子までいた。「王子様」「お姫様」として育っている子たちの感覚は、ある意味かなりヤバイ。算数の講師に「おつり」の意味をたずねてきた子もいたが、そんなの序の口だ。私は、日曜特進の授業の初回は、普段の教室から授業のある教室まで引率していた。その際、エスカレーターは片側に寄ることとか、電車内では自分たちより席を必要としている人がいないか周りを確認してから座ること。おしゃべりの声のボリュームを考えること。車内でお菓子など食べないこと。宿題などを広げて座席を独占しないこと。困ったことがあれば駅員さんに尋ねてみること。などを伝えていたが、みんな結構興味を持って聞いてくれて、大人びた振る舞いをしてそんな自分たちを心地よく感じている様子も見られた。きっかけを与えてもらえれば、できる子は多い。中には、自分で実行できるようになるのに時間がかかる子もいるが、それでもちゃんと理解はしている。受験勉強というハードなことをしている子たちが、中学受験に批判的な人たちに悪く言われるのは嫌なので、できるだけ「勉強だけできても･･･」とか言われるようなことのないように言葉遣いやマナーなども授業前後に話題にしてきたつもりだ。授業前後のくだけた雰囲気のときには、よくいっしょにしょーもないことを言って笑いあったが、授業中は必ず敬語での発言を求めた。それが、結果的にけじめにもつながったし、成績にもつながっていった。そういう礼儀作法的なことや、言葉遣いについてまで口うるさく言っている教室長は最初私ぐらいだったが、教室平均点が常にトップをとるようになり、その意義は学習の部分にもあったと思う。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　　※ちこさん～、もう一度メールくださいませ。よろしくお願いします。

  2005年11月26日

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• 履き物そろえるの難しいかい？

  ＴＰＯが使い分けられる子は、やっぱり学力も高くなる可能性も高いと思う。学習の段取りが上手いというか、コツをつかんでいるというか。例えば、合宿で生徒が各部屋に入っているときに、見回りをしたり指示を出したりしてのぞくときがあるけど、最初に見たときにはほぼ100％の確率でスリッパはばらばらである。女子の部屋でたま～に全員きれいにそろっていることもあるが、そういうことは珍しく、それだけで誉めるに値する。「スリッパそろえるのって難しいかい？　こんなことができないんなら、単位そろえるの、そりゃ難しいわよねぇ～。」と言うと、みんなあわててそろえる。次にのぞいたとき、二つに分かれる。もう、それ以降は必ずきちんとそろっている子と、同じことをまた言われるとか私の顔を見て、あわてて直しにくるのをくり返す子。公式を必要な箇所で思い出して、利用する･･･とか、文章を書いているときに効果的に表現技法を使うとか、理科で、これもあの原理と同じだと気がつくとか、そういうことと、関係ないとは思えない。･･･あぁ、もう少し書きたいけれど、息子が大泣きしちゃっているので、続きはまた･･･。すみません～。

  2005年11月25日

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  「低学年の学習」少し発展。

  低学年の学習について、ご質問をいただきましたので、少し補足したいと思います。(まだの方は、先にこちらをどうぞ。ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ□低学年の学習について)>低学年の間に、算数の表面的なカリキュラムの先取りはあまり意味がない、>というのは全く同感です。>そこで、低学年からしておくといいことのひとつに「計算を正確に速くできるように練習する」>を挙げておられますがこれも同意いたします。>そのほかに、どのような練習をすればよいでしょうか？少し話が戻りますが、高学年でその科目が苦手としていることを考えますね。算数ですと、「その単元を習っている間は解ける（と思った）のに、いざ、テストになるとできなかった。家に帰って落ち着いたら解けた。」という生徒が非常に多い。学校でも塾でも授業で新しい単元を習うときには、ごく基本的な内容から数問から数十問の練習をして少しずつレベルをあげていきながら応用問題へと到達しますよね。準備運動から練習試合までをコーチといっしょにやっているような感じ。その間、単元のポイント、注意点、公式を意識し続けていられます。ですから、いったんは解ける手ごたえを得ることができます。しかし、中学受験生対象のテストを受けるときには、基礎問題はほとんど出題されずに、習熟度が高くないと解けないような応用問題ばかりがずらっと並ぶわけです。ボスキャラ並みの手ごわい問題が、次から次へと様々な単元から出題されるわけで、まずどの単元出身の問題なのかを見抜き、その単元での公式や注意点は何だったか、即座に判断し、的確に図や式をひねり出し、答えを導き出さなければなりません。もちろん制限時間内にです。こういうテストに強くなろうとすれば、ご家庭での学習は、今習っている単元をしっかり定着させる練習量はもちろんですが、今まで習った単元をごちゃまぜにした文章題に慣れるような取り組みが有効だと思います。足し算の問題。引き算の問題。足し算と引き算を両方使う問題。掛け算の問題。割り算の問題。掛け算と足し算、掛け算と引き算、割り算と足し算･･･というように、単元にとらわれないでいろいろな文章題を混ぜて、その場その場で適した式を即座に作ることができるような練習をすることが必要です。小３以降だと、単位の書き換えや時間の計算なども混ぜる必要がありますね。例えば･･･□ただし君は、午前11時20分から2時間30分読書をしました。　今日は、３巻の最初から５巻の最後まで読みました。　この本は１巻85ページあります。1　ただし君が本を読み終えた時間は何時何分ですか。２　ただし君は、本を何冊読みましたか。　　　　　　３　ただし君は、全部で何ページ読んだことになりますか。４　ただし君は、１冊読むのに何分かかったことになりますか。５　ただし君が、４巻を読み始めたのは、何時何分ごろということになりますか。１　11:20＋2:30=13:50　　　　　　　　　　 答　午後1時50分（13時50分）２　５－２＝３（※読んだ３巻を引いてはいけませんね。）　 答　３冊３　85×3=255　　　　　　　　　　　　　　　 　 答　255ページ４　2時間30分=150分。　150÷3=50分　 　　　　 答　50分５　11:20+50=12:10　　　　　　　　　　　　　　 答　午後0時10分（12時10分） これは、あくまで一例ですが、その度ごとに問題文の内容をとらえて、それを式にするという練習は、とても大切だと思います。頭の中の知識を自由自在に取り出せるようにしてあげたいですね。（ただし、「低学年の学習1」で述べましたように、「やらせすぎ」は禁物。）また、子ども自身に問題文を作成させるというのは、理解度を確認するのにいい方法です。「掛け算を使う文章題を作ってごらん。」「式が89×6となるような問題文を作ってみよう。」「56÷6+2となる問題文を作りましょう」というものです。少し余談ですが、なぞなぞ遊びは、問題文を聞いてそれをイメージし、蓄積された知識から必要なものを取り出すいい練習ですよ。幼稚園児からできますしね。まちがい探し（一時期流行した「ウォーリーを探せ」なども）は、細部に対する注意力や集中力を養います。複雑な形の面積を、面積が等しい図形を移動させたりして求める問題などで、漠然としか図を見られないととても困ります。同じように見えるものの小さな差異に気づくという力は、身につけておくと非常に役立つときが来ます。複雑な筋道を理解して、ときほぐすとか、ある条件下でその続きを推理するという力は、将棋や囲碁などでも養われるようです。将棋が好きな生徒は、算数・理科で抜群の力を持っている子が多くいました。時間のある低学年の間には、机の上に範囲を狭めず、学習というよりも、学習に限りなく近い遊びで、知的好奇心をたくさんくすぐってあげてくださいね。※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。１日１クリックカウントされます。　　　今後の更新がんばります。→　　

  2005年11月22日

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• 進路指導。なにがなんでも合格１つは。

  　　以前の日記に、mangoさんよりのコメントで、　＞余談ですが…，受かった子は「よかったねえ。」でHAPPYENDで終わりますが，　＞努力の甲斐なく落ちてしまった子の対応はどうされるんですか？すごく気になります。　というのがありました。　その返答をしたいと思います。･･･→　ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ　□　合格1つは必ず　に移動しました。　

  2005年11月21日

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  □低学年の学習について

  低学年の学習について、今日はその内容について書きました。書き始めたら、まだまだあるのですが、とりあえず今日は、この辺で。夜中から朝にかけて書いていますので、日本語のおかしなところがあったらごめんなさい。m(_ _)m　ちょくちょく手直ししていきます。 □低学年の学習１･･･学習時間について　 □低学年の学習２･･･学習内容についてnew！ □低学年の学習３･･･　　　〃　 　　 new！ 　 ※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。　　　今後の更新がんばります。→　　　

  2005年11月20日

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  低学年の学習　1

  低学年について、今日から、何回かに分けて述べていきたいと思います。過去に述べた内容と重複することも多々あると思いますが、ご了承ください。低学年から通塾していて、小４ぐらいまではトップクラスに。でも、複雑な内容になる頃から伸び悩んで･･･。子ども達はそれぞれ成長のピークを迎える時期がちがいますから、こういうことも十分起こりえます。中学に入ってからめざましく成長する子だってたくさんいますから、中学受験までに伸びなかったからといって悲観すべきではありません。ただ、低学年から長期にわたって通塾している生徒が、高学年で大きな壁にぶちあたり、親御さんとの温度差が広がり、気力も落ちていってしまうというようなケースでは、もう少しちがうやり方でサポートされれば、のびのびと学習意欲を維持できたのではないかな？と思われることもあります。今日は１つめ。「学習時間」というもののとらえ方について。長くとりたい！ってそう思っていませんか？→ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ「■低学年の学習について　その1」街は、クリスマスの雰囲気がちらほら･･･。サンタクロースについて、無邪気に信じている子たちの気持ちも尊重しながら、「いるわけない」と現実を考え出した子たちのことも考えながら、私はこんな話をしています。→「サンタはいないと疑いだしたら･･･」10/24の日記より　 ※このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。　　　今後の更新がんばります。→　　

  2005年11月18日

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  目標偏差値・実力相応校

  「実力相応校って？」確かに漠然としていてつかみにくいですね。塾によって、学校の偏差値の基準が合格確率80％のところだったり、75％のところだったりもしますし、模擬テストと傾向が似ている学校であれば信頼度も高いですが、そうでない学校だと、なんの参考にもなりそうになかったり提示された目標偏差値の信頼度は一律ではなくて、曖昧です。まず、合格確率75％とか80％のラインだけではなかなか判断が難しいです。塾が持っている資料の中に、その模擬テストの追跡調査というものがあるのですが、（その基準も塾や模擬テストによってまちまちですが、）昨年の各生徒の６年生の最後の３回の平均偏差値を出し、受験校ごとに受験者の分布、その学校の合否の分布を出してあるのが一般的ではないかと思います。目標偏差値で真っ二つに合否が分かれている学校もありますし、目標偏差値を超えていてもかなりの受験生が不合格になっている場合も、また、目標偏差値に全然足りていない受験生が結構合格している場合もあります。□合格者人数が多い場合は、合格者の幅が広いことが多いです。入試日程で同日に同じぐらいのランクの学校のない場合や、他府県からの受験生も多く受験する学校の場合、目標偏差値が55だったとすると、合格確率50％のラインは45ぐらいだったりします。こういう場合、偏差値44ぐらいでも過去問やりまくって受験すれば合格の可能性は半々以上。52～3あれば安全圏。他府県から、志望校受験の前に「合格一つもらって勢いつけて」という受験生で偏差値65以上の子もばんばん受験する代わりにその子達は実際に合格はするけど入学する子たちではありません。そういう子たちも数に入れての合格確率75％ラインの計算となりますから、実際に入学してみると、偏差値50～55ぐらいの子が大半であるといえます。このような学校を受験する際は、目標偏差値ぐらいの生徒は、通常どおりに受験できれば受験者の中で上位２割以内に入っていると考えていいと思います。また、目標偏差値に足りていない受験でも無謀というわけではありません。■統一日など多くの入試が実施される日の場合は、全くちがいます。受験生が本命校としている学校に輪切りされていくような形で、飛びぬけた上位も下位も受験しに来ていませんし、実力も同じぐらいの子がひしめきあいますから、合格確率75％のラインが55だとして、合格確率50％のラインは52･･･というように、僅差での戦いとなります。たとえ目標偏差値をクリアしていても、入試間近に志望校変更した･･･などの事情があって過去問題の練習をしていなければ、その中学への入学を目標に過去問題の傾向をしっかりつかんでいる少し成績が下の生徒にひっくり返されるなんてこともざらにあります。ですが、データはあくまで昨年の受験生を形式的に計算したもの。偏差値１～２程度目標偏差値に足りないというのは、誤差の範囲内。さほど気にすることないと思います。過去問にしっかり取り組んでおきましょう。入試日程が変更になっていたり、二次試験などを実施していなかったのに今年はする･･･とか、そういう変更によっても大きく変動します。これは、学校別に塾と細かく相談する必要があると思います。不安が残る方は、受験しようと思っている学校の目標偏差値が合格確率何％のものなのかということと、合格確率50％だと偏差値どのぐらいかということを塾に確認されるといいと思います。目標偏差値をクリアしていれば、ほぼ全員が合格している中学なのか、それとも上位でも不合格というのがちょくちょくとありえる中学なのかという点も、塾に尋ねれば答えてくれると思います。クセのある入試問題を出すところほど、模擬テストでの順位が参考になりにくいということも言えます。　 ※訪問の足跡にこちらをクリックしてくださいますようお願いします。　　　今後の更新がんばります。→　　

  2005年11月16日

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  国語・物語文の呪いに効く薬･･･になるといいな。

  国語の弱点を把握する具体策について書きました。もし、今でも現役で授業をしてとしたら、これはいわば私の講師としての武器の一つ。教え子以外には、絶対にお教えしないことを書きました。短期間でこのページは削除するかもしれません～。先日、説明文の読解についてのヒントを少し書きましたので、今日は物語文の読解についてのヒントです。国語の呪いにかかっている方、必見です！　→　ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ　■　国語・物語文対策の仕方。　また、ここからも低学年の方も参考になることが見えてくるかと思いますが、具体的には来週、記事をアップしたいと思います。　 ※訪問の足跡にこちらをクリックしてくださいますようお願いします。　　　今後の更新がんばります。→　　週末、息子を連れて帰省しますので、お休みします。

  2005年11月11日

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  国語の呪い・普段の勉強ちょっと改善

  国語の呪いに抵抗する！〔part.１　普段の勉強から改善する〕 （「呪い」については昨日の日記をご覧くださいませ。）塾や学校で、国語が苦手だということを相談すると、100％同じ答えが返ってくると思うんです。「読書量が足りません。」「本を読んでください。」確かに、これは一つの答えだと思います。それは、長期間の読書習慣によって養われる力は、「集中力」「読解力」「語彙力」「表現力」と広範囲にわたるから。読書量の差は、「国語」という科目を越えて、学習効率という点でも大きな差を生みます。同じプリントを配布しても、読み慣れてスピードがある子はやはりかかる時間をとっても正確さをとっても群を抜いて　できます。ケアレスミスも、正確に問題の意味をよみとれていなければ、それだけ多くなりやすいですし一文が長いと意味がとれない子は、文章題のポイントがつかめなかったり、理科の実験の文章がイメージできなくて理解できなかったりします。できるだけ早いうちに読書習慣をつけてあげるということ。これは大きなサポートとなります。そんな時間はもうない！という高学年の場合でも、「読解力」と「語彙力」を改善する方法ならあります。勉強時間の中に、つい作ってしまう無意識の瞬間を減らしてあげることで、ミスを防ぎ、集中力を持続させ、さらには問題に対する読解力はアップしてきます。日常の学習でほんのちょっと意識をするだけでできる簡単な方法です。（もう少し本格的なことは後日に･･･。）　続きは、ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥで。　　　　　　　　　　　　→続き〔国語の呪いをなんとかしたい　part.1〕を読む。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　　受験校選び･･･みなさんは、どんな項目で選択肢を絞っておられますか？　　　　　　　ＢＢＳで意見交流しませんか？気軽にどうぞ。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　　　　　　　　　　　　　　　　こちらをクリックしてくださるとうれしいです。　　今後の更新がんばりますのでよろしくお願いします～。→　　　

  2005年11月10日

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• ６年生。入試当日の試験会場で

  私の記事は長期的なものが多いので、今日は、入試を目前にした小６の方にも参考になることを･･･試験会場でのお話です。すでに上のお子さんで受験を経験されている保護者の方は、その状況を見聞きしたこともあると思いますので、今回受験がはじめてという方は読んでおかれると心の準備が変わってくるかなと思います。親や塾の先生などの応援を受けた後、教室に入って試験までの時間。ここで心理戦のようなものが繰り広げられることも多いようです。･･･いつものごとく長くなってしまったので、続きはＦＲＥＥ　ＰＡＧＥで。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→つづきを読む。

  2005年10月27日

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• ◆志望校を決めるときに･･･

  志望中学、第３ぐらいまでもう決定されましたでしょうか？もしも、まだだという方は、なんとなくイメージや成績で却下した学校の説明会にも足を運ばれることをお勧めします。成績的には、手が届かないと思っていても、見学することで本人のやる気に火がつくかもしれません。また、逆にお子さんにとっては偏差値が低いかなと思う中学でも、内部的には成績上位者を集めた特進などがあって、めんどうみのいい指導を期待できるかもしれません。世間の無責任な風評ではなく、ご自身の目で確かめるといいと思います。意外といい先生がいるじゃないの、とか設備がすばらしいわということもあるかもしれませんし、また、あぁ、ここはうちには合わない。やっぱり第一志望は○中だわ。と選択したことをさらに納得できることにも役立ちますよ。･･･いつもながら、長くなってしまいました。　続きはＦＲＥＥ　ＰＡＧＥで。

  2005年10月18日

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• がんばっても偏差値が上がらない(>_<)・・・？

  今日は、「偏差値」について。多くの方が悩んでおられるであろう、悩み･･･というか謎について。「夏期講習もがんばった！最近もよくやっていると思う！　でも、ちっとも偏差値が上がらない～！！なんで～？」私も、講師になりたてのころは　この点についての謎が解けませんでした。ある先輩に教えてもらって、目からウロコとはこのことでした。「がんばっていれば実力が上がる。成績が上がる。偏差値が上がる。」･･･と思っていますが、これがあてはまらなくなる時期がくるのです。どういうことかと言いますと、偏差値というのが、平均を50という基準にして、そこからの自分の位置を計る仕組みであるというのはご存知だと思うのですが、ここで見落としがちなのが、模擬テストを受ける子は、一人残らず中学受験を目指して勉強している子ども達である。ということ。公立中にいて、高校受験のための模擬テストを受けた場合と、ここが全く異なるのです。公立中にいて模擬テストを受けた場合、こう言ってはなんですが、あまり勉強していない子もテストを受けます。この間まで部活一色だったという子も受けます。ですから、勉強を少しがんばれば、偏差値は上がりやすかったのです。もうお気づきだと思いますが、中学受験の場合はちがいますね。６年生は今、みんながみんなラストスパートで必死に勉強しています。最終的には、それぞれがおそらく限界に近い時間を使って勉強するわけです。模擬テストを受けにくる子ども、一人残らずが毎日すごくたくさんの問題を解いてきているわけです。ということは･･･毎日、すごい勢いで偏差値50の位置が上昇しているということ。イメージするとすごいものがありますね。「偏差値が前回と全く同じだ。上がらない。」というのは、日々上がり続けている全体のスピードに負けず、しっかりと実力を上げていると言えるのです。もっと言うと、実力は上がっても、その上がり方が緩やかだった場合は、力がついているのに偏差値は下がるという現象もありえるのです。４年生の間や５年生の前半は、基礎的な内容中心なのでその気になったら理解することも難しくありません。本気になっている生徒はまだまだ少ないし、昨日から塾に通い始めました･･･という受験生ビギナーさんもテストを受けているので、下位層がしっかりと存在していたために、偏差値は上がりやすかったんですね。その時期の下位層は、受験を考えていない子達の学力とさほど差はありませんから、塾に通って１年以上経っているお子さんなら偏差値もぐんと伸ばすことも可能でした。一度偏差値がぐっと上がった経験をしておくと、次にまたやる気が出てきますから、どんどんとよい循環が生まれます。中学受験で、スタート時期が重要というのはこういう理由もあるのです。出遅れると、すでに前を走っていく大きな団体の後ろを見ながら１からの基礎固めから始めないとといけないため、精神的にも負担が大きくなりやすいのです。５年生後半からは、そうもいきません。ほとんどビギナーはいませんし、６年生も今の時期となると、全員が本気。ですから、入試も近づいた６年の秋、もし、受験を考えていない小学生が、試しに模擬テストを受けたとしたら、いくら学校でできるというお子さんでも、受験専用の練習量も経験値も０に近いのですから、科目によっては偏差値どころか数点とれるかとれないかでしょうね。全科目10点以上取れるでしょうか。問題見て泣き出す子もいるかもしれませんね。偏差値50の位置が、1年前の60の位置ぐらいまでに上がっているような状態です。止まっているように見えている偏差値の数字が、実は点差を表すものでした。野球やバスケットボールに例えて想像してみてださい。ライバル達が次々と点数を入れていく･･･。それに負けじと、攻めて点数を入れていく･･･。息を飲むシーソーゲーム！点差は０。同点だ。これが、偏差値が上がらない。前回と同じ。･･･という状態です。そのシーソーゲームの末に、志望者がみんな似たりよったりの実力でせめぎあい、最後の１分１秒まで考えた末に、ボーダーラインと呼ばれる点数より1点でも上回れば、『合格』がいただけます。今、戦いの真っ最中。上手に応援してあげてください！　

  2005年10月16日

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• ◆息抜きの仕方も工夫しましょ！

  塾に通って、宿題やって･･･ちょっと疲れてきたから息抜きもしなくちゃ。でも、その息抜きもマンネリ化してきたなぁ～と思われたら、参考にしてみてください。いろんなご家庭で工夫して息抜きされていたものをいくつか例に挙げました。最近はやっている、パズルやクイズもいいですね！私はついムキになってしまいます･･･。夏期集中の授業開始10分前に毎日２問ずつクイズとかパズルとか展開図とか配っていたのですが、子ども達にはなかなか面白いと好評で、講師陣にも授業開始時にちゃんと集中してると好評でした。まちがい探しも、集中力や注意力を鍛えるのにお勧めです。息抜きしつつ、脳にも刺激を･･･とちょっと欲張りな方法です。といっても、簡単なことばかりですから、すでにされていたかもしれません。→ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥ　　■息抜き　更新しました。

  2005年10月13日

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  ■ちょっと深刻。私立と公立の差・・・

  少し前までは、第一志望校が不合格であった場合は、別の学校の合格という勲章を手にして、進学は公立中へというケースはめずらしくありませんでした。しかし、最近は第２志望どころか、受験した全てが不合格になってから願書を取り寄せた二次試験でなんとか･･･という形ででも私学への進学をされる方が増えてきています。以前は、中堅の私立以下を選択する方は進学というよりものんびりとした校風に重きをおいていて、進学実績については公立の上位校の方が大学進学にはまだ十分の可能性があった頃でしたら、私達も、「受験勉強をがんばったから○○中の合格通知は手にできたんだから、公立中学でしっかりがんばりなよ。受験しなかった周りの人よりも、君は集中力も粘り強さも身につけたんだからね！」と応援することもできました。しかし、今は一度私学へという準備をされたのであれば、できるだけ私立へ進学させてあげることを勧める流れになっています。お子さんの受験で、１年間だけ中学のことを調べていても、なかなか気づきにくい点での死角があります。「いや、先生、そう言いますが、偏差値５０程度の私学なら　公立トップ校の方が進学実績がいいですよね？」とおっしゃる保護者の方がいらっしゃいますが、今年進学実績の出た学年の生徒達は、まだ学習要綱削減の影響は少ない頃の生徒なんです。旧過程での学習要綱どころか、独自にカリキュラムをどんどんと効率化し予備校講師を招いたりして学習をより濃厚に進めている私学と、３割削減によって、伸びる子にまで低い天井でふたをするようなカリキュラムで進めざるをえない公立と、これから進学実績に大きな差が生まれてくることはまちがいありません。学習要綱については、見直しが図られるということですが･･･どのくらい軌道修正できるのかは現時点でははかれません。事実、すでに偏差値５０前後の私立中学が、高校からの入学を希望する場合では目標偏差値６５を越えるなど、全体的に上がっています。（大阪で例を出すと清教学園・大阪女学院・近畿大付属中　等）清風中学は、３割削減の最初の年、高校の募集を大幅に削り、中学に前年度＋100名を越える生徒を入学させました。中学から（実際には小学校から塾で）厳しいカリキュラムで学習してきた生徒の中に、今のカリキュラムの公立中で勉強してきた生徒を合流させようとしたら、それぐらい優秀な位置にいる子でないと難しいと考えているようです。私の勤めていた塾でも、この３割削減の後、入塾テストを作り変えました。100点満点で数点しか取れない生徒が増えたからです。５年生の授業をしているのに、４年生のクラスのような感覚になることがあります。集中力が切れるタイミングが早くなりました。学力もですが、特に学年全体で集中力の維持という点でのダウンが目立ちます。大手の中学受験塾が次々と個別指導も自分たちでやるようになったのも、このような対策のためだと考えられます。学校では、休日が増えたり教科書の内容が薄くなった分、問題はごく基本的なもの中心。先生の話をそれほど真剣に注意深く聞く必要もない生徒達に集中力が育つはずがありません。難しいゲームやクイズほど子ども達は夢中になるというのに･･･。今の教科書は、子ども達の能力を甘く見すぎです。伸びる可能性がある子がかわいそうです。また、国語などとりあげる作品が減った分、言葉を知らない子も増えました。公立の学校の先生でも、非常に熱心に指導にあたられている先生はたくさんいらっしゃいます。先生方の力量とは別の部分で、私学との大きな差ができてしまっているようです。私の勤めていた塾には予備校部門もありましたので、その責任者ともよく話しました。３割削減の影響を１年だけ受けた生徒と、１２年受けた生徒･･･。今後、公立高校の進学実績はかなり下がるというのが、予備校の講師陣の大方の予想です。私の教え子の私学進学生が、この予備校で現役クラスに飛び級で在籍しています。私立高１生３名（難関校に限りません）が、高２生の公立トップ校クラスに混じって勉強し、上位３位を独占。高２の時点で、神戸大Ａ判定という結果なんだそうです。私立生が、一学年上の公立トップ校生に模擬テストで勝つことに、もう驚かなくなりましたよ、とその予備校講師は言っていました。中学の時点での偏差値が50前後の学校からの東大・京大合格者が今はまだわずかですが出てきています。今後増えても不思議ではありません。逆に公立高校生の合格者内浪人率は上がっています。予備校講師にこの話を聞いて、私も自分の母校（公立高校）の大学実績を調べました。･･･私学が少ない田舎ですが、それでも、「私達の頃はもうちょっといい数字が並んでいたよね･･･。」と思いました。私学が多い都市圏や京阪神は、その傾向がもっと強いとのことでした。もう少し詳しく･･･と思いますが、長くなりましたので、FREE　PAGEに移動して、続きを･･･。→つづき　　　　　　　　　うなずけるところがあったと言う方は、こちらをクリックしてくださいますよう　　　　　　　　　お願いします。今後の更新がんばります。→　　

  2005年10月12日

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  ◇過去入試問題集（赤本）の使い方例　by塾講師

  過去入試問題については、人それぞれ使い方はいろいろだと思います。塾で指導されるところもあります。あくまで一例ですが、過去入試問題集を濃厚に利用する方法として、一例を挙げました。ＦＲＥＥ　ＰＡＧＥをご覧下さい。　うなずけるところがあったと言う方は、こちらをクリックしてくださいますようお願いします。今後の更新がんばります。→　　

  2005年10月10日

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