"コルセットとダイエットインナーはどう違うのですか?"という質問がありました。
めずらしくダイエットインナーの話題でうれしいです。
ごめん、初めてだった。
腰痛椎間板ヘルニアでコルセットをしていたら腹腰の筋肉弱体化。
コルセットナシでは歩けなくなってしまいました" …日記コメント
うわぁ…。鉄の肺ってあるじゃないですか。
肺呼吸出来なくなった人が入れられて、入ってるうちに自分で肺呼吸できなくなるヤツ。
あれみたいですね。こわ。
コルセットも色々ですが、どういうタイプだったのでしょうか。
医療用の場合
 |  | 帯状のコルセットをマジックテープなどで固定するタイプ。
腰周りの長さはテープで調整する。
テープを外して貼り直さない限り使用中の調整は不可。
でもお腹周りは絶えず変化しているものです。
空腹・満腹・便秘・すっきりなど数センチの差がある。
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美容補正用の場合
 | 理想体型に立体裁断された下着をホックで固定するタイプ。
ウエストニッパーとも呼ばれる。
ウエディングドレスなどフォーマルな場で活躍。
調整を前提としていないので体型が変わったら買い換える。
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ファッション・ナイトウェア用
| 背面を紐で調整するビスチェタイプ。
"風とともに去りぬ"でのビビアン・リーの着替えシーンは有名
かつて貴族がきつく締め上げてよく気絶した。
白雪姫もこれで一回気絶してる。 |
以上3タイプに共通していることは着用中の柔軟性・順応性がない、ということです。
1サイズ大きいか少し緩めたコルセットをして思い切り息を吸ってみてください。
コルセットとお腹の間に隙間ができると思います。外から腹部への抵抗は0です。
逆に1サイズ小さいかきつく絞めたコルセットをしてお腹で押してみてください。
マジックテープやホック、紐などサイズ調整部分が引っ張られると思います。
腹部は抵抗が強すぎ、腹筋は無駄な抵抗に虚しさを覚え、押すのを諦めます。
押しても凹ませても無駄だと思ったお腹の腹筋は出番がなくなり弱体化。
「俺の時代は終わった。あとはあんたに任せた」
とコルセットに仕事を一任して引退してしまいます。
ダイエットショーツで思い切り息を吸うとどうなるか。
吸った分だけショーツがお腹を押してくるので隙間は出来ません。
どこまでもどこまでも押してきます。
押されっぱなしでは息が上がっていずれ死ぬので自然押し返します。
これで腹筋がつくわけですよ。
ダイエットショーツとの比較
 |  | 下腹部全体を包み、生地とゴムの伸縮でサイズ調整するタイプ。
同じサイズでもウエスト・ヒップサイズの幅が大きい。
どんなポーズ、腹具合でもフィットし、絶えず腹部を活性化。
でも即効性がなく、勝負下着にも向かない地味な存在。 |
腹筋は動かしたとき脂肪を燃やして力をつけます。
ダイエットショーツを履くと否応なしに腹筋を使うことになります。
ゲルマニウム・チタン効果で脂肪を燃やすショーツも流行。
脂肪燃えたら細くはなるとは思うけど腹筋欲しかったら脂肪が燃やすだけではだめ。
細くたぷたぷしたふくらはぎと、細くきゅっと締まったふくらはぎを想像してください。
痩せてるのと締まってるのは違うんですよ。
コルセットを外したビビアン・リーの腹筋はどうだったのでしょうか。
あれで畑仕事とかしてたなあ。 |