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カテゴリ:カブロボ
暴落につきギャンブルしてみる (2008.09.17) で、昨日、キヤノン、三井物産、東京海上HD を買ったと書いたが、やっぱり嫌な感じなので、寄り付きに成り行き注文出して売ってしまった。とりあえずプラスなのでよしとする。
どうも AIG の救済方向の報道よりも、リーマンショックの方が日本市場を大きく動かしているような印象があったから、まだ、長目のホールドはできないなと。現物ホールド、こまめに空売り買い戻しでもいいんだけど、乱高下がひどくて面倒だから売ってしまった。 今日の日本の市場を見ると、全般に外資系の売買が6割以上を占めると言われる東証で、リーマンが経営破綻・業務停止中で売買しなくなったら、けっこう影響が大きいかなというのを感じる。リーマンが抜けた状態での均衡状態を証券会社が再構築するまで、不安定な動きになるんじゃなかろうか。これまではこういう売買をしていたのに、リーマンが抜けたら同じ事ができなくなったとかあるかもしれないし。 加えてリーマン破綻は、日本人の売買を萎縮させる心理的効果も高いかもしれないとか思う。AIG が破綻を免れそうだということ以上に、リーマンの破綻は日本人に心理的ショックを与えている。融資を行っているところやリーマン債を買っているところとか、そうした実際のお金の動きも大きいだろうけど、漠然たる心理的不安がとても大きくなっている印象。 UPDATE3: 米FRBがAIGに最大850億ドル融資へ、政府が株式79.9%取得 のニュースはあまり好意的にとらえられてないな。AIG の株価はさらに下げている。おまけに 金融危機の最悪期、これから訪れる可能性=IMF専務理事 のニュースも流れている。訂正:米FRB、AIG救済を発表:識者はこうみる とか見ると、市場の疑心暗鬼晴れず、当面ボラタイル、三菱UFJ証券 投資情報部長 藤戸 則弘氏で、ネガティブなときに一番ネガティブな表現が出てくるのが三菱UFJ証券だな。まあ、印象的には一番的確な感じだけど。ワシントンミューチュアルもあるしなぁ。WaMu may seek merger as pressure mounts: Merrill。 結局、ダウはいつ 10,000ドル切るのでしょうという雰囲気になっているな。ダウが 10,000ドル割れするなら、日経平均も年内に 1万円割れすることがあるのかなぁ。 英ロイズTSBとHBOS、18日にも合併で合意の可能性=BBC なんてニュースも出ている。世界の金融業界地図がどんどん変わっていく。何にせよ、日本のバブル崩壊のときと比べて、スピードが全然違うなぁ。1年でここまで来ているわけだし。naked short の規制がまた入るのか。SEC issues rules against abusive short sales 。こういう機動的な対応も米国は早い。というか、ある意味、都合のよりようにルールをどんどん買えていくという合理主義だからな。時として、自分勝手なルール改正やることは多々あるにしても。 でもって、なんかそういう影響のないところでどうかと、リバウンド狙いでインターネットイニシアティブ買ったら、あぁーあ、含み損になっちゃった。決算がよろしく見えなかったところはやっぱりダメねぇ。ここは今のところ空売り派御用達って感じの値動きだからダメだったのね。空売り入れて買い戻してとやるべき銘柄だったのね。えぐいわ、ここの売買は。気分転換に目先の変わったものと思ったが、やぱり値動きがよく分かった銘柄じゃないとやられちゃうなぁ。よく見たら、空売りの練習にピッタリの値動きだったじゃん。 なんでそんなもの買ってしまったかといえば、ギャンブルがあたったから、ちょっとまたギャンブルをと。ダメだね、こういうのはw 【連載】ブロードバンド“闘争”東京めたりっく通信物語 読んで(この連載はとってもおもしろい)、東京めたりっくはもうないし、そういや IIJ の株価はと見たら随分下げているから買ってもいいかなとか安易に買っちゃった。私はアホですな。でも、IIJ って、そんなに業績が落ち込むわけじゃなかろうに、何でこういう売られかたになっているんだろう。表面上悪く見えると、やっぱり、こういうときは売られまくるな。ちっ。会社自体はいい会社なんだけど弱い材料出しちゃっているからきついな。もっとも、値動きだけのギャンブルで買ったんだけど(爆)。ちっ。まさにノイズトレーダーだな。 でも、こういうこともやって損してみると分かることもある。カブロボだと、ここで買っちゃうようなアルゴリズムになりがちだろうけど、これだとちょっと頭悪かったかな。底値狙いって、けっこう外すから、カブロボだったら上がるのを確認してから買いを入れる方が、やっぱり勝率は上がるかなとか。痛みのないシミュレーションだと長期でどうだってことになるけど、短期的にもそれを使う人間の納得感と満足度が高くないと嫌なのだな。ゆえに、勝ち負けと額だけでなく、気持ちのよい勝ち方というのも、どこかしら必要な感じがする。でないと、今日はカブロボのアルゴリズム、今日は人間でとなって、長期的にはシミュレーション通りの勝率にならない。 そういえば、[WSJ] UAL株価暴落はなぜ起きた――アルゴリズム検索も一因に を見ると、
とはびっくり。死ぬまでにいつかはやりたいと思っているが、やっぱり本職の方々は、すごごいな。やっぱり、ロイターやブルームバーグ等々のヘッドライン一つで株価に影響があるんだ。日本ではまだそこまで行っていないだろうけど、ニュースのヘッドラインを作る人、あるいは配信者は、たとえば ××銀行 100億円の損失とかすべきところを 1000億円とかしたら、どういうことになるか、これまで以上に注意しなきゃ怖いってことね。人間の場合、文脈上、おかしければ気づくが、機械的にやっていると、まだ、正しいかどうかまで判断するのは辛いだろうし。 過去に スポーツ報知が「三菱UFJの損失が5100億円規」と報じる (2008.01.16) とかヘッドラインのつけ間違いってけっこうあるしね。 そうだ、ロイターのセマンティックタグサービスAPI Calaris なんかも、実需があるからこそできているのね。
そろそろ、ロイターのセマンティックサービス試してみるかなぁ、と何回書いたかw それにしても、またダウはすごい下げっぷり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.07 15:28:34
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