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カテゴリ:ことばの処理
以前、社員教育への文書解析応用と、剽窃チェック なんていうのを書いたが、日本語対応の剽窃をチェックするソフトが発売らしい。Report × Report の レポート みたいなのがサービスである時代だからなぁ。
アンク、国内初のコピペ判定支援ソフト「コピペルナー」を新発売 ~予約受付開始、発売記念特別キャンペーン実施~。 金沢工大杉光教授が考案した不正コピペ判定支援ソフト発売
コピペ問題を考える ~大学などで今起こっているレポート作成の問題と対応策~で、
これはできたのかな?
「コピペ」は本当に悪いことなのか ― NHK『クローズアップ現代』の視点は不毛(小樽商科大学、金沢工大、茂木健一郎、野口悠紀雄、斉藤孝、みんなバカなことを言っている) 2008年09月02日
最近の若い人って、グループ学習好きね。企業の新人教育とかでもグループ学習すると勝手に盛り上がる。グループ学習をうまくやると、講義型よりも、ペーパーテストの結果もよくなる。なんていうのはどうでもよいとして、
そんな馬鹿なことがあるんだろうか。新しいものを見つけてきて教えてくれるのなら、嬉しいことだろうに。先生という類の人たちは、そんなに度量が狭いのか? 問題は、新しいものを提示されたときに、その内容を正しく評価できないかもしれないという恐れのかもしれないな。 最新の論文をぱくってきて、剽窃。教授はそれを知らずに、こんなのはダメだ。いや、これ有名な論文誌にも載ったものが元になっていて。。。。引用を明確にするというのは、実は、指導者側に恥をかかせないようにするための仕組みでもあるってことだな。怠惰な指導者がすぐれた剽窃論文に対して低評価して恥をかくことがなくなる(剽窃しているからダメなのではなくて、中身がダメと判断してしまう)。 コピペルナーを使うと、指導者も知識が増えるとかいうメリットがもしかしたらあるかもしれない。 さらに考えてみると、このソフト、先行研究を探すのに使えるかもしれない。適当なアイデアを文章化して、評価すれば、同じようなリソースを探し出してきてくれるかもしれないから。 そういえば、アンチ、コピペ検出ソフトとして、言い換えエンジン KURA を使うとどうなるのだろうか。一致率が下がるようなルールを作る。それができれば怠慢学生のヒーローだw KURAは、いつか試そうと思いつつ、何年も経ってしまった。言い換え技術って、どの程度進んでいるのだろう。知識処理にはなくてはならない技術だと思うのだけど。 ちなみに JST、科学文献、研究者、特許など関連付検索できるサイト開設 、J-GLOBAL(科学技術総合リンクセンター)試行版(β版の)公開について の J-GLOBAL) とかいうものも最近はできている。 パテント・リザルト とか見ると、類似特許検索もかなり進んでるのね。PATENT INTEGRATION は Adobe Air を使って作られていて無料で使えるのが信じられない。おもしろい。米国特許は、Xyggy Patent みたいに Ajax を使ったシンプルな検索もある。 「剽窃レポート暴きに怯えるのは学生だけかな」の答え。新聞社はかなり危ない。そもそも記事の多くの元ネタが、時事通信、共同通信やロイターの類だったりするし、論説の類でさえも山梨日日新聞社の論説委員の剽窃とかも過去あったし。「恥知らず」の言葉まで飛び出した 日経と週刊現代の「全面対決」 みたいなこともあった。海外では Elsevier社、雑誌の編集プロセスに剽窃検知サービス“CrossCheck”を導入すると発表 とかやっているところがある。テレビ番組なんかも、実は海外の番組パクって、真相究明とかやっているのあるものな。 井伏さんの作品の多くが先行するものの盗用だった――井伏鱒二現象 「井伏さんは悪人です」ってね。 「増補『黒い雨』と井伏鱒二の深層」(猪瀬直樹) [2009年05月21日(木)]を見ると、
なんて書かれている。 剽窃とは単純なコピペから始まり、ネタの剽窃レベル、名誉や成果の剽窃レベル等々、奥深いものなのだなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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