HP Procurve L2 ボックス型スイッチ
なんか、ネットワーク製品群HP ProCurveのレイヤ2スイッチ 7製品を大幅値下げ(2008年11月6日) らしい。先日、2610-24/12-PWR 買っちゃったけど、もう少し待っていればよかったよぉと思ってよく見たら、値下げ対象になってなかった。それより、ネットワーク製品群HP ProCurveのレイヤ3スイッチで HP ProCurve Network of Choice キャンペーンを実施 (2008年11月4日) なのね。ProCurve Switch 2810-24G って L3 なの?? L2 じゃないの。まあ、それはさておき、ProCurve Switch 3500yl-24G-PWR が 385,140円になっているから、実売でもっと下がってくるかな。WANルータの ProCurve Secure Router 7102dl なんかも、もうちょっと下のクラスが欲しいところ。今、手元にあるのは、Procurve Switch 2610-24-PWR、ProCurve Switch 2626、ProCurve Switch 6108 の 3台。2610-24-PWR だけ新品を購入して、あとは中古。ProCurve Switch 2610-24/12PWR HP ProCurve Switch 6108HP ProCurve Switch 26262610 と 6108 の筐体の大きさは、Cisco 2950 と同じ大きさ (44.2×23.62×4.39cm)。2626 だけが奥行きがちょっと長い(43.99×32.51×4.39cm)。2626 と 6108 は筐体前面の左上に HP のロゴがついているが、2610 はその部分には ProCurve のロゴで、前面に大きく ProCurve powered by HP というロゴがついている。ファンの音は、中古のせいもあるかもしれないが 2626 が一番うるさい。2610 が一番静か。どれも、Menu/CLI/WEB で管理でき、SNMP v1/v2c/v3 に対応しているので遊びがいがある。 ProCurve Switch 6108 は分類的にはアグリゲータの製品。10/100/1000 の 8ポートに MiniGBIC x 2 (デュアル・パーソナリティ・ポートで、miniGBIC のモジュールを入れると 2個の 1000BASE-T のポートが死んで miniGBIC になる) 。STP, RSTP には対応しているが MSTP には対応していない。ネットワークのエッジからコアへのトラフィックの集約可能なスイッチということで、末端の機器をつなぐものじゃないということなのだろうか 802.1X認証, MAC認証, WEB認証などは対応していない。ProCurve Switch 2610-24-PWR は、24個の10/100ポート、2個の10/100/1000ポート。全部 ギガ対応したければ一つ上のクラスの ProCurve Switch 2810 シリーズになるが、そこまで遊びにお金をかけられないのでこのクラスにした。対応している機能としては、2610 シリーズと 2810 シリーズはほぼ同じ(2610 は LLDP-MED に対応しているが、2810 は対応していないぐらいの違い。それぞれ QoS, IGMP, リンクアグリゲーション, STP, RSTP, MSTP, SNMP v1/v2c/v3, sFlow, LLDP, スタッキング, Menu/CLI/WEB, Static Routing, 802.1X認証, MAC認証, WEB認証, VLAN には対応している)。私が持っている 2610 は PWR シリーズなので PoE にも対応している。2626 は、sFlow 対応していないこと以外は 2610 と機能的には同じ感じ。2626 の新品を今さら買う意味はないと思う。処理能力的にも。さらに 2600シリーズの下位機種として 2510 シリーズや 2500 シリーズがある。機能的には sFlow, Static Routing, LLDP-MED を落とした感じ。ただし、ProCurve Switch 2510G-24 のように24ポートとも 10/100/1000 対応した機種があり、ProCurve Switch 2510-24 のようにファンレス設計のものもある。ProCurve Switch 2512, 2524 になると、さらに MSTP, SNMPv3, WEB 認証, MAC 認証等の対応が落ちる。ちなみに LLDP-MED(Media Endpoint Discovery) はIP電話などのネットワークデバイスを自動的に構成する目的で、QoSやVLANなどのパラメータ値を格納するLLDPの標準拡張機能。らしい。HP Procurve L2 ボックス型スイッチについて言えば、末尾が 10 (2810, 2610, 2510) のものが現状最新のもので、それ以外は旧型に属するものだと見たらよいだろうのだろうが型番の付け方が分かりにくい。。。。G がついているものが Gigabit対応のもの。数が大きくGigabit対応している機種ほど処理能力は大きく、スイッチ容量(バックプレーン)と スループット(パケット処理能力)を見てみると、ProCurve Switch 2810-48G が 96Gbps と 71.4Mpps なのに対し、ProCurve Switch 2510-24 だと 8.8Gbps と 6.5Mpps といった感じで大分差がある。ただし、ProCurve Switch 2510G-48 だと 2810-48G と同じ 96Gbps と 71.4Mpps。ということで、sFlow, Static Routing, LLDP-MED の対応がいらなければ、ProCurve Switch 2510G-48 あるいは、ProCurve Switch 2510G-24 あたりがお買い得って感じ。2510G は 2810G の機能を絞り込んで安くしたものなのね。ProCurve 2510G-24ProCurve 2810-24Gもうちょっと細かく見ると、SecureFTP, DHCP Protection なども対応してないか。あとは、802.1X認証同時接続数 per Port 2、MAC認証同時接続数 per Port 2、WEB認証同時接続数 per Port 2、Port Security per Port 8 と、いった制限もあるが、1ポートにつき端末1台を徹底する環境なら問題ないだろう。逆に言えば、下にさらに非管理型のハブでも接続して端末をいくつもつなぐような環境であればよろしくない感じ。VLAN も上限 64で、上位機種の 256 より少ない。あとスタティックルーティング機能もない点にも注意か。2512 や 2524 は BPDU Protection, BPDU Filter とかもない(2510 はある)。基本的には、末尾 10 のシリーズを処理能力に応じて選ぶという感じになるかな。それ以外のものが安いからと選ぶときも、必要な機能が欠けていないかを要チェック。 さてここで、ProCurve スイッチを実際に企業で導入のパターンを考える。これまで Cisco のスイッチを入れていたけれど、ProCurve の方が安くて済みそうだから ProCurve を使おうかとかいう場合。でも、例えばスパニングツリーを使った構成になっている場合、相互運用性については大丈夫なんだろうかとかいう話が出てくるだろう。そのうち、これについてまとめたいと思う。そのうちっていつだ?ってのはいつものことだがwMultiple Instance Spanning-Tree OperationRSTP Spanning Tree problem - 1 9315 & 2 5372XLInteroperating with Cisco’s RPVST+ Spanning Tree Protocol in a High Availability TopologyProCurve & Cisco Spanning Tree InteroperabilityHP ProCurve: MST misbehavesCISCO Spanning Tree Protocol IntroductionSpanning tree protocol (Wikipedia)スパニングツリープロトコル (Wikipedia)