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新はいじまのわがままブログ~嗚呼、素晴らしき鉄ヲタ人生~

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2018.08.15
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カテゴリ:はいじまの日常
…夏の風物詩と言えばやっぱり甲子園の高校野球、毎年このお盆のお休みは軽井沢で避暑生活しながら高校野球をのんびりとテレビ観戦するのが楽しみです。

 今年も盛り上がっています。特に12日の愛媛県の済美高校と石川県の星陵高校の試合は印象に残っています。済美高校の8-1からの大逆転劇、延長タイブレークにもつれ込んで最後は逆転満塁サヨナラホームランというまるでマンガみたいな展開でしたが、済美高校がその校歌にある「やれば出来るは魔法の合い言葉」を具現化したようでとても印象的でした。絶望的なリードを取られていても逆転できる、なんか自分も励まされたような気がする試合でした。
 昨日の秋田県の金足農業と岐阜県の大垣日大の試合も印象的でした。序盤は互いに投手の立ち上がりを攻めて3-3の同点で始まったと思ったら、あとは息詰まる投手戦。どっちに転ぶか解らないもどかしい展開が続いた8回、金足の選手が粘りに粘った12球目をスタンドにたたき込んで1点勝ち越すと、その後は注目の金足のエース投手の吉田君が「この1点を絶対に守る」と言わんばかりの気迫のピッチング…久々に「甲子園」らしいカッコイイ投手と、見ていて気持ちのよい試合でした。この調子で金足農業は勝ち進んで、「みちのくに優勝旗」を実現させて欲しいものです。

 夏の選手権大会100回ということで、レジェンド始球式とか過去を振り返る企画をしていますが、ここでは私の印象に残っている夏の大会の試合を挙げてみます。

 まずひとつは1995年夏の二回戦、北北海道の旭川実業と鹿児島県の鹿児島商業の試合。9回2アウトからの旭川実業の逆転劇という展開も印象的でしたが、その逆転劇がなんでもないサードゴロがイレギュラーでレフト前へボールが転がったところから始まったのがとても印象的でした。野球というスポーツにおける「1球の怖さ」というものが試合を左右したけど、それが逆転サヨナラホームランという派手な展開ではなく、たった一球のイレギュラーと言うのがとても印象的でした。この「甲子園の魔物の悪戯」は私が高校野球に本格的にはまるきっかけで、以降夏はテレビやラジオで積極的に高校野球中継を見たり聞いたりするようになりました。

 この年は旭川実業はベスト8まで勝ち進み、「北海道勢の優勝も近いのかも…」と思わせてくれたのも覚えています。
 そして、それが実現したのがそれから9年の2004年決勝。この試合もとても印象に残っていて、忘れられない一戦になっています。「初の北国勢の優勝」と「初の初出場校による春夏連覇」という快挙をかけた、南北海道の駒大苫小牧と愛媛県の済美高校の戦いは、見ていて圧倒される乱打戦になりました。どちらも死力を尽くして次から次へと打ちまくる、まさに力と力のぶかりあいという言葉が相応しい試合でした。野球は乱打戦より守り合いの方が面白いという論者の私でも、この乱打戦は見ていて引き込まれて気付けばテレビに向かって叫んでいたのも覚えています(乱打戦の楽しさを教えてくれた試合です)。そして13-10で駒大苫小牧がこの試合に勝利して、優勝旗が初めて津軽海峡を渡ったのです。「北国勢は不利」という高校野球の常識と歴史を覆した瞬間のことは今でも忘れません。

 そして私が夏の高校野球の中で最も印象に残っている試合は、前述の駒大苫小牧の対戦相手であった愛媛県勢が戦った「球史に残る名勝負」といえる試合です。
 1996年決勝、といえば「あの試合か」とすぐひらめく方も多いと思います。愛媛県の松山商業と鹿児島県の熊本工業が戦った「奇跡のバックホーム」で知られるあの試合です。9回裏2アウトまでまでは言い方は悪いけど「ごくごく普通の平凡な試合」で松山商業が順当に優勝するかと思っていたら、9回裏のギリギリのところで熊本工業1年生澤村選手が松山商業の新田投手が投げた甘い球を見逃さず同点ホームラン。これだけでも驚きの展開なのに、まさかあんな展開になるなんて…。
 そして延長戦、松山商業が無得点の後の10回裏、完全に試合の「流れ」を持って行った熊本工業が1アウト満塁のチャンスを作り、あの「奇跡のバックホーム」になるわけです。「行った~、これは文句なし!」とテレビのアナウンサーが叫んだとき、私も正直「決まったな」と思いました。ですが松山商業矢野選手が豪腕によるバックホームは、信じられないほど正確にキャッチャーのミットへ向けて飛んでいって本塁交錯プレーでアウト…この試合は「奇跡のバックホーム」だけでは印象に残りません、そこに至る特に9回裏以降の展開があるからこそだと思います。最後まで逆転を信じてバットを振った熊本工業の澤村のホームランと、絶対にサヨナラゲームにはさせまいとする矢野選手の渾身のバックホーム、双方の「土壇場での馬鹿力」的なプレーがあったからこそ印象に強く残ったのです。まさに野球に限らずスポーツの勝敗は「終わるまで解らない」というものを具現化していて、「あきらめない力」のぶつかり合いだったのです。同じようなスポーツの試合を一つ挙げろと言われれば、2011年のサッカーワールドカップ(女子)の決勝を思いつきます。

 この他にも印象に残っている試合はたくさんありますが、ベスト3を挙げろと言われるとこんな感じです。
 高校野球の歴史はこれからも続いていきます。今年は猛暑を理由に色々と言われていますが、私はそのあたりに留意しつつも基本的に今まで通りやればいいと考えています。
 そしてまた新しい歴史を紡いで行ってくれればと思います。まず私が今の夏の大会で願っているのは、私が大好きな東北の地に深紅の優勝旗が翻る日が来ることです。おそらくその日が来るまでは、例年恒例で「ハッキリ言って東北勢びいき」で楽しんでいると思いますよ。





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Last updated  2018.08.15 11:37:51
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