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新はいじまのわがままブログ~嗚呼、素晴らしき鉄ヲタ人生~

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2020.05.17
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カテゴリ:あにめ他の話題
…一昨年に見に行きそびれた映画「若おかみは小学生! 」が、このたびNHKでテレビ放映されましたのでやっと見ることができました。
 いろんな評判を耳にしていたので「どんな映画だったんだろう」と興味を持っていましたので、上映中に映画館で見たかったのですけど日程がとれないうちに近所のシネコンでの上映が終わってしまったんです。それをやっと見ることができたのですが…ハッキリ言って素晴らしい映画だと思いました、正直、上映当時に映画館で見られなかったことを後悔しました。

 主人公は12歳の少女「おっこ」こと織子、彼女が交通事故で両親を喪うところから物語が始まるのですが…その交通事故シーンを生々しく描いたことと、そこでどう見ても幽霊という少年が空へ消えてゆく描写が映し出されたときに「この映画はいったいどうなるんだ?」と思わずにはいられませんでしたが、まさかあんな凄い展開になるなんて。
 母方の実家で祖母が女将として経営する温泉旅館に織子が引き取られ、そこに前述の少年の幽霊が再登場したときは評判とは違う「お子様向け」の物語になりそうでちょっと引いたのは事実。織子が旅館の若女将に抜擢される展開は登場人物の表情がとても豊かで面白かったけど、織子が当地の小学校へ通うようになり、そこでライバル旅館の娘で「ピンフリ」こと真月と、真月に憑いている少女の幽霊が出てきたところでは「お子様向け」色が強くなったと思いましたよ。
 だけどそんな色はそこまで、ここからは徐々にそんな空気は消えてゆきます。最初は旅館にやってきた客の少年あかねとの物語で、織子が心に押し込んでいた「両親の死に帯する悲しみと怒り」という感情を引っ張り出します。そして織子が見る「両親の幻」と二人の幽霊と魔物の鈴鬼を上手くオーバーラップさせることで、揺れる織子の感情を描き出した展開については感心せざるを得ませんでした。
 また二人の幽霊の正体も、少年の幽霊は「祖母の幼なじみ」、少女の幽霊は「幼くして死んだ真月の姉」と早々にハッキリさせたのも良い点です。この幽霊の正体が明らかにするのを後回しにすると、そればかりが気になって物語が頭に入りにくいでしょう。鈴鬼は織子と二人の幽霊の間に挟まって上手く立ち回ったと思います。

 そしてどのようの物語にオチを付けるのかと思って見ていたら、客に織子の両親の死の原因である交通事故の加害者となった人物がやってくるという展開にしてきました。最初はそうとは知らずに精一杯の接客をし、接客で壁にぶち当たればライバルである真月に助けてもらいつつ、精一杯のもてなしをしようと走り回っていました。ですがその走り回る目的が「両親の死という現実から逃げる」ことであったことが、この加害者男性客の正体が分かる過程で明らかになるのです。唐突に織子に両親の死という現実を突き付けて、主人公の感情を揺さぶることで観客の感情も揺さぶるという内容でした。

 その他にもこの映画には魅力的なところが沢山あります。海外でも売るからと無国籍風にせず、舞台をキッチリと「日本の温泉街」として描いたこと、その観光地にも人々の生活がキチンとあることを描いたことは秀逸です。この物語に出てくる風景は、国内旅行の経験がある日本人や、日本に旅行に来たことがある外国人には必ず見たことがある景色ばかりでしょう。これはその前に上映された「君の名は。」にも言えることなのですが。
 キャラクターも魅力的です。主人公の織子はもちろん、織子のクラスメイトから旅館の客までみんなキャラクターがハッキリしている点も面白かったです。本筋から外れる展開で一番感心したシーンは、織子がグローリーという客に連れられて大型ショッピングモール買い物へ行き、そこの子供服店でファッションショーのように様々な服装に着替えたことですね。

 長くなりましたが、この映画は本当に素晴らしく面白いので、DVDなりを買うなりレンタルするなりして多くの人に見ていただきたいですね。

 しかしNHKのBSでは、ここ最近は面白い映画の放映が目白押しだったんだよな-。4月の半ばくらいにやっていた「誰も知らない」、連休中にやってた「セーラー服と機関銃」、先週放映されていた「新幹線大爆破」と印象的な映画の放映が続いていました。う~ん、受信料を真面目に払ってて良かった。


 申し訳ありませんが、先週・今週とサイトの更新はお休みさせていただきました。サイトの方は来週は何らかの更新をしたいと思います。
 では。





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Last updated  2020.05.17 08:11:40
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