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新はいじまのわがままブログ~嗚呼、素晴らしき鉄ヲタ人生~

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2021.08.01
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カテゴリ:あにめ他の話題
…今年春公開予定が、コロナ禍の影響で上映が夏休みに延期になった今年の「クレヨンしんちゃん」劇場版、見に行ってきました。
 近所のシネコンで朝一番の上映回に行ったら、シネコンの入り口が大行列…何かと思ったら感染対策でエレベータに4人ずつ乗せていて時間が掛かっていただけだった。近所のシネコンでは毎月1日は入場料が安いせいか、けっこう混雑していましたね。
 映画館の中は昨年同様で1席おきに座席販売で、私は上級座席の「アップグレードシート」を利用しました。500円増しで広い座席とワンドリンクサービスという豪華な席でしたが…こちらで見たのは私だけです。一般席は家族連れなどで半分以上席が埋まってましたね。

・注意
 ここから先は「クレヨンしんちゃん(劇場版)謎メキ!花の天カス学園」のネタバレもあります。本作品をまだご覧になっていない方で、物語の展開や結末を知りたくないという方は閲覧にご注意ください。知りたくなかった物語の展開を知らされたと苦情を言われても、当方は責任を負いかねます。

 今回の劇場版「クレヨンしんちゃん」は、明らかに「かすかべ防衛隊を軸にした友情物語」に分類できると思います。かすかべ防衛隊の面々が「天下統一カスカベ学園(天カス学園と略)」に泊まり込みで一週間体験入学するというストーリーを主軸にしており、主人公の両親であるひろしとみさえの出番は殆どありません。でもみさえの「しんのすけがいなくなって淋しい」という演技は印象的でした。

 かすかべ防衛隊の面々が「天カス学園」に体験入学したのは、風間が他のメンバーを誘ったからというのは上手く考えたと思います。そして本作では風間が「クレヨンしんちゃん」連載初期から積み上げてきたそのキャラクター性を最大限に使っていて、古くから「クレヨンしんちゃん」の原作漫画を読んでいた私としては、風間がしんのすけと喧嘩をするシーンや、おバカになったりスーパーエリートになったりする展開、それに最後のマラソンによる決闘シーンを見て、「クレヨンしんちゃん」連載漫画第一話の風間初登場シーンを思い出しながら見てました…ああ、この映画は風間トオルの集成大となる作品なんだと。

 「天カス学園」のキャラクターも魅力的で面白かったし、何より去年の「ラクガキングダム」のように余計なキャラがいなかったのが見ていて気持ちよかったです。特に生徒キャラはそれが上手くいっていようがいまいが自分を賭ける何かを持っていて、それに自身を持って生きている点がそれぞれの個性を上手く引き出せていたと思います。そんなキャラに埋没しそうなヒロインのチシオは、長距離走が得意でこれに賭けていたがコンプレックスから脱落し、学園一の優等生であるサスガは優等生であるが故の悩みを抱えているというかたちで「例外」にしてきたのも上手く出来ていると感じました。

 物語中盤で推理小説的展開になったときは、かすかべ防衛隊の面々が個性を強く発揮してバラバラに動いているのも面白かったですね。女性教師に夢中のしんのすけ、推理小説的展開に目を輝かせてリーダーになろうとするネネ、不良グループに無理矢理仲間入りさせられたかと思いきやそこで番長と気が合ったマサオ、ろろという学園の野生少女に惚れて告白までしてフラれるボー…でもここでバラバラに動きつつも、それぞれがキチンと「天カス学園」の個性ある生徒や教師を味方に引き入れる展開を自然に回しているのだから恐れ入りました。
 ただ「風間がおバカになった」原因である吸ケツ鬼事件の犯人が分かるシーンは、ちょっとやり過ぎだと思いましたね。本作はこの事件解決が物語の決着ではないのだから、あそこはしんのすけに派手なポーズを取らせるなど大袈裟にやるべきところではないと感じます。むしろ風間が「おバカ」になったあと「スーパーエリート」に変身したことをもっと強調し、対決へ向けての緊張感を高めていった方が良いのではないかと思う。たとえば「走るのが嫌」だったチシオの心境変化を描き、チシオが最初から対決に加わるように描くなどできたと思いました。

 いずれにしても最後の風間としんのすけのマラソン(というか「焼きそばパン買ってこい競争」)対決は、映画館で数十分の非日常を体験させる物語としてとても迫力を持って描かれたと思う。この対決中のネネの台詞良かったなぁ…これはネネを演じた林玉緒さん本人だけでなく、マサオを演じた鈴木みえさん(一龍斎貞友さん)もパンフで言及していましたね。風間としんのすけの対決の結果も、本当にうまく描いたと思います。

 今回の劇場版「クレヨンしんちゃん」は、ここ数年間に上映された中ではとても良い内容だったと思います。個人的には近年作の中では「カンフーボーイズ」に並ぶ名作だと思いました。実は話が複雑で子供達がついてきているのか?と不安になった点も「カンフーボーイズ」との共通点なんですよね。

 「天カス学園」のAIであるオツムンの声は「何処かで聞いた声だよなー、誰だっけ?」と思いながら映画を見ていましたが、エンドロールを見て若草物語の四女と解って「おおっ」と思いました。それと野生少女をろろの声を聞いて誰が演じているか解らなかったけど、エンドロールでつばきちゃんと解ってビックリしました…随分雰囲気違ったなぁ。





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Last updated  2021.08.01 12:53:06
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