司法書士つるぴかはげまるのノート

2017/09/28(木)15:22

紛争管理と調停トレーニング(2日目)

自己啓発、自分磨き!?(24)

話の聞き方が大切というところで、昨日の講義は終了しましたので、 今日は具体的な方法に話が進みました。よく話を聞く、質問をする ということ以外に、初めて耳にする言葉として、以下のものがあり ました。 パラフレイジング 当事者が語った事柄を、意味を変えずにそのまま別の言葉を使って 言い換えること。 リフレイミング 当事者が語った事柄を、その意味はそのままで、調停人の理解を込 めて、別の表現で言い換えること。 サマライジング 当事者が描写する状況を調停人が簡単にポイントをまとめ要約する こと。 それぞれの方法について、実際に練習をするのですが、会話を途切 れさせないように、適切な別の言葉を探すこと、相手の話を理解す ることは非常にむずかしかったです。 また、紛争を解決する切り口として以下のような概念の説明があり ました。 イシュー 争っている事柄、トラブルの直接的原因、当事者の心中にひっかか ったまま収まらない感情など。事件の中で通常一つではなく、複数 存在。 ポジション 各当事者が考えるトラブルの解決策。普通、相手に対する要求、あ るいは主張の形で言い表される。話し合いによって変わる ニーズ 当事者に特定のポジションを取らせる理由。要求や主張の裏に隠れ るトラブルの本当の原因。 設定された事例をこれらの要素に分析する練習もありましたが、文 字で書かれた事例を分けていくのは容易なのですが、最初に習った 会話の方法を使いながら、相手のポジションやニーズを探っていく というところまでくると、会話の中で、今、自分がどの位置にいる のか?相手の何を聞こうとしてこの質問をしたのか?ということが ごちゃまぜになり、頭がとても疲れました。

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