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週刊 くりんこ・ころ・ころ

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2009年03月26日
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テーマ:京都。(6086)
カテゴリ:行・道楽

 左側通行で、お願いします。.jpg 千本鳥居。奥の院への出入り口

数年前のこと、伏見稲荷大社初午詣(はつうまもうで)のテレビCMがあった。

千本鳥居をバックに、着物姿の女性が「福が仰山、もらえまっせ」と誘うのだが、

初めて見たときから、さすが着倒れ京都の神社やなぁと感心していた。

服が仰山」に、誤入力されたのだ。物欲満開、アホも丸出し。

初午詣でとは、奈良時代(712年)二月初午の日に、稲荷大神が伏見のお山に

降り立った日を仰ぎ奉るお参り。御鎮座は、1300年の長きに渡る。

2009年初午からは数日ずれて、長持ちから溢れ出る着物を夢見てお参りに行ってきた。

 

目的は奥の院も熊鷹社も越えて一の峰まで登り、お山を一周すること。

稲荷大神が降り立ったという、一、二、三の峰には磐座が祀られ、

その力に預かろうというのか合力しようとするのか、

小さなお社が、たくさん寄り集まっている。(写真は撮りませんでした)

 愛かシュールかは、あなたの感性で、こん。.jpg さあ、一の峰を目指そう...。.jpg
        行場。お狐様だ、こん。.jpg 確か、眼病に効く神様のお使い狐。.jpg

参道の要所要所にそういったスポットがあり、それらを、鳥居に導かれながらお参りする。

何が「要所」に見なされるのかは不明だし、自然発生的に寄り集まった「場所」もあるようだ。

伏見稲荷独特のお社寄進?は、江戸末期以降の比較的新しい信仰形態らしい。

政情不安な頃、先行きの見えない不安や閉塞感から、現世的信仰にすがったんだろうか。

私は、これらお社群に足を踏み入れると、地軸がずるりと歪む気がする。

地べたから沸く声は何をおめくのか、己の安堵か繁栄か、はたまた時代を占う声か。

そういう箇所には茶店も必ずあり、お供えセット(酒1合瓶とおかきの箱詰め)や、

お供え鳥居の販売・文字入れまでしている。

寄進の申し出も受付け、出張社務所みたいだけど、

出汁自慢やお揚げ自慢、名水ゆで卵や景色自慢なんてのもあって、個性色々。

 

さて、京都では季節毎に、寺社の期間限定「非公開文化財の特別拝観」がある。

2009年冬、伏見稲荷では「御茶屋」(国重要文化財)が公開されていた。

書院造りから数奇屋造りへと移行していく過渡期を評価され、重文指定を受けたとか。

お上(後水尾院)からの下され物だから大切にし過ぎたのか、あまり修復されていない。

襖絵はハゲハゲだし、建具の隙間からは庭が覗ける(笑)。

ここは上つ方々の接待所ゆえにお茶は、供しこそすれ、立てることはなかったそうだ、

だからお茶室ではなく「お茶屋」。

当然、にじり口もないし、切ってある炉も形ばかりとか。

そして庭伝いに、代々の伏見稲荷宮司の官舎?だったお屋敷があり、

庭から棟方志功作の襖絵も拝観できる。

棟方志功らしい、ほとばしる情熱の線と優しいフォルム。

京都って....、京都の財産って、ほんと限りがない。

毎回毎回、異なる寺社が、秘宝を公開するのだ。

個人宅も含めると、知られぬお宝がどれほど....。

一部は被ったとはいえ、戦火を免れたという途轍もない幸運を、

京都には、未来に責任をもって全うしてくれ、と祈るばかりだ。
   いやだからって写真撮影禁止を恨む訳じゃないけどさ。
   
お庭も外観も撮影禁止の理由を述べよとかこっそり撮ったりもしないけどさぶちぶちぶ

 

おもかる石。この上の石を抱え上げる。.jpg 灯籠のツマミ部分の石を持ち上げる。

奥の院には、「おもかる石」という吉兆占いがあります。

願い事をして石を持ち上げるのですが、想像した以上に軽く感じたら、叶うのだとか。

全地球のありとあらゆる住人様、申し訳ございません。

この先、第三次大戦勃発や巨大隕石の衝突なんか起こったら、くり乃々のせいだわ。

だって「全世界の恒久平和」を祈願したのに、ずっ...しり....と重く感じたんだもん。






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Last updated  2009年03月26日 12時59分13秒
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