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元 直 日 記

元 直 日 記

サックス

サックスフォーン


 サックスは1840年ベルギー生まれの楽器製作者、アドルフ・サックスによって発明された。管体はすべて真鍮であるにもかかわらず木管楽器と分類されるのはクラリネットとほぼ同じマウスピースとリードによって音を出すからだと思います。しかし、その音色は木管楽器にも金管楽器にも属さない特殊なものです。事実、製作者のサックスはそれまでの吹奏楽が木管と金管の2種類音色に大別、分離されていて、溶け合っていないことに注目してこの2つを結びつける音色をもった楽器を製作しようとしたのです。
 サックスが考案し、現在も残っているサックスフォーンは
①ソプラニーノ(E♭管)
②ソプラノ(B♭管)
③アルト(E♭管)
④テナー(B♭管)
⑤バリトン(E♭管)
⑥バス(B♭管)
⑦コントラバス(E♭管)
 この7種類です。このうち完成度のもっとも高いのが③です。①は音程が不安定、⑦は多量の息が必要で吹奏が困難、という理由であまり使用されません。
 吹奏楽で標準的に使われるものは③、④、⑤の3種類。これに②、⑥の順で使用頻度が高くなります。吹奏楽ではクラリネット・セクションとともに、全体のサウンドのベースをつくる重要なセクションとなり、和声的な動きを中心として、pからf、柔らかな響きから刺激的な響きまで、この楽器の持つ幅広い表現力が生かされます。
 吹奏楽に対してオーケストラでサックスが数種類使用されることはごくまれで、主に特殊楽器として、ソロを演奏するために導入されます。

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