★3つのきたなシュラン 韓旅11-3 ソウル
百済博物館を出て、今度はバスで最寄り駅まで行った。そこで靴下とバンドエイドを買った。だいぶ足の痛みが軽減した。鍾路3街まで帰って、ロッテシネマで映画を観ようとしたら、夜8時からでないと目当ての映画がなかった。駅で買った柿味の餅を食べながら、暫し沈思黙考。映画は諦めて「マッコルリの旅」に紹介されていた店を求めて、鍾路の町をさまようことにした。道端にダンボールを敷いて酒盛りをしているアジュンマ(おばさんである。おじさんでは、断じてない)がいたり、夜の鍾路は独特の雰囲気がある。目当ての店はパコダ公園の裏辺りなのだが、それらしい店が見つからない。鍾路駅五番出口の処でやっとそれらしきモノを見つけた。捜していたのは、地下商店街にある「南国市場 남국시장」というお店なのである。地下に向かう店が見つからなかったのだ。何回か通り過ぎて、やっとこれが市場の入り口だと気がついた。でも、これが地下商店街の入り口に見える?まるで地下防空壕に入る感じ。しかし、人がちらほら入っている。恐る恐る入ると、確かにこんな処に地元御用達の市場があるじゃないか。もう既に8時近く。店はたたみかけている。私は食堂を探す。あった。飲み屋の店があった。看板はないけど、此処が南国市場にある「南国市場」というお店に違いない。(ホントの店の名前は「母ちゃんの海苔巻き」なのかも知れない)ぼんやりしていると、アジュンマが「何か用かい?」と声をかけてきた。壁に貼られているメニューをみる。「マッコリの旅」ではスンデを紹介していたが、見つけられなかった。「えーと、テジキムチと‥‥」「豚キムチ炒めだね」「それとマッコリを」「1人かい?」「そうです」別に嫌な顔はしなかった。他を見ると、私以外にも1人で飲んでいる人がいる。地元の憩いの場なのだろう。マッコリは長寿マッコリが金盥形のコップと共に出てきた。キムチを食べると、味に期待が持てた。そしてテジキムチポックム。単に豚肉とキムチを一緒に炒めただけのように思えるのに、味に濃くがある。温かい豚肉にキムチがよく染みてとっても美味しい。しかも、量は1人では多かった(完食はした)。とんねるずの番組「きたなシュラン」風に点数をつけると、★★★満点である。美味かったら他のも食べようと思っていたけど、今日は諦める。此処はあと30分で閉めると本には書いていた。あと20分という処で3人組の男が「まだいいか」と入って来た。チャンジククスと焼酎を頼んでいた。飲み会の締めでやって来たのだろう。ソーメンのような麺にスープをかけ、黒海苔を振っている。これで2000wというのだから安い。しかしもう腹に入らない。塩はハッピンス(かき氷)の容器に入っている。会計はマッコリ入れて一万wだった。今度来たらスンデを頼もう。大元旅館に帰るとベッド部屋は4人入って満室になっていた。明日は春川だ。宿代19000 洗濯 3000 靴下1500 バンドエイド1000 昼食7000 餅1000 水1000 夕食10000 Wi-Fi5500合計49000w歩数16954歩