ビッグイシュー337号
「ビッグイシュー337号」ゲット!最近は日本の俳優が続いている。インタビュー費用は獲っていないよね。日本の俳優の理解も進んで来たのかな。そう言えば、彼女のデビュー映画は「パッチギ!」だった。今回の「焼肉ドラゴン」は大入満員にはなっていない。でもそれは作品の質とは関係ないだろうと思っている。現代日本人は、在日に対してあれやこれやの偏見を持っているから、当たり前だろうとも思う。だからこそ、映画化した意味もあるのかもしれないと思うようになった。早く観に行こう。特集は「風のとおる暮らし」。リード文は以下の通り。今、人々が集まって社会の縛りから距離をおき、ルールのない、自由で風通しのよい暮らしをつくる動きがある。九州の西端、熊本県の宇土(うと)半島の真ん中、海を見下ろす1万坪の広大な土地に「三角(みすみ)エコビレッジ サイハテ」はある。子どもと大人合わせて27人が暮らす、衣食住+文化循環型のエコビレッジだ。「お好きにどうぞ」が合言葉。ルールもリーダーもなく、それぞれが「やりたいこと」をやるという自由なコミュニティである。一方、神奈川県の横浜にある「ウェル洋光台」は、元社員寮を住人たちがリノベーションしたシェアハウス。子どもと大人、海外の人など31人が暮らしている。共用部分の掃除なども〝ルールや役割〟がなく、運営スタッフもいない。暮らしがメンバーの〝贈りあい〟で成り立ち、廊下には本、共有棚には住人が仕込んだ味噌樽などの贈り物が並ぶ。パーマカルチャーの考え方を参考に〝風〟とおる暮らしを営む二つのコミュニティを訪ねた。合言葉は「お好きにどうぞ!」やりたいことを自由にやれる、世界平和を味わってみたい「三角エコビレッジ サイハテ」工藤 シンクさん好きな人が、好きなことを、好きなだけやる!“贈りあい”を楽しみながら、楽しく暮らすシェアハウスとは?「ウェル洋光台」戸谷 浩隆さんいつもは関連本の紹介があるのに、なんとこの2箇所にはそれさえなかった(ウェル洋光台にはサイトさえない)。一読して思うのは、とってもとっても魅力的なのだけど、基本的には「行って体験しないことには、ホントのことはわからないだろうな」ということである。でもそもそもネット世界前の人の「試み」は、そういうものだったのかもしれない。熊本の「サイハテ」には、北方謙三「岳飛伝」の秦容が始めた「小梁山」のような雰囲気を感じる。皇帝のいない国を夢見た梁山泊仲間が作ったコミュニティである。「洋光台」の戸谷浩隆さんは「(縄文時代のような狩猟採取生活では)群れをつくり、仲間同士で協力しあい、食料をとりわけて生活してきたはずです。そこでは過剰な権力や所有欲などはなく、みんなで贈り合いを楽しみ、協力して子育てをする環境があったのではないでしょうか」ともいう。ここでは縄文世界が広がる。日本列島だけでも一万年近くかけてそういう生活を確立してきた人々が、たかだか二千年の生活でそれを忘れるはずはない、ともわたしも思う。ビッグイシューの特集は、一冊の本になるようなことを、数ページでまとめているので、面白いのだけど、それで信じ切って人にオススメするのは、憚れるようなことが多い。そもそもここに書いている「フリーお金」なんて、読んだだけじゃ全然わからない。でも「行ってみたい!やってみたい!」と思える特集も多いのも事実。ホームレス人生相談では、枝元なほみさんが「鶏皮のパリパリ焼き」を提案。そうか!鶏皮て、料理になるんだ、と再発見!2018年6月28日読了