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カテゴリ:万葉集
秋の田の 穂向きの寄れる 片寄りに 君に寄りなな 言痛ありとも
(但馬皇女) 最後の一言が活きている。人に噂されようとも、つまり「こちたくありとも」といってか弱い女性が一人の女として生まれた一瞬を残している。 しかも前書きを見ると「但馬皇女の高市皇子の宮に在りし時に、穂積皇子を思ひてつくりたまひし歌」とある。こういうことを国選歌集に入れるのもどうかと思うが、現代ならワイドショーが飛びつきそうな話題だ。ただし、詳しいことは分からない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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その通り現代ならワイドショーが飛びつきますよね。でも一途に思いを寄せている但馬の情感が伝わってきます。(穂積はいい印象がないけど)万葉集って不思議です。1300年以上歌いつがれているのですから。私は万葉集の1期~2期の作品が特に好きです。kumaさんは幅広い時代に精通してますね。
(2007年01月09日 20時29分26秒)
とこおとめさん
こんなところに来ていただいてありがとうございます。万葉集はもう一年半も書いていません。いろんなことに好奇心がありすぎるんですね。 今、連歌をしています! 気楽にひと歌残していってやってくださいな。 (2007年01月09日 22時34分20秒) |
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