2005/08/13(土)00:24
妖怪への愛『妖怪大戦争』
さて、盆休みだ。
仕事のことは忘れて、携帯が鳴らない事を祈りつつ、
一日中涼しいところにいた。
子供だましという説と、
傑作だ、という説が入り乱れている
『妖怪大戦争』をやはりチェックすることにした。
カップルやら、子供連れやら、熟年夫婦やら、
いろんなタイプが見に来ているが、
中年ひとりというのは私だけか(^^;)
愉しめた~(^^)
神木隆之介君はかわいいし、
大人も楽しめるパンチラサービスはあるし(^^;)
何より妖怪が人間に擦り寄ってはいない、
さすが妖怪の大御所たちが関わっているだけあり、
妖怪に対する愛が感じられた。
以下ネタバレモード。(反転してね)
加藤保憲の目的ならある程度は達したのかもしれない。
あれなら、ほぼ帝都は消滅したのだから。
妖怪たちは『勝った、勝った』『祭りは終わった』
といって帰っていったのだけど、
実際はいったい何十万人の人間たちが死んだのだろうか。
それは見事に省略する。
いろんなところに
おごる人間たちに対する警告がちりばめられていて、
私などは大変面白かった。
曰く
『過去を知らなければ未来はない』
『復讐するのは人間だから、私は人間ほど落ちぶれたくはない』
そして最後の水木しげる御大将の含蓄ある言葉
『戦争は……』
良く分からなかったのは、
加藤はどうして
アギを拒んだのだろう。
台詞がよく聞き取れなかった。
アギとはどういう妖怪なのだろう。
傑作です。