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2005年11月26日
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カテゴリ:中江兆民
TN君の伝記

しばらくTN君のことを取り上げてみたい。とりあえず「TN君の伝記」(福音館書店なだいなだ著)この本にそって、彼の生き方から現代(の私)に何が汲み取れるか考えてみたい。

TN君とは誰か。1847年、高知足軽の子に生まれる。TN君16歳のとき、土佐勤皇党は急激に「改革」運動を行い、自滅する。TN君はその運動に加わらなかった。自覚的な若者としてはかえって珍しい。TN君は考える。「彼らは日本の未来を考え、今の世の中を憂えている。しかし、日本の未来の側から自分を見ていないじゃないか。」TN君は土佐を抜け出して土佐を見よう。日本を抜け出して日本を見よう。そして自分を見つめよう、と決心する。

この視点はいつの時代でも大切だろう。とりわけ、自分の回りの世界が大きく動くような時代では特に大切だ。網野善彦によると、日本は現在、中世に次いで歴史上二回目の転換点を迎えているらしい。政治形態の違いではなく、生活様式や情報の変化を考えるとき、肯ける指摘ではある。わたしたちは「未来から自分を見る」ために何をしたらいいのだろう。

この本にやがて出てくる植木枝盛はTN君にこういう。「私は先生より10年遅れて生まれてよかったと思っています。外国に行かなくても、外国語が出来なくても先生たちが訳した本を読むことができる。」実際植木枝盛の読書力はピカ一でした。だからこそもっとも先進的な『憲法草案』も作ることができたのでしょう。けれども私はTN君のほうが好きだ。TN君の理論はおいおいと紹介したいが、「ぶれ」がほとんど無い。現地に出向いて原文を読んで、自ら行動したものが持つ説得力と幅広い視野がある。果たして最後まで行くかどうかは心許無いけど(いや、自信はほとんど無いが)、このカテゴリーではなだいなだの著で若干TN君の生き方を紹介したあと、『原文』に即して彼の理論を検証してみたい。






最終更新日  2005年11月26日 11時01分24秒
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