再出発日記

2006/05/10(水)01:27

「共謀罪」ブログには力がある

共謀罪(32)

連休明けから共謀罪の審議が始まった。 東京新聞では「反対派『恣意的判断怖い』共謀罪で参考人質疑」という記事を書いた。中国新聞など、地方紙は軒並み書いているが、朝日新聞は今のところ、検索しても出てこない。 ただし、9日付の新聞には、社会面にやっと特集版を出した。遅いのではあるが、まあそれでも、強行採決された後に出さなくて良かったというべきか。内容は「与野党修正案、共謀罪なお乱用の余地」「疑いでも逮捕可能」「適用対象あいまい」「具体的内容明記せず」……と自民党の修正案、民主党の修正案の問題点を指摘している。たとえば弁護士の声として以下のように書いている。 「与党案の「資する行為」も民主案の「予備行為」も、共謀罪を犯した人に対する「処罰条件」に過ぎず、共謀の疑いさえあれば逮捕できるからだ。あくまでも合意だけで共謀罪は成立し、「資する行為」や「予備行為」は、起訴できるかどうかの判断材料になる。」つまり、警察は容疑のみで逮捕でき、後で「調べて」「証拠固め」をすることが出来るから、逮捕のみで社会的信用を失墜させるとか、いろいろできるわけです。 私は民主党案含めて、廃案しかないと思う。 今日共謀罪の記事をgooで検索すると、昨日から今日にかけて100以上のニュースが検索できた。やっとマスコミが取り上げだしたという雰囲気がする。これも、4月21日の審議入り一週間前くらいから、各ブログが粘り強く取り上げてくれた「力」だろう。どこの記事で見たかどうしても調べられなかったのだが、審議入りのころは扱っているブログは50そこそこだったらしいが、ここ二週間で600ぐらいに増えたらしい。私のブログも実は共謀罪を記事にしたころから、アクセス数が、一挙に100~200上がっている。私の記事自体は専門性もないので訪れてきた人には申し訳なく思っているのだが、このことから次のことが言えるかもしれない。マスコミの世界では、共謀罪は無視をされていたが、ブログの世界では注目の的だったのではないか。つまり扱うブログ数が増えたり、アクセス数が増えたりすることは、マスコミを動かし始めたのではないか。つまりブログは扱うこと自体で「力」になる。 ……ブログにも「力」がある。今いろんな人が少しづつ自分にできることをはじめている。私は私にだけ出来ることー映画評に共謀罪バナーを貼ってさりげなく宣伝するとか、をこれからもしていきたい。   バナーのコピーTagは掲示板 にあります。広めよう 5/10深夜追記 やはりうろ覚えで書いたらいかんですね。「ヘンリーオーツの独り言」さんの記事を読むと、二週間で50から600になったのではない。こういうことだそうだ。 「「東京新聞」によると4/15に50だった「共謀罪」を取り上げるブログが4/22には600に膨れあがったことが採決を断念させたとのことである。」一週間でした(^^;)ヘンリーオーツさんはこのあとの「ネット検索結果」も調べてくれている。その後も激増しているそうだ。「どうせゴールデンウィークで遊び終えた頃には事態は収まっていると思っていたに違いない。だが事態はその予想に反し、反対の声はますます大きくなろうとしている。さしもの既成野党も労働組合も平和団体もこの流れの中で重い腰をあげざるを得なくなろうとしているのだ。誰もまだ予想していないがこれはひょっとすればフランスのように大きな国民運動に成長する可能性も秘めているのではないかとさえ思う。 」なるほど~(^-^)

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