再出発日記

2006/07/02(日)11:12

なんめえだあよ

2日続けて不規則な生活をしているので、少し頭がほーとしている。サッカーの準々決勝は、強豪同士が戦っただけあって、最後まで予測のつかないものになった。 特に、実力的には上だと思われていたし、実際試合の局面局面では南米の選手たちが圧していたのに、結局アルゼンチンもブラジルも敗退した。明日の運命なんて誰も予測はつけられない。心情的には個人技に優れている南米を、そして決勝一回戦でみごとなフリーキックを決めたベッカムのイングランドを応援していただけに、どの試合も理不尽な仕打ちの様に思える。それにしても相手側のデェフェンスのみごとなこと。日本のレベルは、やはりあと10年は遅れている。 そんなことを書こうとしたのではなかった。そのおかげて寝坊をしていた夢の中、朝からずっと太鼓の音が聞こえていた。だんだん近づいてくる。そうか、きょうは「なんめいだあよ」の日であった。 近所の子供会が、毎年この時期に大きな数珠を携えて部落を回って「なんめえだあよ」「だあよお、だあよお」と唱えながら玄関に回ると、家の人はお布施(子ども会への寄付)とともに大きな数珠を触ると、一年息災で過ごせるというのである。 この地域のどこまで広く行われているのか、私は知らないし、そのいわれも知らない。おそらく、時期的には全国的に行われている虫送り行事(害虫を追い出す行事)の変形なのではないかと思っている。 明日のことは誰も分からない。おかげが在るかどうかなんてわからない。けれども、子供にとっては、集団で疫を退治したような気になるし(少なくともわたしが子供のころはそうだった)、これが貴重な子ども会の財源になって年一回の旅行やクリスマス会のプレゼントの元になり、子供の健全な成長に役立つのである。それこそが真の疫退治なのだということは実は今日思ったことではある。

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