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テーマ:映画館で観た映画(8343)
カテゴリ:邦画(05・06)
監督 : 李相日
出演 : 松雪泰子 、 豊川悦司 、 蒼井優 、 山崎静代 、 岸部一徳 、 富司純子 昭和40年というと今から約40年前であるが、それからずっと「東北のハワイ」が続いているということは、「ハワイアン」が本物であることの証なのだ。ではそれを映画で表現しようとすると、いきなり本物のダンサーをもってきてはだめで、素人から叩きあげなくてはならない。蒼井優はバレエの素養があるといっても数分間画面に釘づけするほどの表現力をつけるのは、物凄い努力がいっただろう。たいした役者だとおもう。見直したのは松雪泰子。あの最初のソロの踊りは彼女たちを真剣にさせる源泉になるわけだから、まさしくプロの踊りをしなくてはならない。まさにそういう踊りをした。彼女は宝塚出身ではないのだから、踊りの素養もないだろう。一からの努力。素晴らしいと思う。その他いろいろな体当たり演技もよかった。岸部一徳も豊悦も役者魂を見せてくれた。注目すべきは富司純子である。今までのキャリアを投げ捨てての汚れ役、あの啖呵!素晴らしい、と思っていたら、それこそあの時代、一世を風靡した緋牡丹お竜の再現だった。でも素晴らしい。物語はワンパターンだけど、時代背景を丁寧に描いてくれたこと。俳優たちが本物をみせてくれた。力作である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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はじめまして。こんばんは。
とても気になっている「フラガール」の話題でしたので 足をとめさせていただきました。 「役者魂」、ほんとうに唸らされることってありますよね。 そうですか、松雪さんはそんなに素晴らしいとこを 魅せてくれるのですね。 益々観たくなってきました。 (2006年10月08日 22時51分26秒)
啖呵カッコよかったですね~♪他の人のところでもつい書き込んだのですが、「お風呂になぐりこみ」が私としては一番気合が入りました!感情移入もいいとこです。。登場する女性がみんな輝いて見えましたね・・・
(2006年10月08日 23時23分50秒)
ひろみmanbowさん
>はじめまして。こんばんは。 >とても気になっている「フラガール」の話題でしたので >足をとめさせていただきました。 >「役者魂」、ほんとうに唸らされることってありますよね。 >そうですか、松雪さんはそんなに素晴らしいとこを >魅せてくれるのですね。 >益々観たくなってきました。 ----- 今年の邦画ベストテンの中には入ると思います。見ておくべき作品だと思います。 (2006年10月08日 23時49分34秒)
つるひめ2004さん
>啖呵カッコよかったですね~♪他の人のところでもつい書き込んだのですが、「お風呂になぐりこみ」が私としては一番気合が入りました!感情移入もいいとこです。。登場する女性がみんな輝いて見えましたね・・・ ----- 松雪さん、むかしの結婚離婚のどたばたの頃のイメージが強くて好きな女優ではなかったのですが、女はやるときはやるのだ、ということを体張って見せてくれました。ところで風呂場ではどのくらい本当に見たのでしょうか(^_^;) (2006年10月08日 23時53分59秒)
初めまして、達也です。
『フラガール』、ホントにいい映画でした。 難波の新設TOHOシネマズなんばで 観たのですが、帰りに買った パンフレットめちゃ豪華で、 細部に至るまで、いい作りです。 ブログにアップしましたので、 もし買い忘れていたら、ぜひご覧ください。 あの感動が蘇ります。 そしてまた、ウルルン。 P.S トラバさせてくださいね。 (2006年10月09日 00時06分46秒)
私もみました。とてもよかったです。フラッとフラガールを みたなんて 気安く 期待もしないで みたのですが びっくり たまげました。みんないい演技でしたねぇ。アカデミー賞に期待したい、アメリカで上映決定させたい。
(2006年10月09日 14時34分18秒)
プログラムによれば、この時代は、前年に開始したベトナム戦争で、アメリカ軍による北爆が2月に開始され、インド、パキスタン戦争が9月に始まった年、だそうです。日本人の平均寿命が男67歳、女72歳だったそうです。高校に通っていた紀美子、進学しないで爪の中を真っ黒にして選炭婦として働いていた早苗。この年、高校進学率が70%を越え、大学、短大の学生数が100万を突破した年、って書いてありました。
早苗役の徳永えりちゃん、ファッション雑誌のモデルさんだっただけあって、ぼろを着てボタ山の下に立っていても、可愛かったですね。 頑張れば未来が切り開けた、幸せな時代だったのかも。松雪泰子のプロ根性、すばらしかったですね。 (2006年10月09日 14時35分27秒)
TATSUYAさん
>初めまして、達也です。 > >『フラガール』、ホントにいい映画でした。 >難波の新設TOHOシネマズなんばで >観たのですが、帰りに買った >パンフレットめちゃ豪華で、 >細部に至るまで、いい作りです。 >ブログにアップしましたので、 >もし買い忘れていたら、ぜひご覧ください。 >あの感動が蘇ります。 >そしてまた、ウルルン。 > >P.S トラバさせてくださいね。 ----- コメントありがとうございました。 TBはいらなかったみたいです。たぶん楽天と相性が悪いせいだと思います。時々あるんですよ。これに懲りずにまたコメントくださいね。 (2006年10月09日 23時17分53秒)
みみ1963さん
> 私もみました。とてもよかったです。フラッとフラガールを みたなんて 気安く 期待もしないで みたのですが びっくり たまげました。みんないい演技でしたねぇ。アカデミー賞に期待したい、アメリカで上映決定させたい。 ----- そうですね。アメリカで上映されて、ヒットするとうれしいですね。でもずーずー弁の妙はちょっとわかりにくいか‥‥‥。 (2006年10月09日 23時20分06秒)
薔薇豪城さん
>プログラムによれば、この時代は、前年に開始したベトナム戦争で、アメリカ軍による北爆が2月に開始され、インド、パキスタン戦争が9月に始まった年、だそうです。日本人の平均寿命が男67歳、女72歳だったそうです。高校に通っていた紀美子、進学しないで爪の中を真っ黒にして選炭婦として働いていた早苗。この年、高校進学率が70%を越え、大学、短大の学生数が100万を突破した年、って書いてありました。 > 早苗役の徳永えりちゃん、ファッション雑誌のモデルさんだっただけあって、ぼろを着てボタ山の下に立っていても、可愛かったですね。 > 頑張れば未来が切り開けた、幸せな時代だったのかも。松雪泰子のプロ根性、すばらしかったですね。 ----- 昨日、映画サークルで「お話シネマ」してきたのですが、見た三人はいつも辛口評論家なのですが、三人とも褒めていました。揃うのは珍しいことです。 ただし、一人は「泣かそう、泣かそうむというあざとさも見られた。ということも言っていました。まあ、私もそれには賛成するところがあります。大絶賛しない所以です。 40年当時、水島の工業地帯では、池田炭鉱から流れてきた労働者が多かったということです。彼らは炭鉱堀のことしか出来ませんから、水島では単なる下請け労働者です。政府の方針転換によって大リストラされた彼らに今の時代を読み取ることも出来るのかもしれません。 (2006年10月09日 23時28分36秒)
この監督は藤純子ファンなのかもしれませんね。
トラックバックをさせていただきます。 (2006年10月12日 00時17分46秒)
いきなりいくつもTBしてどうもです。
今まで何度かお邪魔させてもらったのですが どうもTB送信がうまくいかなかったもので・・・。 突然いくつものレビューに足跡を残して帰ることも あろうかと思いますがご了承くださいませ。 また遊びに来てくださいね。 (2006年10月14日 10時40分20秒)
Agehaさん
TBできるようになったんですね。よかったです。実はこの間、PCが壊れて、すべての設定がまっさらになりました。私のほうの設定で何か不具合があったのかもしれません。これからもよろしくお願いします。 (2006年10月14日 10時57分00秒)
はじめまして。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。 映画「フラガール」もとりあげました。 http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611 (2006年10月20日 19時25分32秒)
kemukemuさん
>はじめまして。 >大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。 >映画「フラガール」もとりあげました。 > >http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611 ----- 写真専門ブログかと思いきや、わりと本格的な映画評も書いているんですね。 コメントありがとうございました。 (2006年10月21日 09時05分42秒) |
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