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再出発日記

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2006年10月12日
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テーマ:韓国!(16879)
カテゴリ:韓国旅行記
6日目 9月3日(日)

安東民俗博物館と時代劇のセットを見る
安東ダムで沈んだ村の民俗地を中心に展示している民俗博物館を見る。そこに行くのにこの旅で初めてタクシーを使った。観光案内所の人がそのほうが効率的だといったからである。おかげで新しい出会いがあった。

韓国の民俗は確かに日本と大きく違うのであるが、たとえば安産を祈るために男根を模した石に祈るところなんかは日本の民俗と同じである。しかし、霊柩車の豪華なところは目を見張った。両班(ヤオハン)での裁判を模した遊びはその後の民族解放運動の萌芽を見るようで面白い。

P1010201.JPG   P1010219.JPG

KBSのドラマセットを見に行く。なるほど本格的なセットだ。こうやって次々と時代劇が作られるんだね。

民俗展示を食べる
昼食は近くの食堂へ。この地方の名物でホッゼサパブというのを食べる。祭祀食と同じような材料で作った山菜きのこ中心の辛くないビビンバだ。副菜が豪華。本来は祭祀のときに食べるおかずを再現しているらしい。煮魚、干し牛肉、ゆで卵、そしてウリや紫蘇、おから、山菜で作ったパジャン(韓国風お好み焼き)などの他に、豆やキムチやこんにゃくなどの小皿がずらりと並ぶ。食べる民俗展示である。
P1010240.JPG

タクシーの相乗りとは
帰りもタクシーを使おうとすると、約束があるから他の人も一緒に乗せていくと言う。韓国のタクシーは模範タクシー以外はこのような相乗りをする場合がある。相乗りだからと言って値段が安くなるわけではない。しかも相手が観光客だと分かると、しつこく半日や一日の貸切を進めてくる。だからソウルには割高だけど、模範タクシーがあるのだが、地方にはそんなものはない。この旅、タクシーだけはあまりいい思いをしなかった。ただ、一般タクシーの初乗りは少し前までは1,500wだった。100w=10円時代では、150円だ。生活のためには彼らも仕方ないのかな、と言う気になっていた。けれども今では1,800W=200円だ。今では、彼らに同情はしない。

キム君との出会い
例によって、私が次は安東駅までタクシーで帰り、そこからバスで河回村(ハフェマウル)に行こうとすることを知り、相乗りになった韓国の青年も同じところに行こうとするのを知ると、折半で同じところにいくと安くつくよ、と持ちかけてきた。
「いいや、私はバスで行きます」と断る。実際そのほうが安くつきそうだ。
その会話を聞いて青年は「日本人ですか」と日本語で聞いてきた。

アニメで日本語ぺらぺら?
彼は金(キム)君という。25歳くらいだろうか。背が高く、がっしりした身体の上に面長の優しい目をした青年の顔が乗っている。彼も一週間ほど、全羅道を回って一人旅をしてきたのだと言う。一週間で45万ウォンくらいの予算。私とペース的には同じである。彼もタクシーは断ってバスで行くという。初めて旅の道連れをする相手が出来た。金君は私の言う日本語がほとんど理解できるし、難しい表現は出来ないが、日常会話はばっちりである。ところがこれを独学で習ったらしい。彼はジブリのアニメが好きで、主に映画を見ながらここまで話せるようになったのだ。ホントか!? 好きなアニメは「となりのトトロ」そしてなぜか「思い出ぽろぽろ」。そんなことを話していると、40分のバスの旅があっという間に終わって河回村につく。

仮面ノリは面白い
ここは、村人はそのまま住んでいるのだけど、昔ながらの村のたたずまいは残している処だ。日曜なので、別神グッ仮面ノリの公演をしていた。大変面白かった。そして貴重なものを見させてもらった。
P1010247.JPG  P1010260.JPG
音楽舞踊、あるいは歌舞伎みたいなものかな、と思っていたら、全然違っていた。太鼓や鳴り物に合わせて、いろんな仮面をかぶった登場人物たちが出てくるのだが、セリフあり、掛け合い漫才みたいなもの、観客を引き出してのアドリブありの、見事な娯楽劇なのだ。言葉は分からないけど、しぐさでだいたいの雰囲気と進行は分かる。馬や牛、さまざまな農民、村の有力者や学者が出てくる。主人公は農民である。人生と両班社会に対する風刺を織り交ぜているのだろうな、ということはなんとなく分かる。金君はあとで
「言葉が分かるとさらに面白いです。たとえば、(あほ)の仮面が出てくるでしょ。出てくるだけで笑いが起きるぐらいなんだけど、かれはもう一人のちびの仮面と一緒の時には(あほ)なんだけど、観客を引っ張り出すときには、賢くなっているんだ。(あほ)であって(あほ)でないんだ。」というようなことを言っていた。牛を殺して肝を取り出すような場面も出てくる。牧畜民俗でもある韓国人らしい伝統芸能ではある。

初めての民泊
この村では民泊ができる。普通の農家の母屋の隅の小さい部屋を少し改良してシャワー室と便所を近くにつけているわけである。金君と一緒に泊まることにしたので、半額の15,000wですんだ。

二人で夕食
二人で村をひと通り廻り、夕食は二人なので一人では食べることが出来ない大皿料理を頼んだ。安東チムタク。鶏肉とジャガイモ、ほうれん草とたまねぎ、春雨を一緒くたにして炒め煮た田舎料理である。それとトンドン酒(にごり酒)。これが味わいがあって美味しいんですよね。少し散財したが、楽しいときを過ごした。
P1010286.JPG

3,400(タクシー) 3,000(民俗博物館) 6,000(ホッセザパブ) 2,700(タクシー) 1,400(バス代) 2,000(河回村入村料) 15,000(宿泊代) 15,000(夕食)





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最終更新日  2006年10月13日 02時01分55秒
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