再出発日記

2006/11/13(月)23:58

『父親たちの星条旗』とキャンペーン

教育基本法(31)

昨日は『お話シネマ』の日でした。クリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』は課題作品でして、いろいろと熱のこもった話になって、次の課題の『カポーティ』までは何とか行ったのですが、『トンマッコルへようこそ』は時間切れになってしまいました。 このときふとある方が言ったのです。 『(『父親たちのー』にあるように)アメリカは本当に英雄が好きよね。だからプロパガンダツアーも成立したのかもしれない。日本では、無理なのではないかしら。』 確かにアメリカの英雄好きは日本以上だと思う。でも私は日本でもありうる話だと思った。私は言う。 『いや、日本でもつい最近、英雄に祭り上げられて、勝ち組負け組みキャンペーンに使われて、用が済んだら捨てられた男がいたじゃないですか。』そう、確か選挙にまで出たっけ。時の幹事長は『この人は私の息子です』とまで言ったけ。勝ち組がなぜ悪い?下流に落ちたのはまるで個人の責任であるかのようなキャンペーン。新自由主義の構造を覆い隠すことに一役買ったではないか。 中学生のとき敗戦を迎えた男性の方は、やはりあのような英雄キャンペーンは日本でも起こり得ると言います。 『木口小平は死んでもラッパを離しませんでした、というのを僕らは本気で軍神だと思っていたんだよ。今から考えると馬鹿みたいだけどね。死んだら死後硬直が起きるっちゅうの。でもみんなが英雄だと思うと、そう思っちゃうんだよ。』 つくづく教育というのは大切だ。 教育の目的とはこのような『だまし』を見抜く力を持つことなのではないか。『自分で考える力』 「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」、並びに「都教委包囲首都圏ネットワーク」の渡部さんのMLによると、昨日の「11・12全国集会」は全国連絡会では最大規模で、8000人の参加で大成功したそうです。 「この間の「君が代処分」「いじめ」「未履修」「やらせ」等すべては教基法改悪先取りの行き着く先でした。先取りの破綻でした。破綻は、すでにいろいろなところで、明らかになりつつあるのです。」とのことです。私もそう思います。 前のところで、「15日が山だ」と書きました。もう一歩、沖縄知事選まで持ちこたえよう、といいたい。二階俊博国会対策委員長は「16日採択がぎりぎりだ」という判断をもっいるらしいし、自民党が執念を見せれば、12月15日の国会期日の延長を謀る事も考えられるからである。沖縄知事選に勝てば、息も根をとめられると思う。何か出来ることはないだろうか。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る