4276190 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

再出発日記

PR

フリーページ

カテゴリ

お気に入りブログ

行田古代蓮の里 New! 七詩さん

『日経テクノロジー… New! Mドングリさん

父の麦わら帽子:野… New! 天地 はるなさん

半島国家の混迷 New! マックス爺さん

「暗愚小伝」(9) New! まろ0301さん

カレンダー

2006年12月29日
XML
カテゴリ:邦画(05・06)
監督・脚本 : 市川崑
原作 : 横溝正史
出演 : 石坂浩二 、 松嶋菜々子 、 尾上菊之助 、 富司純子 、 松坂慶子 、 萬田久子
同じ監督がなぜ同じ作品をリメイクしなければならないのか、ずっと考えていた。白黒映画をカラー映画として撮り直す訳ではない。リメイクする理由が見つからない。映画が始まる前はまさか‥‥‥と思いながらもこんな事態も考えていた。CGをふんだんに使って前作品では描くことができなかった実験映像作品にするためではないか、などと。

映画が始まるとだんだんとそんな不安は払拭される。池に浮かぶ足の死体や、菊人形に設える生首でさえ、今の技術ではもっとリアルに作れるはずなのに、作り物めいた生首を採用している。前作とほぼ同じ展開である。最後にどんでん返しがあるのか、とほとんど確信めいて疑っていたが、実はそれもなかった。じゃあ、前作と同じじゃないか、退屈したか、というと、実は全然退屈しなかった。

最後の場面、信州の山をバックにもう老齢に近い石坂浩二の金田一耕助がふいと振り返る。そして暗転。「監督市川崑」と出て、次に黒画面に右端に白く「完」と出る。それで終わりだ。

ああ、そうなのか‥‥‥。

私はそのときやっとこの映画について納得した。
前作と同じように実にテンポのいい作品である。見事な編集である。役者の個性を的確につかみ、緩ませ、締めて、落語のようにここで落ちがあるな、と思ってみてもやはり心地言い。映画職人の真骨頂だろう。職人として市川崑はこの仕事を最後の作品として仕上げて「うん、これでよし」とみんなの前に置きたかったのに違いない。職人としては、恥ずかしい作品が最後になるのを怖れたのだろう。

違っていたらごめんなさい。(すでに次回策が決まっていたりして(^_^;)






最終更新日  2006年12月30日 04時21分00秒
コメント(2) | コメントを書く

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

KUMA0504@ Re[1]:「おにぎりの文化史」古代の食卓(08/23) はんらさんへ 「家で作ることはほとんどな…
はんら@ Re:「おにぎりの文化史」古代の食卓(08/23) >朝鮮半島でも、冷えた米飯を食べる習慣…
KUMA0504@ Re[1]:映画評「日本のいちばん長い日」(08/15) 令和皇太子さんへ コメントの内容ではなく…
令和皇太子@ Re:映画評「日本のいちばん長い日」(08/15) 肝っ玉が小さいお方のようですね。 左翼小…
令和皇太子@ Re:映画評「日本のいちばん長い日」(08/15) 肝っ玉が小さいお方のようですね。 左翼小…
KUMA0504@ Re[5]:奨学金の話(07/17) はんらさんへ コメントありがとうございま…
KUMA0504@ Re[3]:宗教オウムとは何か「悔悟 広瀬健一の手記」(07/20) ももたろうサブライさんへ 正確に言えば「…
はんら@ Re:奨学金の話(07/17) ブログにコメントをありがとうございまし…
KUMA0504@ Re[1]:宗教オウムとは何か「悔悟 広瀬健一の手記」(07/20) 七詩さんへ ともかくビックリしたのは、広…

バックナンバー


Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.