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カテゴリ:憲法
四日の朝日新聞朝刊に、澤地久枝が「憲法60年明るい年にしていくために」と題し投稿している。朝日の社説はほとんどが優等生的で(別の言葉で言えば役立たずで)面白くないのだけど、投稿の中には時々うんうん、とうなずくようなものが在る。
澤地久枝の言葉は別に新しいことを言っているわけではない。けれども新年の言葉としてはもっともふさわしい言葉だと思う。 最近の世相は「戦争前夜の世相と似ているか」という質問をよく受けるという。「人々が口をつぐみ、世の成り行きをうかがって腰を引く、その点では、まったくよく似た世の中がまたしても姿を現した。」とさ澤地は言う。 そして作家は訴える。「国内の民情悪化とその疲弊は避けがたくなった。選挙で議席を失えば、政治家はタダの人。確実に政治は変わる。政治のあまりの悪さ、露骨さに、危機感を持つ市民が全国に生まれた。もうこれ以上の逆コースは認めない。悪法は押し返し、憲法本来の国に戻ろうという市民の意思。悪政はおとなしい市民たちを揺さぶり、無視できない運動を拡大しつつある。希望のタネ、希望の灯は、市民運動によって守られる。」 「市民は自衛する。武器なきたたかいだ。考えて思慮を深め、おのれ一人の思いからはじめて、同じ思いの人とつながる発信。負けることのできない、危うい政治の動きになお、希望をもちつづける熱源は、一人ひとりの心、決意にこそかかっている。「憲法を泣かせるな」を、施行60年目にあたる今年の合言葉にしよう。」 一人ひとりの心を繋げようと思い、私のところで今連歌を始めているのですが、最後の文章の「熱源」を11句目に使わせてもらいました。 「憲法を泣かせるな」文学者の呼びかけに僕らはどう応えるか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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慌てて新聞読みました。
”歴史の犠牲となった死者たちを生かす道は、私たちの掌中にある。” 大岡昇平の「俘虜記」を読んだとき「国体」を残すために原爆の投下を招いたと書かれていたのが衝撃でした。 目を開いて、いい選択をしたいです。 (2007年01月04日 23時55分54秒)
abi.abiさん
コメントありがとうございました。 澤地久枝は五味川純平の「人間の条件」なんかを書くときの資料助手をしながら、自分の考えを確立して来た人なんですよね。そこから冒頭の二人の文学者の話が出てきたのかなあ、と思います。 大岡昇平の「野火」は衝撃でした。たった100Pにも満たない中篇を一年以上かけてやっと読み終えることができたくらい中身の濃いものでした。澤地久枝を突き動かしているものを考えざるを得ません。 (2007年01月05日 00時16分01秒)
「戦争前夜の世相と似ている」からといって、同じように、戦争への道を歩む未来しかないわけではないですね。そうさせない、別の道を拓く力は、市民の中にあるんですよね。あとは、それをどう引き出すか。
未来を変える力があるのに、いまの政治に疑問をもっているのに、恐れからか諦めからか、口を閉ざしてしまう人も多いように思います。でも、これから変わることはできますね。 (2007年01月05日 21時11分25秒)
N.カナエさん
>「戦争前夜の世相と似ている」からといって、同じように、戦争への道を歩む未来しかないわけではないですね。そうさせない、別の道を拓く力は、市民の中にあるんですよね。あとは、それをどう引き出すか。 >未来を変える力があるのに、いまの政治に疑問をもっているのに、恐れからか諦めからか、口を閉ざしてしまう人も多いように思います。でも、これから変わることはできますね。 ----- 歴史は最初は悲劇、次は喜劇で現れる、となると不安倍増のヒトラー顔がチャップリンに見えてきますっ。 (2007年01月06日 02時56分14秒)
安倍晋三 朝鮮人疑惑がある。(巧妙に隠蔽されている模様。)
日本では、小泉や安倍、小沢にすら朝鮮人疑惑があることを、 日本国民は 全く知らない。 ↓ http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/yotoyato.htm 小泉・安倍は朝鮮人 小泉・安倍は朝鮮人 小泉・安倍は朝鮮人 これで、ココまで日本国民をコケにできる説明がつくだろ。 マスコミは電通が情報操作で半流ブームをけしかけ http://freett.com/iu/memo/Chapter-010506.html#010506000000 野党の公明・民主は外国人参政権をけしかけ(朝鮮人の流入) http://freett.com/iu/memo/ 与党の自民は統一協会が支配、トップの小泉・安倍は朝鮮人。 警視庁検察公安は創価学会が支配。 いい加減目を覚ましたら?日本人は。 http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/sinbunterebiiranaiyo.htm (2007年01月15日 05時38分43秒) |
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