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2007年04月08日
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カテゴリ:邦画(07)
選挙、行きました?必ず行きましょう。

原作を読んだのは、2004年12月。「‥‥‥まるで藤沢周平の薄味だ。」と一言で片付けた覚えがある。その頃は藤沢周平氏の作品をほぼ八割方読んだ頃で、私はまだ氏の作品に入れ込んでいた。いや、むしろ欲していた。漆喰の闇の底から見える微かな明け方の光に大きく癒されていた。それと比べると、ここで描かれる茜空のなんと甘ちゃんなことか、としたり顔で思っていた。

今回この映画を見て、こんなあかね空も悪くない、と思った。人にはさまざまな空がある。上方から来た豆腐職人の深川での商売は、その生真面目な仕事も手伝い順調に進む。少しつごうよく話が進みすぎではないか、という気がしないでもない。もちろん不幸も描かれる。しかし、描きたいのしは実は不幸なのではないのだ、ということをこの映画を見てやっと判った。「誠実な仕事をすること」親子二代にわたり、長い長い間それを続けること、そのことの意味を問う作品であったのだ。ストレートに感動できるいい映画だった。
1001475_03.jpg
監督 : 浜本正機 、企画:篠田正浩
出演 : 内野聖陽 、 中谷美紀 、 中村梅雀 、 石橋蓮司 、 岩下志麻

内野聖陽の二役はその意図はぴたりと決まっていたと思う。中谷美紀の八変化の演技は「一皮向けたな」という感じがして大変楽しめた。なにしろ「仕事」と「生活」を描くことがテーマなのだから、美術の仕事は大変重要である。一生懸命やっていたと思う。脚本は素晴らしかった。良くぞあの長編をここまでまとめた、と思う。「とんだ茶番だったな」と片付けたあの場面は原作には無い。企画の篠田正浩は今は監督業は退いて後継の養成に回っているという。いわゆる、映画学校のお手本になるような脚本だった、と思う。もちろん、いい意味です。

ただ、苦言を少々。
CGで江戸の町並みを再現する。一生懸命作っている、という気はする。けれどもどうしてもあそこから先の画面は「絵」なのだ、と感じてしまうという「質」になっている。きれい過ぎるのだ。騙させてくれない、あと少し頑張ってほしかった。それと、中谷美紀の少女時代だけは少し苦しかった。舞台であの演技なら文句無くOKだろうが、映画だとどうだろう。思い切って若い頃は別の役者に置き換える、という手もあったかもしれない。







最終更新日  2007年04月08日 08時04分40秒
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