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カテゴリ:労働
ヘンリーオーツさんがMさんの詩を4月6日の記事の一番最後に以下のように紹介していました。
わたしは茨木のり子の詩に匹敵すると思いました。 残りの人生 人は皆、誰でも幸福になりたい そして苦労などしたくないと思って生きている だが現実の社会は決して甘くない 皆、悩みがあり、苦労がある 楽しい事より苦しい事が多いのが 人生ではないだろうか でも、人は皆、幸福になる 権利があるはずである 私はホームレス者である 私たちホームレス者は人生の 負け犬かもしれない でも私たちホームレス者は多数居る 現実の社会には悪の一面があると思う 今日、政治家のバッチをつけながら私欲のため 罪を犯す人たちが目立つ 私たちは弱者で負け犬かもしれないが むしろ私たちの方がより人間らしいと 私は思う 人は皆、誰でも現在の生活や立場より 少しでも良い生活や立場を願い、そして 祈り、小さな希望を抱いて生きている 私は二ヶ月ほどの現在の生活の中で 人生について色々と悩み、考えた そして自分の過去の人生のわびしさ むなしさに涙を流した ただ、今の私はけっして若いとは 言えない 自分の身体が動き、元気であれば もう一度仕事がしたい できれば調理の仕事がしたい 入れ歯の私は味見をすることも うまくいかないので無理かもしれないが もう一度、包丁人生を生きてみたいと思っている 今の私の楽しみ 否、生き甲斐 と言った方が正しいかもしれない それは文章や詩を書くことである 現にこちらの職員である福島さんに 「青春」そして「桜」という詩を書き 読んでいただいた。 そして「桜」という詩では 心の扉と言うことを伝えたつもりである 時の流れ、また、医学の発展に伴い 高齢者社会になって来た事実 それに伴い社会福祉が重要視されるのが こんにちの社会ではないだろうか とにかく私は働きたい 仕事がしたい 手にしびれがある我が身ではあるが 働いて二人の義姉にお礼をしたい 幼いとき母を失った私には 二人の義姉は時には母にもなってくれた 私の心にはいつも二人の義姉が生きている 加えて耳の悪い私にはなかなか良い仕事に 恵まれないかもしれない それでも「勇気の心」や「挑戦の心」を忘れず 残りの人生を精一杯生きていきたい ヘンリーオーツさん自体も3月16日の日記に書いているように、なかなか大変な状態を続けていたようなのですが、そこで「私の隣のMさんはブルーシートの生活が長かったということですが昼間から原稿用紙に向かって詩を書いています。私は文学は苦手なのですが一瞥しただけで純粋な人であることが解り、一緒にいろんなところへ行っています。」ということでMさんに出会います。わたしもこの詩を一読して「純粋な人」であると思いました。 現代日本の格差社会の問題点とかはまた別の機会に書きます。Mさんの「小さな希望」と安倍さんの考えていることがいかに相反するかも別の機会で書きたいと思う。タダ、タダ、わたし感動した、ということをMさんに伝えたい。 私の最低賃金生活は今日で13日目を迎えました。 いまのところ、使用可能金額29,884円のうち、使用したのは、 食費 13,853円 付き合い、服、趣味 3,180円 交通費2,000円です。 残金は14,031円。残日数は18日。 一日二つの弁当を毎日作っているのですが、飽きが来ているだけでなく、ここ数日の温度上昇で何回かやばいなあ、ということがありました。今日は夕食は冷蔵庫に入れさせてもらっていたら、冷たくてわびしいのなんのって。マックの100円コーヒーで三時間粘って読書するとか、メール会員で半額になったDVDをレンタルするとか、ついにナタリーを映画館で見るのを見逃してしまった、とか涙ぐましい努力をしても日々厳しい状態でだんだんと余裕がなくなって来ています。 私たちは弱者で負け犬かもしれないが むしろ私たちの方がより人間らしいと 私は思う produced by 「13日の水曜日」碧猫さん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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