|
カテゴリ:邦画(07)
去年の「釣りバカ」はぼろくそに書いた。まるで石川県の観光映画になっているみたいだったからだ。その記事を松竹の部長が見て「どこから金が出ようと松竹らしい映画を作ってやろうじゃないか」と発奮したらしい。今度は岡山県で、フィルムコミッションの強い要望で「釣りバカ」が実現した。(もちろん半分は冗談です)
監督 : 朝原雄三 出演 : 西田敏行 、三国連太郎、壇れい、高嶋政伸、星由里子 地元岡山だから、見る目が甘くなっているわけではない。いやあ、昔の寅さん映画のようだった。地元の人間でも倉敷市の海蔵寺の境内からあのような素晴らしい港町が眺められるとは知らない。確かに自治体からお金が出ている以上、少しは岡山の宣伝もしているけれども、石川のようにあからさまではなかったと私は思うのだが、どうだろうか。 嬉しかったのは、三国連太郎が元気だったことだ。最近のやせ細りようで心配していたのだが、今回は出ずっぱりだ。海に出て、ちゃんと釣りもしている。浜ちゃんには悪かったが、今回はスーさんが全ていいところをとっていってしまった。その分はじけるような大笑いがなかったのは残念。まあ、観客層は中年以上が多い。夫婦や友達同士で来ているので、くすくす笑いぐらいでいいのではないだろうか。鯉太郎もなかなかいい味を出すようになった。結局スーさんが社長業を譲ったのはたこ社長ではなくて、集団指導体制のひとりなので、鈴木一之介は会長になったけれども、今までと構造は変わらない。 最後は日本のエーゲ海牛窓で大団円。松竹喜劇らしいひと時をお楽しみください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月28日 00時01分09秒
コメント(0) | コメントを書く
[邦画(07)] カテゴリの最新記事
|
|