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カテゴリ:韓国の旅2
薔薇豪城さんが永六輔の語る旅の五か条を紹介していた。薔薇豪城さんはこういう旅は贅沢だというけれども、貧乏になればなるほどこういう旅にならざるを得ません。独身だから女房は連れて行けないし。
1・旅情報に頼るべからず 2・予定を立てるべからず。 3・荷物を持ち歩くべからず 4・旅は非日常と思うべからず。 5・女房と行くべからず。 永六輔も宮本常一が師匠だといっていました。宮本常一が父親から故郷を離れるときに送られた言葉「旅の10か条」と言うものがあります。(『民俗学の旅』講談社学術文庫 )私もこれを読んで出来るだけ真似したいと思っているのですが、凡人なのでなかなかです。でも高いところは出来るだけ登ろうとしていますし、車窓から見える屋根の形などはいつも気をつけています。韓国では江陵からソウルに向かう途中、一山を越えると屋根の形が綺麗に変わったのが印象的でした。村で屋根の形が統一されているということは、その村の求心力が強いということです。都会に近づくとばらばらになる。 旅の10か条 (1) 汽車に乗ったら窓から外をよく見よ、田や畑に何が植えられているか、育ちがよいかわるいか、村の家が大きいか小さいか、瓦屋根か草葺きか、そういうこともよく見ることだ。・・・ (2) 村でも町でも新しくたずねていったところはかならず高いところへ上ってみよ、そして方向を知り、目立つものを見よ。・・・ (3) 金があったら、その土地の名物や料理はたべておくのがよい。その土地の暮らしの高さがわかるものだ。 (4) 時間のゆとりがあったら、できるだけ歩いてみることだ。いろいろのことを教えられる。 (5) 金というものはもうけるのはそんなにむずかしくない。しかし使うのがむずかしい。それだけは忘れぬように。 (6) 私はおまえを思うように勉強させてやることができない。だからおまえには何も注文しない。・・・しかし身体は大切にせよ。・・・しかし三十すぎたら親のあることを思い出せ。 (7) ただし病気になったり、自分で解決のつかないようなことがあったら、郷里へ戻ってこい、親はいつでも待っている。 (8) これからさきは子が親に孝行する時代ではない。親が子に孝行する時代だ。そうしないと世の中はよくならぬ。 (9) 自分でよいと思ったことはやってみよ、それで失敗したからといって、親は責めはしない。 (10)人の見のこしたものを見るようにせよ。その中にいつも大事なものがあるはずだ。あせることはない。自分のえらんだ道をしっかり歩いていくことだ。 さて、今度の韓国への旅(9/3~10)は事情により、去年の三分の一の期間しか旅できません。超貧乏旅行は一回挑戦したので、今度は単なる身の丈あった貧乏旅行にするつもり。つまり売春宿には泊まらずに普通のモーテルに泊まり、食事も美味しいものを選んで食べる。予算は10万。やはり予定は決めていないのですが、釜山から密陽、蔚山、ソウルにいたり公州によって帰る遺跡と歴史の忙しい旅になるか、南回り統営、晋州をまわるゆっくりした海と食事のコースをとるか、まだ決めかねています。携帯で明日の朝までコメントを確認できるので、皆さんの意見も聞いてみたいと思います。 今日はこれから、深夜バスに乗ります。明日の朝には博多です。韓国に入った後も、途中もしかしたらPC房に寄り途中経過を書くかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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